創業90周年に合わせ食品添加物製剤工場を再構築 鳴尾浜工場棟・研究所棟の竣工式を6月25日に開催
2022.06.27 13:00
赤田善株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:赤田 真朗、以下 当社)は、兵庫県西宮市に鳴尾浜工場棟・研究所棟を新設し、6月25日(土)に鳴尾浜センター再構築PJ竣工式を開催しました。これにより、ベーキングパウダーをはじめとする、スタンド印製品の製造拠点として、生産を本格的に開始します。 URL: https://www.akatazen.co.jp/anniversary/
【竣工式について】
竣工式は、設計・施工を行いました株式会社柄谷工務店にご列席いただきました。地元神社よる安全祈願を行い、新たな門出を祝いました。
【鳴尾浜センター再構築PJのコンセプト】
今年に迎えた創業90周年に合わせて、鳴尾浜センター再構築PJを完成しました。次の創業100周年に向け、その時代でも通用する「スタンド印製品」の製造拠点とします。そのため、令和の時代にふさわしい、当社の食品工場総合衛生管理システム「TOSCO(Total Sanitation Control)システム」を導入したモデル工場「令和TOSCO工場」としました。
【鳴尾浜工場棟・研究所棟の特徴】
●建物構造
・鳴尾浜センターは、敷地中央にある幅6mの大通りを挟み、鳴尾浜スタンドセンター(倉庫棟)と、鳴尾浜工場棟・研究所棟にて構成されます。
・大通りが敷地中央にあるため、鳴尾浜スタンドセンター(倉庫棟)と、鳴尾浜工場棟・研究所棟の両方から荷受けが可能となります。
・鳴尾浜工場棟・研究所棟は階高が異なります。工場棟と研究所棟の間のエレベータ、階段室の共有により棟を一体化させる「スキップフロア」としました。
・スキップフロアにて、研究所棟は階段を一往復で上階に移動するのに対し、工場棟は階段を一往復半で上階へ移動することになります。
・エレベータはスキップフロアに対応するように前後両開きとしました。(通常は工場棟が使用します。)
・鳴尾浜工場棟・研究所棟は、ヒト・モノ・空気の動線を効率化するべく、各階のホールを有効活用し、廊下レスとしました。
●ゾーニング
・清潔区、準清潔区、一般区、アレルギー区にゾーニングを実施しました。
・清潔区は緑色、準清潔区は黄色、一般区は灰色、アレルギー区は赤色に、それぞれ床の色別を実施しました。
・アレルギー室を隔離すべく、物理的には同棟内ではありますが、運用上隔離を実現しました。
・アレルギー室へのアレルギー原料搬入ルートを別に設けました。
・アレルギー室の空気を陰圧にしました。
・アレルギー室の手前に、アレルギー室専用の三次更衣室を設置しました。
●空気の動線
・当社TOSCOシステムの設備である「美風人」(簡易型外気処理フィルターユニット)を使い、フィルター処理をしたフレッシュな外気を、屋外と隣接している階段室を経由して建物内に取り込めるようにしました。
・更に、「美風人」と連動させ、フィルター処理をした外気を、階段室にて除湿、温調を行い、各製造室へ送り込むことにしました。
・アレルギー室以外の各製造室は陽圧にし、製造室の空気が研究所棟へ流れ、最後に研究所棟から屋外へ排気されるようにしました。
●危機管理
・敷地侵入口、建物侵入口、工場侵入口にセキュリティカメラを設置しました。
・浸水に備えて、代替の効く原料倉庫を1階に、代替の効かない機器類、機械類は2階以上に設置しました。
・エレベータを2基用意し、どちらか一方が故障しても製造できるようにしました。
●衛生面
・玄関ホールに手洗いシンクを設置しました。
・社員が外服で館内を歩かないように、制服に着替える一次更衣室を玄関ホールに隣接しました。
・お客様に館内用着衣に着替えていただかなくても良いように、商談室、共同開発スペース(通称:ワクワクラボ)、トイレを玄関ホールに隣接しました。
・工場棟の入り口に、工場内作業服に着替える二次更衣室を設け、社員用トイレはこの二次更衣室の外側で最も近い位置に設置しました。
・工場棟の各階につき、製造室の清潔区エリアの入り口にエアーシャワーを設置しました。
・原料は西から搬入し、製品は東から搬出とワンウェイにしました。
・工場内では、原料搬入用エレベータと製品搬出用エレベータを分け、ワンウェイにしまし
た。
●その他
・お客様と共同開発ができるスペース「通称:ワクワクラボ」を設け、普段は会議室や食堂としても使えるようにしました。
・食堂にキッチンおよび喫煙室を併設しました。
・一次更衣室内にシャワー室を設置しました。
【添付写真】
・建物全体写真(道路側から撮影)
鳴尾浜センター外観写真
・建物の内部写真(竣工写真より)
鳴尾浜工場内部写真
・竣工式(神事)の写真
竣工式(神事)
【鳴尾浜センター再構築PJの概要】
名称 :赤田善株式会社 鳴尾浜センター
施設 :鳴尾浜スタンドセンター(倉庫棟)、鳴尾浜工場棟・研究所棟
所在地 :〒663-8142 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目6番53号
敷地面積:2,314.11平方メートル(約700坪)
建築面積:1,202.27平方メートル
延床面積:2,258.53平方メートル
建築概要:鳴尾浜スタンドセンター(倉庫棟) 鉄骨造、地上2階
鳴尾浜工場棟・研究所棟 鉄骨造、地上3階
駐車場 :自動車14台、自転車12台、バイク5台
生産品目:ベーキングパウダーをはじめとする、食品添加物製剤各種
【赤田善株式会社の概要】
社名 : 赤田善株式会社
創業 : 1932年1月
代表者 : 代表取締役社長 赤田 真朗(あかた まさあき)
資本金 : 1,000万円
本社 : 〒540-0021 大阪府大阪市中央区大手通3丁目2番20号
工場 : 〒663-8142 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目6番53号
研究所 : 〒663-8142 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目6番53号
配送センター: 〒663-8142 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目6番53号
事業内容 : 食品添加物製剤の製造業
食品添加物、食品原材料、機能性食品素材の卸売業
食品工場総合衛生管理システム(TOSCOシステム)の提供
この企業のプレスリリース MORE
簡易シェイカーコップ付きのポータブルプロテイン「ProPota(R)」を8月9日よりMakuakeにて先行予約開始!
2023.08.09 10:00
ワインや日本酒などの醸造酒も非加熱でゼリーに 液体タイプのゲル化剤製剤「スタッドメランジュ」発売
2017.08.28 09:30
インスタント食品から薬味袋が消える!?食品封入カプセル「あじの実(R)」に液体調味料なども封入できる新技術を開発
2016.05.11 10:00