食物アレルギーっ子の気持ちを伝える絵本 『アレルギーっ子チルチルとありがとうのサプライズ(仮)』 製作のためのクラウドファンディングを10月7日開始
2022.10.07 10:15
食物アレルギー児向けにエンターテイメント情報を発信している「アレルギーっ子の旅する情報局CAT(2015年発足、代表:村田 愛)」は、食物アレルギーがある子どもの感情を伝える絵本『アレルギーっ子チルチルとありがとうのサプライズ(仮)』の制作のため、2022年10月7日にクラウドファンディングを開始します。
クラウドファンディング キービジュアル
【食物アレルギーがある子がどんな気持ちでいるのか、どうしたら楽しめるのかを伝える】
国内の子どもの5人に一人が、食物アレルギーと言われている現在。食物アレルギーの子どもが作る!読んでいて楽しくなるアレルギー啓発絵本を作りたい!と思い、2020年絵本製作のプロジェクトを立ち上げました。
第一弾はアレルギーっ子とハロウィンをテーマにした、『アレルギーっ子チルチルと青カボチャ』を製作。
そして今回は、第二弾として、食物アレルギーがある主人公チルチルが、自分のお母さんに卵・小麦・乳製品不使用のケーキを作ってプレゼントする物語『アレルギーっ子チルチルとありがとうのサプライズ(仮)』を製作します。
今回のプロジェクトとしては目玉として、主人公が絵本の中で作るケーキが、リターン品として実際に届きます。
【プロジェクト背景】
前回の絵本は、「ハロウィン」という季節限定のお話でした。今回は、オールシーズン楽しめる絵本です。
食物アレルギーのことを学べる絵本はたくさん存在しますが、食物アレルギーの子もそうでない子も一緒に楽しめる絵本はあまりありません。今回の絵本は、食物アレルギーがある子がケーキを作ります。しかし、食物アレルギーがあるということは卵も乳も小麦も障れません。そんな子がどのようなケーキを作るのか、絵本を通して伝えます。
絵本を通して、アレルギー配慮のケーキが存在するのだということ、そして小麦の代わりに米粉を使ったり、生クリームの代わりに豆乳を使ったりといった、なかなか知ることのできない、アレルギーっ子の代替品がどうやって作られているのかを知ってほしいと思いました。
前回製作した絵本を読む子どもたち
●今回の目玉は、絵本のケーキが飛び出します
このプロジェクトのもう一つの目的は、「絵本から飛び出すスイーツ体験」です。よく絵本の中で登場人物たちが作るお菓子を作ってみよう!というイベントや本がありますが、それらのほとんどは、小麦や卵などを使用しており、食物アレルギー児が触れることも食べることもできないものです。絵本からケーキが飛び出すという体験を、食物アレルギーを持つ子供たちにしてもらいたい!というのが、今回のプロジェクトの目的の一つです。
そこで、上北沢で、アレルギー対応サービスをしている、【matoil】(京セラ株式会社 新規事業アイデアスタートアッププログラム)に協力をいただき、絵本に登場するケーキと同じ、小麦・卵・乳製品不使用のケーキキットを製作。
リターン品として用意しました。
リターン品のケーキセット
<ケーキ仕様>
キットが届き、自分で作り上げる形になります。
絵本同様、自分で作る体験を大切にしたいと思いました。
スポンジ:ケーキ1台分、豆乳ホイップクリーム:1袋、チョコレートシロップ:1袋、ココアパウダー:1袋、クラッシュショコラ:1袋、クッキー:10枚、アイシング材料(アイシング用パウダー:1袋、水:1袋、コルネ:1ケ)、チョコレート:3粒
使用アレルゲン:大豆(特定原材料等28品目中)※ホイップクリームに使用
リターン品のケーキセット 完成図
【絵本概要とクラウドファンディング概要】
◆絵本あらすじ
もうすぐお母さんの誕生日。チルチルはお母さんにプレゼントをあげたくていろいろ考えます。
妹のミチルはチルチルに「お母さんはケーキが大好きだからケーキを作ろうよ!」と提案しますが、小麦 卵 乳製品のアレルギーがあるチルチルは、生クリームも作れないし、卵だって割れません。
完成したケーキをお母さんと一緒に食べることもできません。どうしよう、と悩んでいると、チルチルがよくいくお店のシェフが、小麦 卵 乳製品を使わないケーキを一緒につくってくれる優しく手を差し伸べてくれました。
大切な人にありがとうを伝えたい、ありがとうが詰まったケーキ。チルチルはどうやって作るのでしょう?!
◆クラウドファンディング概要
期間 :2022年10月7日(金)~2022年11月7日(月)
目標金額 :60万円
支援金使用目的:絵本印刷費(印刷部数200部)/
作品の制作費(作画や監修などの人件費含む)/ケーキの製作費
クラウドファンディング詳細・支援はこちらから: