2,800人に聞く「リスキリング」調査

仕事探しや仕事に取り組む中で、9割がリスキリングの必要性を実感。身につけたいスキル、上位は「動画編集」「語学」「プログラミング」。ー『エン派遣』ユーザーアンケートー

2022.08.26 18:00

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人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：鈴木孝二）が運営する日本最大級の派遣情報サイト『エン派遣』（https://haken.en-japan.com/）上で「リスキリング」についてアンケート調査を行ない、2,848名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

調査結果　概要

★　仕事探しや仕事に取り組む中で、9割がリスキリングの必要性を実感。実感する瞬間のトップは「新しい仕事への挑戦をする時」。

★　85％が「リスキリングに興味がある」と回答。身につけたいスキル、上位は「動画編集」「語学」「プログラミング」。年代別で異なる順位に。

★　リスキリングの経験者は37％。21％が「経験はないが今後取り組む予定」と回答。

調査結果　詳細

1：仕事探しや仕事に取り組む中で、9割がリスキリングの必要性を実感。実感する瞬間のトップは「新しい仕事への挑戦をする時」。（図1、図2）

「仕事探しや仕事に取り組む中で、リスキリングの必要性を感じることはありますか？」と伺うと、91％が「ある」（ある：58％、ときどきある：33％）と回答。年代問わず約9割の方が必要性を感じると回答する結果になりました。

リスキリングの必要性を感じることが「ある」「ときどきある」と回答した方に、どのような時に感じるかを伺うと、トップ3は「新しい仕事に挑戦する時」（68％）、「スキル不足で応募できない仕事があった時」（58％）、「仕事が決まらない時」（34％）でした。

【図1】仕事探しや仕事に取り組む中で、リスキリングの必要性を感じることはありますか？

【図2】仕事探しや仕事に取り組む中で、リスキリングの必要性を感じることが「ある」「ときどきある」と回答した方に伺います。どのような時に感じますか？（複数回答可）

2：85％が「リスキリングに興味がある」と回答。身につけたいスキル、上位は「動画編集」「語学」「プログラミング」。年代別で異なる順位に。（図3～5）

「リスキリングに興味はありますか？」と伺うと、85%が「ある」（大いにある：38％、ある：47％）と回答しました。あわせて理由を質問すると、上位は「仕事の幅を広げるため」（65%）、「新しい仕事に就くため」（56％）、「待遇の良い仕事に就くため」（47％）でした。具体的な理由も紹介します。

「リスキリングに興味がある」と回答した方に身につけたいスキルを伺うと、トップ3は「動画編集」（36%）、「語学」（35%）、「プログラミング」（34%）でした。年代別では、20代以下の第1位は「動画編集」（48％）、30代の第1位は「WEB制作」（42％）、40代以上の第1位は「語学」（40代：39％、50代：31％）と異なる結果に。また20代以下・30代では第2位の「デザイン」（20代以下：45％、30代：40％）は、40代では26％で第5位、50代以上では19％で第6位と、年代別で差が開きました。

【図3】リスキリングに興味はありますか？

【図4】リスキリングに興味が「大いにある」「ある」と回答した方に伺います。興味を持つ理由は何ですか？（複数回答可）

「仕事の幅を広げるため」と回答した方

・仕事探しをしている際、選べる職種の幅が狭く悩んだため必要だと思った。（24歳女性）

・保育士をしているが、保育士資格しか持っておらず、ほかの分野の仕事にも挑戦してみたいと思うため。（26歳男性）

・今している仕事を、もっと効率よくこなし、付帯する業務の幅を広げたい。副業に役立てたい。（36歳女性）

・現在のパートの時給に満足していないため、スキルを必要とする仕事に就きたい。（42歳女性）

「新しい仕事に就くため」と回答した方

・新しい武器がないと転職が難しい。（23歳男性）

・やってみたいと思った仕事が、有資格者のみの募集だった時に、スキルがあればと感じたため。（27歳女性）

・プログラミングなど新しいスキルを身につけておけば、今とは違う仕事に挑戦できると思うため。（35歳女性）

・現在までに経験してきた業界以外の分野で仕事をしたいと思い、実際に職業訓練で講座を受けている。（46歳女性）

「待遇の良い仕事に就くため」と回答した方

・高度なスキルや資格を持っていれば待遇のよい仕事に就きやすくなるため。（20歳女性）

・より良い条件の仕事を探す時にスキル不足を痛感したため。（39歳女性）

・待遇の良い仕事を見つけたいが、自分のスキルが足りないと選べないため。（47歳女性）

・応募したくても、経験者のみで応募ができない。時給アップの交渉もできるよう、レベルアップしたいため。（49歳男性）

「自信を持つため」と回答した方

・良い求人があってもパソコンが大してできないことや、職務経験がなく不安になり諦めてしまう。（31歳女性）

・「できます！」と自信を持ってアピールできるものが欲しい。在宅ワークで副業がしたい。（36歳女性）

・一から教えていただけない場合に備え、不安な事を少しでも減らしたいため。前もって勉強しておくと安心できる。（45歳男性）

・前職では全般的に「広く浅く」業務を行なっていたため、何でもやってきたつもりだが、転職するときに何もできないのではないかと思ったため。（46歳女性）

【図5】リスキリングに興味が「大いにある」「ある」と回答した方に伺います。身につけたいスキルがあれば教えてください。（複数回答可）

3：リスキリングの経験者は37％。21％が「経験はないが今後取り組む予定」と回答。（図6～8）

リスキリングに取り組んだ経験について伺うと、12％が「現在取り組んでいる」、 25％が「過去に取り組んだ経験がある（今は取り組んでいない）」、21％が「これから取り組む予定がある（今までは取り組んでいない）」、42％が「経験も予定もない」と回答。37％がリスキリングを経験していることが分かりました。

リスキリングに「現在取り組んでいる」と回答した方に、取り組んでいる内容を伺うと、トップは「語学」（27％）でした。年代別では、30代以上のトップは「語学」（30代：28％、40代：23％。50代以上：33％）でしたが、20代以下のトップは「プログラミング」（27％）でした。

リスキリングに「これから取り組む予定がある（今までは取り組んでいない）」と回答した方に、取り組む内容を伺うと、トップは「語学」（32％）でした。年代別では、20代以下のトップは「デザイン」（30％）、30代のトップは「語学」、「動画編集」（それぞれ32％）、40代以上は「語学」（40代：35％、50代以上：30％）でした。

【図6】リスキリングに取り組んだ経験について最も近いものを教えてください。