六甲ミーツ・アート芸術散歩2022 オープニングイベント ROKKOSAN BON-ODORI開催
六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)は、2022年8月27日(土)から11月23日(水・祝)まで開催する現代アートの展覧会「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」初日に、「ROKKOSAN BON-ODORI」を開催します。
六甲ミーツ・アート芸術散歩は例年9月中旬に開幕する、秋の展覧会でした。今年は開幕を8月27日(土)まで繰り上げ、夏の終わりに始まります。例年よりも早い開幕を盛り上げるため、夏を感じられるオープニングイベントとして「”循環をテーマにした”盆踊り」を実施します。
展覧会会場の1つ「自然体感展望台 六甲枝垂れ(以下 六甲枝垂れ)」は展望スポットというだけではなく、風や水を循環させる設計によって六甲山の四季を色濃く体感できる優れた建築物でもあります。この展望台を櫓に見立て、コリオグラファーの北村成美が鑑賞者を巻き込んで「ROKKOSAN BON-ODORI」を繰り広げます。
北村成美が着用する衣装はファッションの街神戸を代表する企業、株式会社ワールドのグループ企業である株式会社ワールドプロダクションパートナーズが手掛けます。同社はアップサイクルブランド「be released」を2020年からスタートするなど、ファッション業界が抱える余剰在庫や商品廃棄の課題に取り組んでいます。ワールドグループが掲げる「ワールド・ファッション・エコシステム」はファッション業界における“循環の取り組み”です。そこから生み出される衣装を六甲枝垂れで披露することは、ROKKOSAN BON-ODORIにおいて重要な要素の1つです。
さらに、この企画は関西圏の大学生のサポートを受けて運営されます。学生とのワークショップなどを通して、社会課題や表現することについて共に考えます。
また、この取り組みを動画にまとめて8月13日(土)、9月6日(火)(予定)の2回に分けて公式Webサイトで公開します。参加者や鑑賞者にとっては企画の背景にあってハッキリと目には見えない「循環」というテーマの言わば“種明かし”であり、「現代アートを通して社会課題を考える」きっかけになればと考えています。
(1) ROKKOSAN BON-ODORI開催当日スケジュール
開催日:2022年8月27日(土)
時間:17:30~18:00
※雨天延期。
延期の場合は8月27日(土)10:00頃に六甲ミーツ・アート芸術散歩2022公式WebサイトおよびSNSでお知らせします。
※予備日(予定)…2022年9月5日(月)、9月7日(水)
場所:自然体感展望台 六甲枝垂れ(六甲ガーデンテラス内)
料金:六甲ミーツ・アート芸術散歩2022鑑賞パスポートまたはナイトパス付き鑑賞パスポートで入場可能。六甲枝垂れのみの入場料金は、2022年7月15日(金)から11月23日(水・祝)まで、六甲ミーツ・アート芸術散歩2022関連展示「シダレミュージアム」の特別料金として、大人・小人一律500円。※4歳以上は有料。0~3歳は無料。
※安全性を考慮し、施設のキャパシティを超えた場合は入場制限する場合があります。
(2) 自然体感展望台 六甲枝垂れの仕組み
六甲山上の地形や自然条件を綿密にリサーチして設計されたこの展望台は「空気の流れ」がデザインされています。
展望台内部の「1. 氷室(ひむろ)」には冬に「2. 氷棚(ひょうだな)」に張った天然の氷を切り出して貯蔵しています。夏に氷室を開いて風を取り込むと、氷室を通った冷たい風が展望台内部へ送られます。展望台の内部は天然のクーラーで冷やされ真夏でも20℃程度に保たれます。
氷室の氷が融けて3. 融氷水盤に溜まり、気化して水蒸気となります。展望台の中央部は内部の空気を引き上げる形状に設計されてあり、上部から外部へ放出されます。
このような循環システムは通常電力を一切使用せず、まさにsustainableな仕組みと言えます。
(3) 北村成美プロフィール
北村 成美(きたむら しげみ)
なにわのコリオグラファーしげやんこと北村成美。
「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに、国内外で精力的な活動を展開。ソロダンス作品を軸に、音楽家・美術家とのコラボレーション、劇団やダンスカンパニーへの振付、様々な世代・個性の人々を巻き込む大型コミュニティダンス作品などを発表。六甲ミーツ・アート芸術散歩 2017では「しげやんのサウンド・オブ・ミュージック・イン・六甲」で映画「サウンド・オブ・ミュージック」の主人公に扮してパフォーマンスを行った。
(4) 株式会社ワールドプロダクションパートナーズの取り組み
ワールドグループの生産事業を担う株式会社ワールドプロダクションパートナーズでは、ワールドグループのデザインとパターン、縫製技術により、役目を終えた服に新たな価値を付加した商品として販売するアップサイクルブランド「be released」を展開するなど、環境へ配慮しながらファッションを楽しめる取り組みを展開しています。
be released(ビーリリースト)
株式会社ワールドプロダクションパートナーズと株式会社ティンパンアレイの協業によりスタートしたリメイクブランド。2020年春夏より開始。ブランド名には「廃棄となるはずだった服が新たに息を吹き返し、再度マーケットに放たれる」という意味が込められている。
公式Instagram https://bit.ly/3fJDqcL
ROKKOSAN BON-ODORIの衣装は、株式会社ティンパンアレイが運営する古着の買取販売のセレクトショップ「RAGTAG」で買い取り価格が付けられずお客様のご希望に応じて引き取った品物を、ワールドグループ国内工場での縫製や加工技術を用いてリメイクし生まれ変わらせたものです。
※次回のリリースでデザイン画を公開予定です。
(5) ワークショップについて
北村成美と共にROKKOSAN BON-ODORIのパフォーマンスを盛り上げる存在として、関西圏の大学生から有志を募ります。ワークショップでは企画の背景や社会課題について理解を深めながら、使用する音源に歌詞を付けたり、パフォーマンスに使用する“のぼり”や小道具を作成します。
ROKKOSAN BON-ODORI当日は北村成美と共に踊りながら、鑑賞者を踊りの渦に巻き込むよう働きかけるなど様々な役割を担い、「アートを通して何かに気が付くきっかけを作る」ことを体感していただきたいと考えています。
・ワークショップ概要
日時:
A)2022年7月16日(土)9:00~17:00
B)2022年7月30日(土)9:00~17:00
Aは午前中に学生向けガイダンスを行い、午後は北村成美が来山して振付を教えるとともに、使用する楽曲の歌詞の2番を学生と考えます。
Bは終日パフォーマンスに使用する“のぼり”などを制作します。
場所:六甲山観光株式会社 本社会議室
参加者:関西圏の大学生4~5名
(6) 全体スケジュール
7月12日(火)予定 「ROKKOSAN BON-ODORI衣装デザイン発表」リリース
7月16日(土) 第1回ワークショップ開催
7月30日(土) 第2回ワークショップ開催
8月2日(火) 衣装完成
8月4日(木) ROKKOSAN BON-ODORI予行演習開催
8月13日(土) 第1弾動画公開
8月15日(月)予定 「ROKKOSAN BON-ODORI衣装完成・メイキング動画公開」リリース
8月27日(土) ROKKOSAN BON-ODORI開催
(六甲ミーツ・アート芸術散歩2022開幕)
9月5日(月) ROKKOSAN BON-ODORI予備日
9月6日(火)予定 第2弾動画公開
9月7日(水) ROKKOSAN BON-ODORI予備日
『六甲ミーツ・アート芸術散歩2022』開催概要
※2022年6月22日(水)現在の情報です。変更が生じた場合は公式Webサイト( https://www.rokkosan.com/art2022/ )で発表します。
新型コロナウイルス感染症の状況により変更する場合があります。
【会期】
2022年8月27日(土)~11月23日(水・祝)
※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜休業
(月曜祝日の場合は火曜に振替休業)
【開催時間】
10時~17時
※会場により一部異なります。
【会場】
六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅)、
六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)、ROKKO森の音ミュージアム、
六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、自然体感展望台 六甲枝垂(しだ)れ、
兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、グランドホテル 六甲スカイヴィラ、
風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅
※会場は変更になる可能性があります。
【料金】有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」販売
※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)
※鑑賞パスポートで有料会場≪自然体感展望台 六甲枝垂れ、六甲高山植物園、ROKKO森の音ミュージアム、風の教会エリア《六甲山芸術センター(六甲スカイヴィラ別館)》、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)≫にそれぞれ会期中1回の入場(当日は再入場可)が可能です。
※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場への入場と、夜間作品を期間限定で公開する「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。「ひかりの森~夜の芸術散歩~」は9月23日(金・祝)~11月23日(水・祝)の土日祝、17:00~20:00の限定開催となります。ご鑑賞にはナイトパス付鑑賞パスポートまたはナイトパス(大人1,600円 / 小人800円)が必要です。
【主催】六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社
【総合ディレクター/キュレーター】高見澤清隆 インディペンデント・キュレーター
■ 会場とロケーション
「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は、六甲山上の観光施設を主な会場としています。
オープンエアな環境で六甲山の自然とアート作品を楽しみながら、会場となる各施設それぞれの魅力もお楽しみいただけます。各会場は、六甲山上バス(路線バス:有料)の他、徒歩での移動も可能です。
■ 出展アーティスト、展示作品について
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」では、公募によって選出されたアーティストと招待アーティストの作品を展示します。本展は、2010年から毎年開催され、これまで、総勢約430組以上のアーティストが六甲山上で作品の展示を行ってきました。
■ 作品イメージ
六甲山のエリア特性をじっくりと読み込み、自然や景観、歴史を取り入れた作品を各会場に展示します。
1 作田優希《ちゃぶ台会議~地球は今も蒼いのか~》
2021年 六甲ガーデンテラスエリア
2 穂波梅太郎《僕の話》
2021年 六甲高山植物園
3 束芋《オクユク》
2021年 風の教会
4 高(※1)橋匡太≪ひかりの実in SIKIガーデン≫
2021年 ROKKO森の音ミュージアム
写真:村上美都
(※1)高ははしごだか
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/7b78174f90cfe597047b5c8215b3ca41e73bba40.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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