ヴァイオリニスト 三浦文彰×アルシェ専属弓職人 大瀬国隆 ドキュメンタリー「理想の弓を求めて」のエピソード3を9/23公開
2022.10.11 11:30
株式会社文京楽器(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:堀 酉基)とグループ会社である株式会社アルシェ(所在地:神奈川県小田原市、代表取締役社長:堀 酉基)は、日本を代表する世界的ヴァイオリニスト三浦文彰さんとアルシェの専属弓職人の大瀬国隆(富山県南砺市)がコラボレーションしたドキュメンタリー「理想の弓を求めて~Searching for the ideal bow」を制作・公開中です。
ドキュメンタリー「理想の弓を求めて」
このドキュメンタリーでは、ヴァイオリニスト・三浦文彰さんが愛用する名器ストラディヴァリウスの音を余すところなく引き出し、イメージ通りの表現を可能にする弓=「理想の弓」の製作過程に密着しています。通常、演奏家が弓職人に直接オーダーし、その製作過程に関わることは大変稀なケースであり、「理想の弓」という一つのゴールに向かって、二人のアーティスト(ヴァイオリニスト・三浦文彰と弓職人・大瀬国隆)が微妙なやりとりを展開するところがこのドキュメンタリーの貴重な見所となっています。
エピソード1では、三浦さんが大瀬とともに理想の弓に使用するスティック材(ブラジル原産のペルナンブコ材)を厳選。エピソード2では、三浦さんが、世界遺産の合掌集落「五箇山」にある大瀬の工房を訪ね、最終仕上げ前の弓を試奏しました。
そしてエピソード3では、ついに完成した弓を用いて、三浦さんが日本フィルハーモニー交響楽団とブルッフのヴァイオリン協奏曲を披露。客席には弓職人・大瀬の姿も。三浦文彰と大瀬国隆、二人のアーティストの協働によって誕生した弓の奏でる音楽をお楽しみください。
三浦文彰×ARCHET ドキュメンタリー「理想の弓を求めて」
エピソード3:東京(文京楽器YouTubeチャンネル)
◆エピソード1:“理想の弓の素材選び”の模様(@アルシェ小田原工場)を収録した動画は
こちらからご覧いただけます。(2021年12月17日公開)
URL:https://youtu.be/AP3tQVx1bhg
◆エピソード2:“大瀬工房訪問、仮縫い弓の試奏”の模様(@五箇山)を収録した動画は
こちらからご覧いただけます。(2022年3月19日公開)
URL:https://youtu.be/te1t5KS6gUQ
◆三浦文彰プロフィール
2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に一躍脚光を浴びる。ハンブルク北ドイツ放送響やユタ響、プラハ・フィル、シュトゥットガルト放送響、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラなどと共演。ルーブルでのリサイタルでパリ・デビュー、ウィグモアホールでのロンドン・デビューと破竹の勢いで国際的な活動を展開。 NHK大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽を演奏したことも大きな話題に。18年には、ロイヤル・リヴァプール・フィルとの日本ツアーを行い、サンクトペテルブルクの白夜祭でゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管、ロンドンでズーカーマン指揮ロイヤル・フィルと共演して大成功をおさめる。CDは、エイベックス・クラシックスよりリリース。18年よりスタートしたサントリーホールARKクラシックスのミュージック・リーダーに就任。使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作 “Viotti”。
◆大瀬国隆プロフィール
弦楽器専門店における約10年間の修行を経て、'83年より弓製作を始める。'90年パリへ留学し、弓製作の第1人者であるS.トマショー氏の薫陶を受ける。現在は、合掌造りで有名な五箇山に工房を構え、弓作りに取り組んでいる。
<受賞歴>
・1994年ヴァイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ(VSA) 第11回国際製作コンクールにてチェロ部門金賞受賞
・1995年マンチェスター国際チェロフェスティバル銀賞受賞
・1996年ヴァイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ(VSA)
・第12回国際製作コンクールにてチェロ部門およびコントラバス部門技術賞受賞
【会社概要】
商号 :株式会社文京楽器
代表者 :堀 酉基
所在地 :東京都文京区小石川2-2-13 ザ・パークハウス小石川後楽園1階
設立 :1947年4月
事業内容:楽器の販売および輸出入、音楽及び音楽教育に関する催事の企画運営