Fukuoka Smart City Community 防災3カ条の考案やオリジナルペット情報カードを無料配布
市民投票「防災選」1.1万票から1位に選ばれた防災課題、 防災の日(9月1日)に合わせ福岡の地場企業8社がアクション展開
福岡の異業種8社とオブザーバー福岡市による共同事業体「Fukuoka Smart City Community(以下 FSC)」は、多くの市民が課題だと感じている災害時のペットとの避難や備え(ペット防災)について、市民とともに課題を解決するために、会員企業が連携したアクションを2022年9月1日(「防災の日」)より開始することをお知らせいたします。
ペット防災は、FSCが今春実施した“福岡の次の防災アクションを決めるオンライン市民投票「防災選」”で、1.1万票から1位に選ばれた防災課題でした。
FSCは、有識者の監修のもと、市民の行動指針となる「ペット防災の3カ条」を考案。防災意識向上を促すとともに、市民が3カ条に則った備えをできるように、各会員企業がサービスを展開します。また、ペットの情報を市民が記載して持ち歩ける「ペット情報カード」を新たに作成し、無料配布を始めます。
FSC「ペット防災」特設サイト: https://lin.ee/LC5obyC/prmt/lfk/pr
■防災選の概要
今年3月22日から4月22日にかけてFSCが実施した「防災選」は、今後の福岡の防災施策を市民と一緒に考え、FSC会員企業が防災アクションをリードすることで、“福岡みんなで”防災力を高めようという市民参加型のプロジェクトです。参加者はFSCが特設サイトに提起する9つの防災課題「防災候補」の中から、課題と考えるものを選んで投票しました。約11,000票の投票があり、「ペット防災」は1,864票で1位となっていました。
■施策概要
FSCが全国のペット愛好家655人を対象に実施したアンケートによると、ペットの防災については約6割の人が対策をしておらず、その理由の半数以上が「何をしていいかわからない」であることも判明しました。FSCは飼い主の防災意識の向上と行動を促すため、ペット防災に詳しい一般社団法人HUG(熊本市●)代表理事および特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会西日本支部長の冨士岡剛氏を監修に迎え、防災の心構えを「ペット防災3カ条」として考案しました。3カ条は市民の行動指針としてもらうとともに、会員企業が市民の災害への備えに寄り添う施策を進める柱としました。
<ぺット防災3カ条の考案とFSCの取り組み>
【第1条 自分自身をまもる】
災害時、ペットを守るためには飼い主自身の安全の確保が第一です。
今回新設したペット防災特設サイトでは、ユーザー向けに福岡市LINE公式アカウントでハザードマップや自宅近くの避難所(※)を確認できることを紹介しています。
※2019年11月リリース: https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2019/111415
【第2条 備蓄をする】
災害時には、ペット用の支援物資は届くまでに時間がかかる場合があるため、平常時からの備蓄を推奨します。
FSCでは、福岡市主導で毎年実施している福岡市備蓄促進ウィーク(9月1日から9月7日まで)の開始に合わせて、各社の店舗やテナントにてペット用品の備蓄のための啓発施策を実施します。
参考:福岡市備蓄促進ウィーク参画店舗一覧
https://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/bichikusokushinweek.html
【第3条 適正飼育をする】
ペット防災において重要なのは、普段から飼い主自身がペットと暮らすことと真剣に向き合い、大切なペットと一緒に地域社会の一員になっておくことです。
今回考案した3カ条では、ペットの所有者明記や健康管理、しつけなどに加えて災害時の急な出費に備えた積立を推奨しています。
これに合わせ、会員企業である株式会社福岡銀行では、ペット用の積立を推奨する動画「Myつみたてverペット」を公式YouTubeチャンネルにて公開します。
■財布に入れて持ち運べる「ペット情報カード」7,000枚無料配布
FSCでは、今すぐできる防災アクションとして、ペット情報カードをオリジナルで作成しました。ペットと飼い主の情報を記載して持ち運べる名刺サイズのカードで、災害時にペットとはぐれてしまって捜索する際や、飼い主が急な怪我や病気で誰かに飼育を頼まなければならない際に役立ちます。9月1日より、会員企業や関連店舗で市民に無料配布を行います。デザインは文具や雑貨の企画で知られる株式会社ハイタイド(福岡市)が担当し、普及のための配布先店舗としてペットショップ「P2」の運営会社であるピーツー・アンド・アソシエイツ株式会社も協力しています。
■配付場所
※配布先店舗詳細
https://lin.ee/LC5obyC/prmt/lfk/pr
<FSC会員企業にて実施する「ペット防災3カ条」の啓発施策>
■ペット防災アクション開始までのプロセス
<ご参考>
・冨士岡 剛氏
一般社団法人HUG代表理事
特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会西日本支部長
令和3年度福岡市動物の愛護と管理推進協議会委員
令和3年度北九州市動物の愛護と管理に関するあり方検討会構成員
ペット災害危機管理士1級特別講師
熊本地震で環境省支援の同行避難支援プロジェクトで現場責任者を務め、半年にわたる被災者支援を行う。その検証に基づきペット防災セミナーを開催。飼い主へは平常時の適正飼育、自治体、ボランティアに対しては同行避難支援の枠組み作りを訴えている。
・ピーツー・アンド・アソシエイツ株式会社
営業本部所在地:〒811-2233 福岡県糟屋郡志免町別府北4丁目2番5号
「身近なペットやプランツとよりよい関係で暮らすことが、その延長線上にある野生動物や自然を大切に思う気持ち、人と自然が共生する社会環境を育てていく」が企業理念。
・株式会社ハイタイド
本社所在地:福岡県福岡市中央区白金1丁目8番28号
手帳からはじまった福岡発の文具・雑貨メーカー。“満たされるモノづくり”をコンセプトに、日々の暮らしが少し豊かになるような、デザイン性と機能性を併せ持つオリジナルプロダクトを国内外に展開。さまざまなアーティストやクリエイターとのコラボレーションも行う。現在は福岡、渋谷、LA、NYのブルックリンに直営店を構える。
・Fukuoka Smart City Community
名称 : Fukuoka Smart City Community
事務局所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP 博多ビル12F
設立日 : 2020年10月14日
主な事業内容: 市民参加型のスマートシティの実現に向けた、
情報収集、情報共有、相談、イベント開催、
サービス提供・開発及びPRの機会の提供
サイト : https://fukuoka.smartcity-community.jp
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