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アイヌの長老から学ぶ「アイヌの教え」 美容考古学研究所の 定例サロンを6月22日(水)国際文化学園にて無料で開催

学校法人国際文化学園は、毎月末の最終水曜日(※変動する場合あり)に、美容考古学研究所の定例サロンを無料開催しています。今回は、2022年6月22日(水)に開催。テーマは「縄文とアイヌ」です。


浦川 治造さん


北海道には「弥生時代」がなく、縄文時代のあとには続縄文時代が続き、本土とは全く違う文化が7世紀頃まで続いたとする説があります。寒冷地のため、稲作に適さなかったことがその理由の一つといわれています。北海道には縄文時代晩期から、独特の文化が生まれているというのは、他の地域とは異なる雰囲気の、ユニークな土偶や櫛などの遺物から伺うことができます。そして、この独自文化を持った北海道の縄文人が、のちのアイヌ民族の祖となったとする説も存在しています。


大自然と共に生きるアイヌ民族は、あらゆるものに“魂”が宿っていると考え、動物や植物、生活の道具や家、山や湖などの自然と、人間の力が及ばない自然現象のすべてを、カムイ(神)が宿るとして敬い、人間も自然の一部であると考えています。


今回のサロンでは、アイヌの長老・浦川 治造さんをお招きし、アイヌの習俗、考え方、カムイへの思いなどをお話しいただきます。また、特別に「カムイノミ」というカムイ(神)への祈りの儀式も執り行っていただきます。

浦川 治造さんは1938年北海道浦河町生まれ。アイヌ民族のエカシ(長老)として、アイヌの精神性をたたえる儀式を日常の中で続けています。当日は、浦川 治造さんからお借りしたアイヌ装束や、縄文晩期の独特な土偶ヘアを再現した作品も展示いたします。


アイヌ民族衣装


これらを通し、縄文とアイヌとの接点、相違点などを美容考古学にかかわる髪型や化粧を通して考えてみたいと思います。定員に限りがありますので、お早めにお申込みください。


●縄文時代晩期 北海道のユニークな土偶たち

顔つき、髪型が、本土のものとはあきらかに異なっています。


北海道虻田町・高砂遺跡(縄文時代晩期 約3000年前)

北海道七飯町・聖山遺跡(縄文時代晩期 約3000年前)

北海道七飯町・聖山遺跡(縄文時代晩期 約3000年前)


アドバイザー:譽田 亜紀子(文筆家)



【プロフィール】

浦川 治造(うらかわ はるぞう)

1938年、北海道浦河町生まれ。1983年、45歳で上京。1992年、関東地区に住むアイヌとその家族の交流と、アイヌ文化の継承と差別・偏見をなくすことを目的に創られた会「関東ウタリ会」の会長に就任。1996年、東京アイヌ協会を設立。山梨県大月市に、関東圏のウタリや海外からの先住民族との交流や儀式を執り行う場としてポロチセを建設。2002年「アイヌの治造」(著:原田 英志斗)を出版。2005年、千葉県君津市に「カムイミンタラ」をオープン。アイヌの長老「東京アイヌ協会」名誉会長に就任。2008年、「アイヌ式エコロジー生活」(著:さとうち藍)刊行。2011年、半生を追ったドキュメンタリー映画「カムイと生きる」(配給:株式会社サイクロイド)が上映。



【開催日時】※定員に限りがありますので、お早めにお申込みください。

第13回 美容考古学勉強会

日時:2022年6月22日(水) 16:30~

会場:国際文化学園 1号館

費用:無料


▼参加希望の方はこちらより▼

国際文化学園 美容考古学研究所

主任研究員 篠原 博昭

Tel   : 03-6416-5348

Mail  : shinohara@kokusaibunka.ac.jp

Facebook: https://www.facebook.com/kokusaidogu

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