年間約420億個廃棄される卵の殻から生まれた紙を使用 環境問題に本気で取り組んだ リングレスカレンダー2023年版が本格始動
東京紙器株式会社(本社:埼玉県新座市、代表取締役:山田 俊英)は、2022年9月20日(火)より卵の殻を再利用した紙(CaMISHELL)を使用し、プラスチックのリングを撤廃したリングレスカレンダー2023年版の製作・販売をスタートします。
徹底したプラスチックフリーとカーボンオフセットを実現するため、来年度版はCaMISHELL版を主軸とした製品ラインアップとなり、更なる改良でよりお求めやすくなりました。
◆年間約420億個廃棄される卵の殻から生まれた紙を使用、
通常の紙と比べて約18%以上温室効果ガス排出量を削減
卵は年間260万トン作られていますが(個数で言うと約420億個)その殻はその後どうなっているのかご存じでしょうか。
実は卵の殻はほとんど再利用されることなくゴミとして焼却処分されています。卵の殻はカルシウムを豊富に含んでいるので、一部は飼料などに再利用されるのですが、経済的にみて廃棄するほうが効率が良いため、年間約26万トンが産業廃棄物として処理されているのが現状です。
紙は、木材チップや古紙から繊維を取り出してパルプを製造し、その後パルプを抄紙するという流れで作られますが、その生産工程では出来上がる紙の重さ以上のCO2が発生しています。CaMISHELLは卵の殻をパルプと混ぜ合わせて作成するため、その分木材パルプ使用量を削減でき、さらに先述の卵の殻を産廃処理する際のCO2も発生しなくなるため、通常の紙と比べて約18%以上も温室効果ガス排出量を減らすことができるのです。
しかも使っているパルプはFSC認証を取得しているので、品質や適切な森林管理が共に担保された製品となっています。
印刷や加工に適している紙で、マットコート紙と比べても品質に遜色ありません。
リングレスカレンダーではこの環境効果の高い紙をメインの玉紙として採用しております。
(特に希望があれば、通常のマットコート紙でも作成可能)
「CaMISHELL詳細」
https://www.tokyo-shiki.co.jp/archives/3805
◆リングレスにすることでプラスチック原料を削減。
卓上カレンダー1部あたり(封入袋含む)およそ6g(レジ袋1枚分に相当)を削減
一般的な卓上カレンダー1部に使われるプラスチック量は4gと言われます。また、OPP袋の重量は約2.2g。1部当たり6gのプラスチックが使われている計算です。これは2020年に有料化されたことで話題になったレジ袋1枚分と同じくらいの重量になります。
リングレスカレンダーは文字通りこのプラスチックリングを全廃する目的から開発された商品です。
リングの代わりに当社の付箋加工技術や印刷物加工技術を応用した方法により、完全なリングレスを実現しています。
リングはありませんが強度は抜群で、約1kg以上の引っ張り負荷にも耐えることが出来ます。
プラスチックリングが全廃されたので、仮に今までの卓上カレンダーからリングレスカレンダーに乗り換えれば、1部当たり6gのプラスチック量削減が見込めます。
例えば1,000部作成したとすると、6g×1,000=6,000g≒約6kg、パソコン約10台分相当の排出プラスチック量削減効果が期待できます。(※経済産業省「最終製品出荷断面における品目別プラスチック使用量推計(品目別詳細表)」より試算)
◆独自開発の生分解性が高いセロファン封筒で大幅にプラスチック使用量を低減
所謂セロハンテープ、あの素材であるセロファンは、おもにパルプを原料としており、生分解性がある素材です。しかし、水分に非常に弱く、強度もPPより弱いので、封筒タイプに製袋することがそもそも困難な素材でもあります。
当社ではセロファンを扱う専門会社の支援のもと、防湿セロファンを用いたリングレスカレンダー専用の個包装用封筒開発に成功しました。
セロファン封筒は紙封筒と比べて重さも軽く、一般的なOPP袋に比べてプラスチック使用量を大幅に削減することができます。使用感はほとんどOPP袋と変わりません。
生分解性がある素材ですので、バイオマスマーク80の認定も取得しています。
個包装につかう素材にもこだわることで、より徹底した脱プラを進めることが可能となりました。
「セロファン封筒詳細」
https://www.tokyo-shiki.co.jp/archives/3820
【リングレスカレンダー2023年版公式サイト】
【会社概要】
商号 : 東京紙器株式会社
代表者 : 代表取締役 山田 俊英
所在地 : 〒352-0011 埼玉県新座市野火止8-2-6
設立 : 昭和32年4月
事業内容: 印刷物加工業
資本金 : 1,000万円
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