「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11を 8月20日(土)から8月28日(日)まで開催
-江戸後期の琳派、“近代日本画の祖”橋本雅邦と門下・川合玉堂を特集-
2022.08.10 14:15
株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2022年8月20日(土)から8月28日(日)にかけて、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11を共同開催します。会期中は、加島美術(東京 京橋)にて下見会を実施します。
「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11
「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸品まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。2019年に開始して以来、全国の出品者からお預かりした作品を美術愛好家の方々にご紹介するプラットフォームとして多くのお客様からご支持いただき、この度11回目を迎えます。
今回は、古画、近代絵画、洋画、筆跡、工芸品など約420点を出品いたします。特集では、華やかで洗練された画風、斬新な構図などにより国内外で根強い人気を持つ琳派、近代日本画の祖・橋本雅邦とその門下・川合玉堂の作品を取り上げます。また、円山應挙や長澤蘆雪、横山大観、鏑木清方、伊東深水、棟方志功、北大路魯山人、河井寛次郎など著名な作家による名品も必見です。
美術品との暮らしは、私的な空間で繰り返し作品を鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品と対峙する時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジは、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、美術を観るから、美術と暮らすライフスタイルをご提案します。
■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11開催概要
日時 :下見会 :2022年8月20日(土)~8月28日(日)
入札締切日:2022年8月28日(日)18時
開札日 :2022年8月30日(火)
会場 :加島美術
〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2
Tel :03-3276-0700
Fax :03-3276-0701
出品作品数:約420点
アクセス :地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分/
有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分/
都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分/
JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分
アクセス
■下見会について
下見会では、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品が加島美術のギャラリー一面に、ガラスケースなしで展示されます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズを確認し、飾った際のイメージを持つ絶好の機会です。コンディションを十分ご確認いただき、お目当ての作品が決まれば、その場で申込書にご記入・入札いただけます。ぜひ下見会にご来場いただき、お気に入りの1点を見つけていただければ幸いです。
※下見会で常時展示されていない作品もございます。ご希望の作品がありましたら、スタッフまでお申し付けください。
※ご来場になれないお客様で、作品の詳細を知りたい方には、コンディションレポートをご用意しております。お気軽にお問い合わせください。
下見会の様子
■無料カタログ配布中
全出品作品が掲載されたカタログを無料で配布しています。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
→ https://www.meguru-auction.jp/Inquiry/
出品作品は「廻 -MEGURU-」Webサイトからもご覧いただけます!
→ https://www.meguru-auction.jp/item/ (2022年8月上旬公開予定)
■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11の見どころ
●琳派 特集
桃山時代後期に本阿弥光悦や俵屋宗達が興し、江戸中期に尾形光琳・乾山が大成させ、続く酒井抱一、鈴木其一が定着させた一大総合芸術・琳派。日本の伝統美を新しい感性で捉えた華やかで意匠性に富んだ琳派の作品は、日本美術の中でも特に人気があります。今回の特集では、酒井抱一や鈴木其一、池田孤邨、中村芳中など江戸後期の作家を中心に約20点を出品します。琳派では、世襲や直接指導は重視されず、作家の多くが先人に私淑することによって画法を学び、流派を継承してきました。琳派ならではのユニークな着眼点や構図、意匠性にどうぞご着目ください。
酒井抱一「朴の葉虫画賛」
●橋本雅邦と川合玉堂 特集
近代日本画の祖と称され、明治期に岡倉天心が率いる日本画改革運動を支えた橋本雅邦。東京美術学校(現東京藝術大学)で教鞭を執り、横山大観や菱田春草、下村観山など後の日本画壇を代表する作家の育成に力を注ぎました。雅邦に入門した作家の一人に川合玉堂がいます。京都で幸野楳嶺に師事していた玉堂は、内国勧業博覧会で観た雅邦作「龍虎図屏風」に感銘を受けて上京を決意し、雅邦の門を叩きます。師の導きを経て、雅邦が受け継ぐ狩野派と、自らが培った四条派を融合した新しい風景画を完成させます。今回の特集では、雅邦と玉堂の風景画や動物画など約20点を出品します。日本画壇の黎明期を築いた師弟の名品の数々を、どうぞご高覧ください。
橋本雅邦「夏山行旅図」
川合玉堂「春浦駘蕩」
■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.11の ハイライト作品
長澤蘆雪「亀図」
渡邊省亭「秋草蝶図」
竹久夢二「暮笛」
白隠慧鶴「秋葉山大権現」
伊東深水「涼風」
中村岳陵「菊」
東郷青児「塔」
棟方志功「大守護妙黄不動明王尊」
河井寛次郎「三色扁壷」
北大路魯山人「赤呉須雁木文馬上杯」
■「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品も特別展示
下見会期間中、特別企画として「廻 -MEGURU-」のインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」で開催中の第38回オークションの作品を、第2会場にて特別展示いたします。下見会と併せて、どうぞご高覧ください。
※「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品とは異なります。
※「廻 -MEGURU- オンライン」につきましては次ページの「ご参考」を参照ください。
【ご参考】
■「廻 -MEGURU-」とは
「廻 -MEGURU-」とは、「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」を開始し、美術品を安全で、気軽に、便利に取引できるプラットフォームへと進化し続けています。
◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」
下見会を伴う入札型オークションです。2022年より年に4回開催いたします。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会または公式サイトから、オンラインで入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選べる点が特徴です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。
「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ https://www.meguru-auction.jp/saijinotice/
◆「廻 -MEGURU- オンライン」
インターネットで常時開催しているオークションです。毎月1日・15日(※)に新しい出品作品が公開されます。ライブで現在価格を見ながら入札が可能で、ご請求金額の確認、精算まですべての手続きはWebで完結します。また、落札する度、落札金額の3%のポイントが付与され、次回以降の精算から1ポイント=1円でご利用いただけます。
※開催月によって会期が異なる場合があります。2022年8月は、8月10日~31日の1回開催。
「廻 -MEGURU- オンライン」→ https://meguru-online.jp/
■「廻 -MEGURU-」を利用する流れ
「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。
また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。
■「廻 -MEGURU-」を利用するメリット
<美術品を買いたい人のメリット>
メリット1
美術の専門家が厳選した作品だから安心
すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選しています。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。
メリット2
ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!
「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。
また、最低入札価格の価格帯が幅広く、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。
メリット3
いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK
「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでサービスをご利用ください。
美術品の購入に関する詳細は、以下2つのWebサイトをご参照ください。
「廻 -MEGURU- オンライン」→ https://meguru-online.jp/ ※常時開催
「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ https://www.meguru-auction.jp/saijinotice/ ※年4回開催
<美術品を売りたい人のメリット>
メリット1
美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!
「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。
メリット2
老舗古美術商による安心の査定・価格設定
東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。
メリット3
面倒な売却手続きを代行!
「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は、ぜひ「廻 -MEGURU-」へのご出品を検討ください。
美術品の出品に関する詳細は以下のWebサイトをご参照ください。
「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ https://www.meguru-auction.jp/shupinnotice/