Garminデバイスをウェルネスプログラムに活用した 革新的ソリューションを表彰する 「Garmin Health Award 2022」の受賞者を発表 日本初となる、九州工業大学がヘルスケア部門で受賞!
アメリカ発GPS機器のパイオニア、ガーミンジャパン株式会社(以下 Garmin)は、ヘルスケア事業やソリューションをサポートする事業であるGamin Health(Garminのグローバルプロジェクト)において「Garmin Health Summit(ガーミン ヘルス サミット)」を、2022年9月29日(木)から2日間にわたり、イタリア・ローマにて開催しました。
サミットでは、ヘルスケア・保険・エンゲージメントの3分野で、Garminウェアラブル製品の魅力やテクノロジーを活かした、最も革新的なヘルスやウェルネス企画を表彰する「Garmin Health Awards 2022」も同時に開催。世界中から寄せられた応募のうち、選ばれた各分野の受賞者が発表される中、日本で初となる九州工業大学大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻(以下、九州工業大学)柴田智広研究室と井上創造研究室の共同チームがヘルスケア部門にて受賞しました。プロジェクト内容は、QOL(Quality of Life;生活の質)改善を目的とした、パーキンソン病患者におけるウェアリング・オフ※の予測・予知に関する研究についてです。
※薬の服用後、次の服用時までに薬の効果がなくなり、症状が発生する現象のこと。
■2022年度「Garmin Health Awards」各カテゴリー受賞者
【ヘルスケア部門】
ヘルス、メディカル、介護や身体データを基にした安全管理などのプロジェクトから選出。
受賞者:九州工業大学 柴田智広研究室・井上創造研究室(日本)
Garminの『vivosmart 4』を用いた研究「パーキンソン病患者におけるウェアリング・オフの予測・予知」を実施しました。この研究は、今後ウェアリング・オフの発生を予測・予想することで、パーキンソン病患者のQOL改善に役立ちます。
【エンゲージメント部門】
ユーザーとのつながりをデジタルヘルスを通して深めることで、状況改善を試みるプロジェクトから選出。
受賞者:Wild AI(イギリス)
Wild AIアプリは、生理中、ピルの服用中、更年期など、女性に合あったトレーニング、食事、リカバリーをサポートします。
【保険部門】
保険事業にて、会員の健康増進につながるプロジェクトから選出。
受賞者:Nan Shan Life Insurance Co., Ltd.(台湾)
デジタルヘルスキーパーBAMアプリは、生物学的年齢に基づいた総合的な健康管理アプリケーションを提供します。
■九州工業大学プロジェクト詳細
九州工業大学の柴田智広研究室と井上創造研究室の共同チームは、パーキンソン病患者におけるウェアリング・オフ現象の研究を実施。『vivosmart 4』から取得した生理学的データと、患者の申告による症状に関する情報を相互に照らし合わせることで、ウェアリング・オフ現象の予測モデルの確立を可能にします。これを活用し、パーソナライズされた治療プロセスの実現を加速させ、また改善できる可能性につながります。
ピッチを行った柴田智広研究室のジョン・ノエル・ビクトリーノ博士は、「受賞できたこと大変嬉しく思います。他のファイナリストのピッチも素晴らしく、私たちはテクノロジーでパーキンソン病患者のQOLを向上させたいという思いを十分に伝えることができました。1日も早くこのソリューションを提供できるようにしたいと意を強くしました。」とコメント。「パーキンソン病患者でも長期間連続使用可能な『vivosmart 4』を活用し、予測を行うための教師データ収集※アプリでは、井上創造教授にご協力いただきました。多くの方のご協力やご支援が、研究の進捗や今回の受賞に繋がりました。感謝を申し上げたい。」と柴田智広教授も続けました。
※機械学習で学習に用いるデータセットのうち、「例題」と「正解」という形式で整理されたデータ。
■「Garmin Health Summit」「Garmin Health Award」とは
世界のGarmin Healthプロジェクトメンバーや業界関係者による「Garmin Health Summit」は、Garminエコシステム、ヘルスケア、保険、健康経営、患者モニタリングなどの幅広いトピックについて、情報交換やトレーニングセッションを開催しています。
期間中に発表される「Garmin Health Award」は、Garminのテクノロジーを活用し、企業、患者、集団の健康に長期的な利益をもたらし、成果を向上させる最先端のヘルスケアおよびウェルネスソリューションを表彰するものです。
Garmin HealthグローバルB2Bセールス・シニアディレクターのヨルン・ウァツカは、「今年の応募者の革新性と創造性は本当に刺激的であり、生理学的データを活用して長期的な利益をもたらす革新的で有意義なソリューションを企画、実現した受賞者の皆様を心から祝福します。」とコメントしました。
■受賞者選出方法
各カテゴリーのファイナリストは、「Garmin Health Summit」で3分間のピッチビデオを発表し、各カテゴリーの専門家とGarmin Healthの代表者を含む4名の審査員からの質問に回答しました。受賞者には、ソリューションの利点、拡張性、独自性、革新性、そしてGarminスマートウォッチ、フィットネストラッカー、スマート体重計の統合に基づいて選出され、副賞として1万ドル相当のGarmin製ウェアラブルが最大50個贈られました。
詳しくはこちらからご覧下さい。
グローバルサイト: https://garmin.swoogo.com/garminhealthsummit
■九州工業大学 柴田智広研究室・井上創造研究室
【国立大学法人九州工業大学】
今年2022年に創立113年を迎えた伝統ある国立大学。1909年に私立明治専門学校として開学して以来、建学の理念「技術に堪能なる士君子」の養成の実践により、これまで7万人近くの工業系人材を世に送り出すとともに、学術の進展につながる知の創造、産業界の競争力強化並びに地域の発展に貢献。現在では、北九州市戸畑区、同市若松区及び飯塚市に2学部・3大学院(2学府・1研究科)を構え、約5千6百名の学生を有する工学系大学として、最先端の教育と研究を行っています。
【柴田智広研究室】
ヒトやシャカイを学習・適応し続けるシステムとして理解すること、またその理解に基づいた支援システムを構成し社会に還元することを目指し、世界的にも評価の高い研究を推進しています。
https://www.brain.kyutech.ac.jp/~tom/ja/
【井上創造研究室】
スマホ行動認識と医療・介護応用を研究しています。国のプロジェクト、企業との共同研究を積み上げています。
■ガーミンジャパン株式会社について
Garmin (ガーミン) はアメリカ合衆国で創業されたGPS機器のパイオニアです。2020年秋、ヘルスプロモーション、ソリューション事業、研究などのニーズに合わせ、独自のソリューションをサポートするグローバルプロジェクト「Garmin Health(ガーミンヘルス)」を日本でもスタートさせました。Garminならではの使いやすさと多彩な機能性を有するウェアラブルデバイスを活用し、スポーツ&アクティビティシーンだけでなく日常生活における健康管理・健康増進、そして最先端の研究などをサポートします。
https://www.garmin.com/ja-JP/health/
<本製品に関する読者からのお問い合わせ先>
ガーミンジャパン株式会社
〒354-0036 埼玉県富士見市ふじみ野東1-7-6
TEL : 0570-049530
FAX : 049-267-9124
E-mail: jp_Info@garmin.com
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