村田製作所とユビキタス社の資本・業務提携に関するお知らせ
2012.12.11 16:00
株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:村田 恒夫、以下 村田製作所)と株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下 ユビキタス社)は、本日12月11日、両者間の資本・業務提携に関し合意書を締結しましたので、お知らせします。
近年、スマートフォンを始めとしたモバイル・インターネットの普及などを背景に、様々な機器を「どこでもつながる」、すなわち無線通信技術を用いて、様々な機器にインターネット等のネットワークに接続できる機能を付加することに対する需要が高まっており、今後も更にその需要が拡大することが期待・予想されております。
このような社会環境のもと、村田製作所はハードウェアである近距離無線通信モジュール及びそのソフトウェア・サポートの提供会社、ユビキタス社が当該ハードウェア上で稼働する無線通信技術を機器に組入れるミドルウェア等のソフトウェア・サポートの提供会社という役割のもと、複数の案件において商品を提供する等のビジネスを進めて参りました。
今回、近距離無線通信市場におけるより一層の競争力の強化と顧客満足の向上、両社間の協力関係の強化を目的として資本・業務提携を行うこととなりました。業務提携としては、急速に市場が拡大する近距離無線関連の両社の製品及びサービスに関して、相互の顧客・潜在顧客に対する共同提案・販売促進活動や技術・市場動向などに対する共同での検討活動などを通じた新しいビジネスの模索を進めて参ります。なお、業務提携をより強固なものとするために村田製作所はユビキタス社の保有する自己株式を取得する予定です。
■株式会社村田製作所 通信事業本部 コネクティビティ商品事業部
ソリューションサービス部 部長 児堂 義一 様のコメント
「ユビキタス社とは、これまでもUbiquitous Network FrameworkやUbiquitous WPS等の製品を弊社の無線LANモジュールやドライバソフトウェアと組み合わせて、お客様に提供するなどの協業を行って参りました。このたび、業務・資本提携を結ぶことによって、より一層の協力関係の強化をはかり、顧客価値の創造につなげられることを嬉しく思います。今後は、ユビキタス社の小さなコードサイズ、低消費、低リソース、移植性の良さ、といった特徴を持つソフトウェアと、超小型で高信頼性を実現する村田製作所のハードウェア、ソフトウェア技術とを組み合わせて最適化することにより、顧客サービスの向上につながる、より使いやすい近距離無線通信ソリューションに展開できることを期待しています。」
■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 三原 寛司のコメント
「Wi-Fiに代表される近距離無線通信のモジュールメーカーとして、世界でも有数の企業である村田製作所殿と資本・業務提携の運びとなり、大変嬉しく思います。弊社は、創業以来、『小さく・軽く・速い』組込み向けソフトウェア、とりわけ通信関連のソフトウェアを強みとした開発経験と実績を積み上げて参りましたが、村田製作所殿の通信モジュールと組み合わせることにより、様々な機器の無線対応を促進することができ、まさに社名の通り、ユビキタス社会実現の為に更に精進したいと考えております。」
■株式会社ユビキタス(証券コード3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。ユビキタス社の業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信・マイルストーン開示などをご参照ください。
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