芸術の秋到来!世界的にも珍しい“都市空間”を舞台にした 屋外型国際フォトフェスティバル。 『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022』 10月開催に向けて全プログラムを発表。
テーマ:「異なるものをつないでみる」、 会期:2022年10月1日(土)~10月30日(日) 森山大道をはじめ、写真の未来を担う次世代アーティスト約100名が参加。 東京駅東側エリアの「余白」を活用し「写真文化」の可能性を発信する。
2022.09.15 16:30
一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(東京都中央区)は、屋外型国際フォトフェスティバル『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022』の各展示・イベントプログラムが決定しましたことをお知らせします。当イベントは、東京駅東側エリアを1つの「展示会場」として行う世界的にも珍しい、“都市空間”で行われるフォトフェスティバルです。今年度は過去最高の「会期30日間」「13会場」にて実施。大型複合施設、文化施設等が集結する東京駅東側エリアを会場として、屋外展示、映像、トーク、体験型展示等、多彩なプログラムを展開。参加アーティストは約100名に及びます。尚、今年度は、作品展示だけでなく、10月の3連休にて「ファミリー向けイベント」も用意。さらに幅広い方々に楽しんでいただきたいと考えています。アートに満ちた東京駅。社会に於ける「写真文化」の更なる可能性を発信します。ぜひ、お楽しみください。
2022年度メインビジュアル
◆ビジョン実現に向けた3つのコンセプト
1. 東京の都市空間をメディアにした『屋外展示』
2. アジアのプラットフォーム『トーク&イベント』
3. 未来を創造する『学生プロジェクト』
※各プログラムの概要は、次項以降をご参照ください。なお本リリース内容は2022年9月15日時点のものであり、今後変更となる場合があります。
◆屋外展示:企画展(1)『The Everyday -魚が水について学ぶ方法-』
スマートフォンが普及しきったいま、写真について考える
多くの人が膨大な写真を「撮影/投稿する側」となり、「写真」を読み解く力はこれまでになく高まっているはず。しかしその一方で、私たちの生活の一部に完全に入り込んだ「写真」は一体なにを映しうるのでしょうか?
企画展『The Everyday -魚が水について学ぶ方法-』
《見どころ》
1. 注目を集めた写真集を展覧会としてスケールアップし再構成。
長沢慎一郎『The Bonin Islanders』(赤々舎、2021)、Deanna Templeton『What She Said』(MACK, 2021)、Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger『Double Take』(2018、各国)がスケールアップして登場。
2. ストレートなデジタル写真を問う3作家、かんのさゆり、新居上実、松田瑞季
3. 「インターネット時代の芸術」を語るに欠かせない国内外の人気作家が夢の競演。
アラム・バートールとニューシナリオは日本初展示。(Aram Bartholl、臼井達也、谷口暁彦、New Scenario)
●会期 : 10/1(土)~10/30(日)
●参加料 : 無料
●会場 : 東京スクエアガーデン、東京ミッドタウン八重洲、
東京建物八重洲ビル、京橋通郵便局、72Gallery、
にのに八重洲仲通りビル
●キュレーター: きりとりめでる/速水惟広
●出展作家 : 長沢慎一郎、Deanna Templeton、Aram Bartholl、
谷口暁彦、松田瑞季、Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger、
かんのさゆり、臼井達也、New Scenario、新居上実
【会場:東京スクエアガーデン】
長沢 慎一郎
1977年東京生まれ。2001年藤井保氏に師事。2006年独立。広告撮影を中心に、自身の制作活動の撮影を手掛ける。2008年、雑誌でみた東京都小笠原、父島の約100年前の先住民の写真に衝撃を受ける。改めて写真のもつ記録性の強さを痛感し「The Bonin Islanders」の制作にとりかかる。2021年、13年の年月を経て写真集を出版。小笠原の先住民の持つアイデンティティを可視化し、現代の見えづらい問題点を提示した。
●場所 :東京スクエアガーデン 1階
●図版作品:長沢慎一郎《The Bonin Islanders》2021
長沢慎一郎《The Bonin Islanders》2021
Deanna Templeton
写真家、1969年生まれ。南カリフォルニア在住。ユースカルチャーや女性のアイデンティティを探求する作品で知られる。これまでに6冊の写真集を出版しており、最新作に「What She Said」(MACK、2021)がある。世界各地の美術館でも多く展示しており、代表的な展示にPier 24 Photography Museum(米国), NRW Forum(ドイツ)、Daelim Museum(韓国)、The Australian Center for Photography,(オーストラリア)The Preus Museum(ノルウェイ)など。彼女の作品はMoMAのパーマネント・コレクションにも収蔵されている。ベルギーのアントワープにあるGallery Fifty Oneが代表を務めている。
●場所 :東京スクエアガーデン 1階/2階
●図版作品:Deanna Templeton《What She Said》2021
Deanna Templeton《What She Said》2021
Aram Bartholl
アラム・バートールは、彫刻への介入や、インスタレーション、行為遂行的ワークショップを用いて、ソーシャルネットワーク、オンラインプラットフォーム、デジタル普及戦略と関連するメディアや公共経済と私たちとの関わりについて疑問を投げかけている。彼は、作品を通して、監視システム、データプライバシー、テクノロジー依存などの社会的なテーマを取上げ、私たちの日常的なデジタルライフにおけるギャップ、矛盾、不条理を物理的環境に転換させることによって表現している。概念的にも技術的にも、YouTubeやInstagram、テレビゲームでユーザーになじみのある美学、コード、コミュニケーション様式を用い、インターネットの論理を利用して意図的な文脈化を行うと同時に、一方では独自の戦略を用いて間接的な批判も行う。
●場所 :東京スクエアガーデン B1階
●図版作品:Aram Bartholl《Dropping The Internet》2014
Aram Bartholl《Dropping The Internet》2014
谷口 暁彦
メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]――ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI.SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。企画展「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」(ICC、2018-2019)にて共同キュレーターを務める。
●場所 :東京スクエアガーデン B1階
●図版作品:谷口暁彦《3つの会話 2022年5月》2022
谷口暁彦《3つの会話 2022年5月》2022
新居 上実
1987年岐阜県生まれ、千葉県在住。主な展覧会に、「とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2021)、「配置」(kanzan gallery、東京、2017)、「フィットネス. Ftness show」(3331 Arts Chiyoda、東京、2016)、「Space on a Plane」(東塔堂、東京、2015)などがある。主な受賞歴に、第11回写真「1_WALL」ファイナリスト、第10回写真「1_WALL」奨励賞(鷹野隆大選)など。
●場所 :東京スクエアガーデン 3F
●図版作品:新居上実《ガラス》2022
新居上実《ガラス》2022
【会場:東京ミッドタウン八重洲】
※「東京ミッドタウン八重洲」は2023年3月にグランドオープン、2022年9月17日に地下1階の13店舗が先行オープンとなります。
松田 瑞季
1990年茨城県生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。近年は夢や仮想空間な どで生じる現実世界との咀嚼やバグなど(再現性が無くアンコントローラブルなもの)をテーマに、Google Earthや編集ソフト、iPhoneを使用して写真や動画の制作を行う。主な受賞歴にIMA next #29 SMARTPHONEショートリスト等。作品以外にファッションを中心とした撮影やMV制作、近年は衣装制作なども行う。
●場所 :東京ミッドタウン八重洲 1階
●図版作品:松田瑞季《SI-WA》2022
松田瑞季《SI-WA》2022
【会場:東京建物八重洲ビル】
Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger
ヨアキム・コーティス(1978年ドイツ生まれ)とエイドリアン・ゾンダーレッガー(1980年スイス生まれ)はスイスをベースに活動するアーティストデュオ。2006年より共同制作を始め、これまでにメトロポリタン美術館(ニューヨーク、米国)、フォルクヴァング美術館(エッセン、ドイツ)、Lianzhou Foto Festival(連州、中国)、C/O Berlin(ベルリン、ドイツ)など、世界各地で展示されている。2018年に著書『Double Take』をThames & Hudson(英国)、Lars Muller Publisher(スイス)、青幻舎(日本)より出版している。
●場所 :東京建物八重洲ビル 本社入り口/小諸そば2階
●図版作品:Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger
《Making of“Nessie”(by Marmaduke Wetherell, 1934)》2013
Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger《Making of“Nessie”(by Marmaduke Wetherell, 1934)》2013
かんのさゆり
写真家、宮城県生まれ。東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース(現 映像学科)卒業。2000年代初頭の大学在学中からデジタルカメラを使用し作品制作を行う。近作では自身の暮らす地方の住宅地を中心に暫定的で仮設的な風景を主なテーマとし撮影を続ける。主な個展に2021年若手アーティスト支援プログラムVoyage「風景の練習 Practing Landscape」塩竈市杉村惇美術館(宮城)、グループ展に2015年の「写真の使用法 新たな批評性へ向けて」東京工芸大学中野キャンパス3号館ギャラリー(東京)がある。
●場所 :東京建物八重洲ビル ステップテラス、
72Gallery(エクスアートビル1階)
●図版作品:かんのさゆり《パレード前夜》2014-
かんのさゆり《パレード前夜》2014‐
【会場:京橋通郵便局】
臼井 達也
1997年東京都生まれ。ECサイト上に表示される商品の参考イメージなど、偶発的で所有権が曖昧なイメージを基に制作活動を行う。Amazonの自社ブランド製品のみで構成するインスタレーション「Amazon Basics」シリーズをはじめ、インターネット上のイメージとオブジェクトの関係性、そしてその範疇から免れることのできない、潜在的にコントロールされた消費行動を観察しながら、今日の既製品芸術やイメージの形式について考察する。
●場所 :京橋郵便局 1階
●図版作品:臼井達也《unattended_delivery》2020-
臼井達也《unattended_delivery》2020-
【会場:72Gallery】
New Scenario
ニューシナリオは、ビジュアルアーティストのポール・バーシュとティルマン・ホーニグが2015年から行っているアート/キュレーションプロジェクト。ポストデジタル時代の新しい展示形式を探求・再定義する為に、物語的、(オフ)サイトスペシフィック、ノン・ホワイトキューブ等、従来の展示空間に縛られないオンライン展覧会を企画・実現させてきた。主なプロジェクトに、第9回ベルリン・ビエンナーレで展示し話題となった、人間のあらゆる体腔を舞台にした「BODY HOLES」(2016年)や、2021年に、廃墟となったチェルノブイリ原子炉周辺の汚染された立ち入り禁止区域にて制作・発表したグループ展「CHERNOBYL PAPERS」など。
●場所 : 72Gallery(エクスアートビル1階)
●図版作品:
New Scenario《Chernobyl Papers》2021
all photos by New Scenario (Paul Barsch & Tilman Hornig), 2021 courtesy by New Scenario
(C) New Scenario and the respective artists, 2021
New Scenario《Chernobyl Papers》2021
◆屋外展示:企画展(2)『Tokyo Dialogue 2022』
【会場:(仮称)TODA BUILDING工事仮囲】
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOが、東京・京橋に120年余り本社を構える戸田建設株式会社と共同で、2022-24年の3年間にかけて実施するプロジェクトです。このプロジェクトでは、毎年、写真家と書き手がペアとなり、京橋を舞台に「写真」と「言葉」で紡ぎだす“対話”を通して、変わりゆく都市の姿を描き出します。本年は、写真家が撮った写真作品に対して、書き手が言葉で応答し両者がコラボレーションした作品を屋外に展示するとともに、作品集を制作・発表します。目に見えない土地の歴史、あるいは変わりつつある街や人々の風景など、様々な観点から都市の姿を自由に解釈し捉えた作家たちの作品を通じて、未来に残る「東京」のドキュメントになればと考えています。
●会期 : 10/1(土)~10/30(日)まで
●参加料 : 無料
●会場 : (仮称)TODA BUILDING工事仮囲
●企画 : 戸田建設株式会社、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
●キュレーター: 小高美穂
●出展作家 : <写真家>伊丹豪×<歌人>穂村弘
<写真家>清水裕貴×<俳人>堀本裕樹
<写真家>木村和平×<詩人>蜂飼耳
企画展『Tokyo Dialogue 2022』
<写真家>
伊丹 豪(いたみ ごう)
1976年徳島県生まれ。主な作品集に『this yea's model』『photocopy』(共にRONDADE)など。2022年11月にはRONDADEから新しい作品集を出版予定。
清水 裕貴(しみず ゆうき)
1984年千葉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。土地の過去や伝説をリサーチしながら風景写真を撮り、物語を立ち上げ表現している。第5回写真「1_WALL」グランプリ受賞。2022年千葉市美術館「とある美術館の夏休み」展参加、PGIにて個展「微睡み硝子」開催。2018年から小説の執筆を開始。新潮社のR-18文学賞大賞受賞。2022年『花盛りの椅子』
(集英社)を出版。
木村 和平(きむら かずへい)
1993年福島県生まれ。ファッションや映画、広告の分野での活動と並行して、作品制作を続けている。第19回写真「1_WALL」審査員奨励賞受賞(姫野希美選)。主な個展に「石と桃」(Roll、2022)、「あたらしい窓」(BOOK AND SONS、2020)、主な写真集に『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。
<書き手>
穂村 弘(ほむら ひろし)
1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌のほかに、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手掛ける。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『水中翼船炎上中』『野良猫を尊敬した日』など。2008年伊藤整文学賞、アルスエレクトロニカ・インタラクティブ部門栄誉賞、2017年講談社エッセイ賞、2018年若山牧水賞他を受賞。
堀本 裕樹(ほりもと ゆうき)
1974年和歌山県生まれ。俳人。俳句結社「蒼海」主宰。二松学舎大学非常勤講師。2022年度「NHK俳句」選者。句集『熊野曼陀羅』で第36回俳人協会新人賞受賞。第二句集『一粟』はじめ、又吉直樹との共著『芸人と俳人』、穂村 弘との共著『短歌と俳句の五十番勝負』、2021年2月に広瀬すず主演でドラマ化された小説『桜木杏、俳句はじめてみました』他、著書多数。
蜂飼 耳(はちかい みみ)
1974年神奈川県生まれ。詩人。立教大学文学部教授。詩集『いまにもうるおっていく陣地』で第5回中原中也賞、詩集『食うものは食われる夜』で第56回芸術選奨新人賞、詩集『顔をあらう水』で第7回鮎川信夫賞受賞。主な著書に、詩集『隠す葉』文集『孔雀の羽の目がみてる』、書評集『朝毎読』、絵本『うきわねこ』(絵/牧野千穂)など。
屋内展示:特別展 森山大道《TOKYO NIGHT CRUISE》
会場 :東京ミッドタウン八重洲 B1
日本を代表する世界的な写真家・森山大道氏が撮影した車窓から見た東京の夜景をスライドプロジェクション形式で上映。新たな東京の玄関口としてオープンする「バスターミナル東京八重洲」を起点に、バスに乗って出かける人、あるいは東京へ訪れる人たちが、それぞれの「東京」の風景を想像できるような展示空間を生み出します。
森山大道《TOKYO NIGHT CRUISE》
●会期 :10/1(土)~10/30(日)
●参加料 :無料
●会場 :東京ミッドタウン八重洲 B1
●展示設計:村山圭
森山 大道(もりやま だいどう)
1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始める。1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。近年では、サンフランシスコ近代美術館(1999年・メトロポリタン美術館、ジャパンソサイエティー(ニューヨーク)巡回)、国立国際美術館(2011年)、テートモダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~13年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award功労賞を受賞(2012年)、フランス政府より芸術文化勲章(2018年)、ハッセルブラッド国際写真賞(2019年)を受賞するなど世界的に高い評価を受けている。
屋内展示:T3 STUDENT PROJECT Grand Prix 受賞作家 × 大丸東京
金田剛 新作展《Ecotone》
会場 :大丸東京店 JR側デジタルサイネージ他
T3 STUDENT PROJECT 2020にてグランプリを受賞した金田剛による新作「Ecotone」をスライドショー形式で発表します。本作は、東京の陸域で撮影されたイメージと地方で撮影された自然の水域のイメージという異なる空間と時間を、なだらかな諧調によって繋ぎ合わせた作品。都会にいながら、どこか遠い自然に流れる時間に対して思いを馳せらせてくれるイメージは、都市の喧噪の中で、ふと立ち止まり、私たちの暮らすこの世界のあるべき姿について考えさせられるかもしれません。尚、本展示企画では、QRコードをスキャンするだけで入手できる大丸東京との「コラボNFT」をプレゼントします。こちらも是非お楽しみください。
●会期 :9/28(水)~10/27(木)
●参加料:無料
●会場 :大丸東京店 JR側デジタルサイネージ他
金田剛 新作展《Ecotone》
金田 剛(かねだつよし)
1997年新潟県生まれ、東京都在住。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士前期課程メディアアート専攻写真メディア領域修了。作品のコンセプトに関連した緻密なリサーチを元に、架空の出来事や物語を写真によって再現し、リアリティーのあるフィクションを追求している。最近の主な展示に浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO ALT(長野/2022年)、KUMA EXHIBITION 2022(ANB TOKYO/2022年)、M(72Gallery/2022年)など。主な受賞歴にART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2022 ノミネート(東京/2022年)、IMA next#28「OTHER HISTORIES」ショートリスト(東京/2022年)、PITCH GRANT ファイナリスト(京都/2022年)、T3 STUDENT PROJECT グランプリ(東京/2020年)、写真新世紀 優秀賞(東京/2020年)などがある。
◆屋外展示:ファミリー向け『PHOTO PARK』
会場 :TOKYO TORCH Park
10月の3連休限定で、子供たちが楽しみながら写真に触れあう事ができる
パークゾーンを開催します。
●会期:10/8(土)~10/10(月・祝)10:00-16:30
●会場:TOKYO TORCH Park
[企画(1)]『DRIVE EXHIBITION』powered by YADOCAR-iドライブ
ネズミになった気分で作品を鑑賞する事ができる、体験型展示です。
「ねずみ」の姿にデコレーションされた自動運転車が巨大な猫の写真作品の間を、走ります。
●参加料 :無料
●参加方法:会場にて先着受付
●出展作家:沖昌之
●対象年齢:小学生以下の方は保護者同伴、乳幼児は抱っこひももしくは
両親の膝上に抱えてのみ乗車可能
●企画協力:東海クラリオン株式会社
沖 昌之《必死すぎるネコ》
猫写真家。インスタフォロワー28万人。1978年、神戸生まれ。アパレルを経て偶然出会った猫「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年、独立。猫の心が見えそうな所作や表情を瞬間的にきりとる。現在、「AERA」「猫びより」「デジタルカメラマガジン」で連載中。2022年 3D巨大猫「新宿東口の猫」で知られるクロス新宿ビルにて写真展「新宿の中心で必死すぎるネコ 写真展」を開催するなど精力的に活動中。
【後のせ自動運転システム「YADOCAR-iドライブ」とは??】
2人乗りから8人乗りのマイクロバスなど、手軽に自動運転へと変えられる「後のせ自動運転システム」です。過疎化が進む地方都市での活性化のための移動手段を想定し、既存車に簡単に組み込めるように設計されています。日本独自の測位衛星みちびきやGPSを利用した測位システムに加え、障害物を検知するためのLiDARセンサー、乗り心地を向上させるため車両の加速度や姿勢などを計測するIMUを搭載し、安全かつ安価なシステムを実現。20km/hの速度での走行と、予め指定されたルートに限定しているため、安全な自動運転システムとなっています。
「YADOCAR-iドライブ」の試運転、PR動画: https://vimeo.com/747903906
『DRIVE EXHIBITION』powered by YADOCAR-iドライブ
[企画(2)]『写真釣り/Photo Fishing』
芝生を池に見立てた空間で「魚釣り」ならぬ「写真釣り」に参加できます。どこかノスタルジックな色合いをした不思議な魚を釣り上げた子供たちが、手にするのは「東京駅周辺の観光写真」。江戸から東京の歴史を感じられる特別な「写真魚」を手に入れることができます。
●参加料 :無料
●参加方法:会場にて先着受付
野村 浩《写真釣り/Photo Fishing》
野村浩/美術家 1995年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。在学中から写真を中心にメディアを横断する作品を発表し続けている。近年では写真とカメラにまつわる“写真論”コミック本「CAMERAer」(2019年/go passion)を上梓。ゲストキュレーターとして平成30年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展「暗くて明るいカメラーの部屋」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、その後中国・成都のA4 Art Museumにて巡回展。主な著書に「EYES」(2007年/赤々舎)「Slash」(2010年/N/T WORKS)など。第31回写真の会賞(2019年)受賞。
『写真釣り/Photo Fishing』
◆アジアのプラットフォーム『トーク&イベント』
【会場:東京スクエアガーデン】
[企画(1)]『国内外24名の写真家が出演する三夜連続のスライドイベントを開催!』
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOが本年よりスタートする新企画が「プロジェクションナイト」です。三夜にわたり、異なるキュレーターがセレクトした写真家が登壇、スライドショーを上映するプロジェクションイベントを開催します。
●会期 :10/8(土)~10/10(月・祝)
●会場 :シティラボ東京(東京スクエアガーデン 6階)
●参加料:無料(先着順、要事前申込)
10/8(土)curated by 『LONG SEASON』(池谷修一)
●出展者: 柏田テツヲ、木邑旭宗、GOTO AKI、嶌村吉祥丸、東海林広太、田口るり子、田中大輔、名越啓介、蓮井元彦、松岡一哲、水島貴大、ヨシノハナ
10/9(日)curated by 雑誌『写真』(村上仁一・圓谷真唯)
●出展者:横田大輔、細倉真弓、須藤絢乃、金村 修、松下律子、千賀健史、大西みつぐ、宇佐美雅浩、小野啓
10/10(月・祝)curated by『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』(速水惟広)
●出展者:Wei-I Lee(Voice of Photography)、Kim Jeong Eun(IANN)、Yanyou(Jiazazhi)、New Scenario、Jojakim Cortis
[企画(2)]『フォトマーケット』
フェスティバルの招待作家だけではなく、創作活動を行う多くの写真家を紹介するため写真集やZINE、写真雑貨などの販売や交流の機会をつくっています。2021年からは写真を学べる専門学校や大学も参加しています。
●会期 : 10/9(日)、10/10(月・祝) 11:00-17:30
●会場 : 東京スクエアガーデン 1階貫通通路
●参加料: 無料
●出展者: 約45ブースが出展
※出展社の詳細はHPにて発表
【会場:TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY】
[企画(3)] 『シンポジウム〈写真と評論〉』
写真にまつわる批評や評論を考える場を作ります。世代の異なる写真評論家同士がペアとなり、それぞれの写真観をインタビューしていただきます。
●会期 : 10/23(日)
●会場 : TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY 1階
●参加料 : 無料(オンライン配信あり)
●申込方法: ※申込方法は9月末頃HPにて発表
●出演者 : (1)鳥原学 インタビュアー :小林美香
(2)小林美香 インタビュアー :調文明
(3)調文明 インタビュアー :打林俊
(4)打林俊 インタビュアー :きりとりめでる
(5)きりとりめでる インタビュアー:鳥原学
【会場:東京駅東側エリア 各開催会場】
[企画(4)]QRコードスキャンで参加できる2つの『デジタルスタンプラリー』
(1)各展示会場で集めてもらえる『景品』
各展示会場に設置された「QRコード」をスキャンすると「デジタルスタンプ」が手に入ります。集めたスタンプ個数に応じて「オリジナルグッズ」をプレゼント。全てのスタンプを集めた方には「スペシャルグッズ」もプレゼントします。
●会期 : 10/1(土)~10/30(日)
●会場 : 東京駅東側エリア 各開催会場
●参加料 : 無料
●参加方法 : スマートフォンがあれば参加可
●景品受け渡し: 72gallery受付
(2)展示&イベントに参加するともらえる『NFT』
各展示やイベントに参加すると、その場に訪れた「参加の証」として「NFT」をプレゼントします。
暗号通貨などに詳しくなくても大丈夫です。QRコードをスキャンすれば、スタンプラリーのようにNFTを集めていくことができます。メタマスク(無料の暗号通貨のお財布)を作れば、手に入れたNFTをイベント後も保持することが可能。各NFTには展示作家の情報やSNSアカウントなどが掲載されており、フェスティバル後に見返すことで、展示を通じて出会った作家をフォローしたり、情報を検索する事ができます。初めてのNFT体験を、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOでスタートしてみてください。
●会期 : 10/1(土)~10/30(日)
●会場 : 東京駅東側エリア 各開催会場
●参加料 : 無料
●参加方法: スマートフォンがあれば参加可
【会場:オンライン】
[企画(5)]『トークイベント』
ビジネスエリアとして知られる東京駅東側エリアに「アーティスティックインターベンション」を起こす事をテーマに写真家を含む様々なジャンルの専門家(建築家、哲学者、社会学者、編集者など)がクロストーク。アート作品やアートシンキングに興味のある人が誰でも参加可能なトークイベントを開催します。
●会期 : 10/1(土)~10/30(日)
●会場 : オンライン
●参加料 : 無料/要事前申し込み
●申込方法: ※申込方法は9月末頃HPにて発表
●参加方法: Zoom
●出展者 : (1)長沢慎一郎×大石始
(2)かんのさおり×平井政俊×きりとりめでる
(3)臼井達也×山野弘樹
(4)谷口暁彦×岩城進之介
◆未来を創造する『学生プロジェクト』
同時代に写真を学ぶ学生たちが一堂に会することで、交流を深め、お互いに刺激を与え合う機会になればと企画しています。また、海外のレビュアーに作品を見てもらうことで、自分自身の作品を異なる視点から見つめる機会となり、海外へご自身の作品を発信していくステップになることを願って開催しています。
写真を学ぶ全国の美術大学・専門学校から選抜された学生の写真作品は、特設サイトでもご覧いただけます。
【会場:東京駅八重洲口グランルーフ】
[企画(1)]『T3 Student Gallery 2022』
13の美術大学・専門学校から選ばれた各校代表の学生たちが、作品を展示。これからの時代を担っていく世代たちが今、何を見つめ、どんな作品をつくっているのか、是非ご覧ください。
●会期 :10/1(土)~10/30(日)
●会場 :東京駅八重洲口グランルーフ B1階通路
●参加料:無料
●参加校:大阪芸術大学、京都芸術大学、女子美術大学、多摩美術大学、
東京藝術大学、東京工芸大学、東京綜合写真専門学校、
東京ビジュアルアーツ、日本大学芸術学部写真学科、
日本写真映像専門学校、日本写真芸術専門学校、
ビジュアルアーツ専門学校大阪、武蔵野美術大学
[企画(2)]『T3 STUDENT PROJECT 公開講座』
大阪芸術大学、日本大学芸術学部写真学科、京都芸術大学、日本写真芸術専門学校による4つの「特別授業」を公開。高校生から大人まで、写真や美術教育に興味がある人なら誰でも参加可能な学びの場を提供します。リアルもしくはオンラインにて参加が可能です。
●会期 : 10/15(土)、10/16(日)
●会場 : オンライン/オフライン
※オンラインの参加方法は「Zoom」、
オフライン会場は「TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY」です
●参加料 : 無料/要事前申し込み
●申込方法: ※申込方法は9月末頃HPにて発表
<10/15(土)>
大阪芸術大学特別講座「海外でフォトグラファーとして生き延びる方法」 by 本田晋一
日本大学芸術学部写真学科特別講座「ダミーブック制作から考える写真編集」by 鈴木麻弓
<10/16(日)>
日本写真芸術専門学校特別講座
「まなざし」と「光」の表現 - 新しい写真表現をめぐる挑戦とは - by 田凱&調文明
京都芸術大学特別講座「京都から考える - 写真・映像・現代美術」by 高橋耕平&多和田有希
[企画(3)]『T3 STUDENT PROJECT 公開オンラインレビュー』
公開オンラインレビューは、写真教育に携わる海外のレビュアーに審査してもらうことで、作品に対してストレートな言葉を受け取れる機会にもなっています。日本で評価されなかった作品が海外で評価を受ける場合もあるし、その逆もあるでしょう。さまざまな価値観のもと評価される作品があることを知ることができるのも、本企画の面白さのひとつです。また、海外レビュアーより最も高い評価を得た学生には「グランプリ」として「72Gallery」での個展開催権利を授与します。
●会期 : 10/30(日)
●会場 : オンライン
●参加料 : 無料/要事前申し込み
●申込方法: ※申込方法は9月末頃HPにて発表
●参加方法: Zoom
●参加校 : 大阪芸術大学、京都芸術大学、女子美術大学、
多摩美術大学、東京藝術大学、東京工芸大学、
東京綜合写真専門学校、東京ビジュアルアーツ、
日本大学芸術学部写真学科、日本写真映像専門学校、
日本写真芸術専門学校、ビジュアルアーツ専門学校大阪
武蔵野美術大学
●審査員 : 高岩(中国/天津美術学院写真芸術学科)、
沈 昭良(台湾/台湾芸術大学)、
ソフィ・リケット(英国/ロンドン芸術大学)、
ユン・ジョンミ(韓国/弘益大学)
◆『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022』会場マップ
場所:東京駅東側エリア(日本橋・八重洲・京橋)全13会場
『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022』会場マップ
◆『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022』開催概要
正式名称 : T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022
開催趣旨 : T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは、
「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」をビジョンに、
(1)写真展、(2)トーク&イベント、(3)学生プロジェクトの
3つを柱に展開するフォトフェスティバルです。
2015年に前身となる「東京国際写真祭」を
大田区城南島で開催したのち、
2017年に東京初の屋外国際写真祭として
上野公園にて第1回を開催しました。
2020年からは、東京駅・東側エリア(八重洲、日本橋、京橋)の
公開空地等を使った都市型屋外写真祭として実施。
都市の余白をメディアとして捉え、
写真家による作品展示や新たな人の
交流を生み出すイベントを展開し、
都市空間の新たな解釈と写真の可能性に挑戦します。
会期 : 2022年10月1日(土)~30日(日)
場所 : 東京駅東側エリア(日本橋・八重洲・京橋)全13会場
東京駅八重洲口グランルーフ1F、
東京駅八重洲口グランルーフB1、大丸東京店、
東京ミッドタウン八重洲、八重洲ブックセンター、
東京スクエアガーデン、京橋通郵便局、72Gallery、
(仮称)TODA BUILDING工事仮囲、東京建物八重洲ビル、
にのに八重洲仲通りビル、TOKYO TORCH Park
入場 : 無料
主催 : 一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管 : 株式会社シー・エム・エス
企画 : T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
制作パートナー: 株式会社POD
特別協賛 : TOKYO SQUARE GARDEN、東京ミッドタウン八重洲、
東京建物株式会社、戸田建設株式会社、株式会社ゆめみ
協賛 : 一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、
東海クラリオン株式会社、中央日本土地建物株式会社、
大丸東京店、アクセンチュア芸術部
協力 : 東京地下鉄株式会社、三菱地所株式会社、
ブラザー販売株式会社、京橋通郵便局、
株式会社八重洲ブックセンター、株式会社ブリヂストン、
FLAT LABO(株式会社アマナ)、株式会社写真弘社
後援 : 米国大使館、在日スイス大使館、ドイツ連邦共和国大使館
助成 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
【芸術文化魅力創出助成】
ウェブサイト: https://t3photo.tokyo/
note : https://note.com/t3photo_tokyo
Twitter : https://twitter.com/t3photofest
Instagram : https://www.instagram.com/t3photofestivaltokyo/
Facebook : https://www.facebook.com/t3photo.tokyo/
※新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら実施いたします。
※実施内容等につきましては、新型コロナウイルスの感染状況や諸般の事情により、予告なく変更または中止する場合がございます。変更が生じる場合は、公式ウェブサイトや公式SNS等で改めてお知らせいたします。
※開催についての詳細や、参加アーティスト情報などについては、今後随時発表予定です。最新情報は順次、公式ウェブサイトや公式SNSにて発表してまいりますので、是非ご注目ください。