メディコム株式会社の調査 山林を所有する全体の64.9%の山...

メディコム株式会社の調査 山林を所有する全体の64.9%の山主が 貸し出しを利用したいと回答するも、サービス認知は32%に留まる

メディコム株式会社(所在地:大阪府大阪市)が運営する「YAMAKAS」において、インターネット上で山主の山林活用に関するアンケート調査を2022年8月2日に実施いたしました。


今月8月11日は山の日です。

今回のアンケートは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨の祝日を記念して実施いたしました。


109人に対するアンケートの結果、50%超の方が自宅近隣の市区町村に山林を所有しており、44%の方が現地で山林の境界を示すことができると回答。

しかし、山林の状況把握ができる状態にありながら、実際に手入れをされている人は全体の30%程度にとどまっております。

山林の活用に関しては、何かしら活用したいと考えている人は全体の64.9%でしたが、山林を貸し出すサービスの認知度はまだ32%と、高いとは言えない状態でした。



<アンケート結果概要 ※1>

■50%超の方が自宅近隣の市区町村に山林を所有


所有している山林の場所


◯ 所有する山林の場所について教えてください

住んでいる場所と同じ市区町村内・・・41.3%

住んでいる場所の近隣の市区町村・・・15.6%

住んでいる場所と同じ都道府県内・・・13.8%

他都道府県・・・29.4%


昨今は相続により山主が山林の近くに住んでいない状態が増えていると言われています。

しかし今回の調査では、同じ市区町村・近隣の市区町村に住んでいる山主の方が多く、他都道府県に山林があるという方は3割程度にとどまりました。



■44%の方が現地で山林の境界を示すことができる


所有している山林の境界


◯ 所有している森林の場所と境界を知っていますか?

自分で境界の案内ができる・・・17.4%

現地で概ねの境界を示すことができる・・・26.6%

地図で示すことができる・・・11%

地図または現地でこのあたりといえる・・・16.5%

聞き伝えを知っている・・・10.1%

地番だけはわかる・・・9.2%

わからない・・・9.2%


山林の地籍調査や境界確定が進んでいない場所が多いと言われているが、今回の調査では44%の方が現地で概ねの境界を示す、もしくは案内ができると回答。

ただしほぼ同数の42%の方が、所有している山林の場所や境界をほぼ把握していないという回答になっています。



■44%の方が見回り程度の管理も行っていない


所有している山林の管理


◯ 所有している森林の管理について教えてください

林業として保育をしている・・・16.5%

外周の管理程度を実施している・・・14.7%

見回り程度はしている・・・22%

管理していない・・・44%

その他・・・2.8%


1問目の回答で43.2%の方が同じ都道府県内もしくは他の都道府県内に山林があると回答されました。

それとほぼ同数の44%の方が所有している山林の管理ができていないとのことなので、やはり住居と山林の位置関係が遠くなるほどに足は遠のいてしまうようです。



■69.8%の方が、何かしら活用したいと考えている


所有している山林の活用


◯ 所有している山林の活用についてどのように考えていますか?

自分で活用方法を考え、自分で管理・整備を行いたい・・・18.3%

自分で活用方法を考え、他の方に管理・整備をお願いしたい・・・11.9%

貸し出し等で賃料をもらい、自分で管理・整備を行いたい・・・14.7%

貸し出し等で賃料をもらい、他の方に管理・整備をお願いしたい・・・22.9%

山林ではない状態に転用して所有したい・・・3.7%

山林を売却、または他人へ譲渡したい・・・25.7%

その他・・・2.8%


転用・売却希望の方を除くと、69.8%の方が何かしら活用されたいと考えておられます。

また、34%の方が自身での管理を、35.9%の方が管理の委託をしたいと考えている。

山林貸し出しサービスも、利用するサービスによって自己管理・管理委託が分かれるため、自分にマッチしたサービスを選択することが重要となります。



■山林貸し出しサービスの認知は32.1%にとどまる


山林貸し出しサービスを知っているか


◯ 山林を貸し出すサービスがあるのを知っていますか?

知っている・・・32.1%

知らない・・・67.9%


当社を含む山林貸し出しサービスが本格的に動きだしたのは、1年半ほど前からです。

そのためまだまだ認知されていない方も多くいらっしゃいました。


知っている山林貸し出しサービス


◯ 知っているサービスの名前を教えてください。(複数回答可)

YAMAKAS(ヤマカス)・・・23票

forenta・・・19票

レンタリン・・・20票

MOKKI NO MORI・・・22票

その他・・・3票


主要サービスの名前を複数回答可で選んでいただきましたが、どのサービスもほぼ近い票数となりました。

1つのサービスを認知していただくと他のサービスの認知も上がる可能性が高いため、業者同士の横の連携も強めていく必要を感じました。



■64.9%の方が、山林の貸し出しを利用してみたいと考えている


山林貸し出しサービスの利用


◯ 山主として山林を貸し出すサービスを利用してみたいと思いますか?

積極的に利用してみたい・・・10.8%

機会があれば利用してみたい・・・54.1%

あまり興味がない・・・23%

まったく興味がない・・・12.2%


先程の活用に関する項目の意欲の高さと同様に、こちらでも64.9%の方が山林の貸出を行ってみたいと回答してくださっています。

YAMAKASでは前年同月の半年間と直近の半年間を比較しますと、山主からの問い合わせ数が約2倍に増えております。

それも、このような意識を持った方が増えているためだと考えられます。



■メディコム株式会社 木村 コメント

令和元年頃から、林野庁などの省庁から「森林サービス産業」を推進する声が多く上がっております。


https://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/kassei/sangyou.html


その影響もあってか、今回のアンケートでも木材以外の空間利用を行いたいと考えている山主様は多くいらっしゃいました。

しかし、サービスの認知状況はまだ全体の32%とけっして高いと言える数値ではありませんでした。

より多くの方に山への興味関心をもっていただけるよう、全国を対象としたサービスである当社が情報を発信していく必要性を感じました。




■YAMAKASの今後の展開

YAMAKASでは今後各地のイベントへ出展し、より多くの山主・キャンパーへ利用してもらえるよう進めてまいります。


また、自治体や森林組合・林業事業体と協業を進め、山へより多くの人が入ることにより地域経済にお金が回る仕組みづくりを進めてまいります。


地域経済との連携


■YAMAKASとは

新型コロナウイルス感染症の影響で地方の観光関連サービスは打撃を受けておりますが、その中でも伸びているのが「キャンプ」などアウトドアのレジャーです。


一般社団法人日本オートキャンプ協会が出している「オートキャンプ白書2020」によると、2010年から2019年まででキャンプ人口は140万人も増加しており、このコロナ禍でさらにキャンパーは増加傾向にあります。

その中でキャンプスタイルも多種多様になってきており、上級者キャンパーの中には山林を自ら購入しキャンプを楽しむ人も出てきております。


しかし山林は購入後も見回りや間伐といった管理が必要となるため、実際に購入に至っているのはごく一部といえます。

翻って山林を所有する山主側には、山林を相続したが自身は離れた土地に住んでいるために山林の見回り・管理が十分にできていない方もいるという問題があります。

そのために昨今の台風などで土砂崩れや洪水が起きる原因の一端になっています。


メディコム株式会社ではこのような課題を解決するため、ソロキャンパー向け山林レンタルサービス「YAMAKAS」を開始しました。

「YAMAKAS」に登録した中級以上のソロキャンパーに限定して登録山林の一部を貸出。その代金をもって山林の見回り・間伐などをおこなっていただけます。



※1

対象   :インターネット上のサービス利用ユーザー

調査期間 :2022年8月2日

有効回答数:109

※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。



■メディコム株式会社概要

商号 : メディコム株式会社(メディコムカブシキガイシャ)

代表者: 木村 正晴(キムラ マサハル)

所在地: 〒543-0052 大阪府大阪市天王寺区大道3-1-18

Email : info@next-com.biz

HP  : https://next-com.biz/

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