近江兄弟社 全員参加型「SDGs宣言」 ~社員一人ひとりが「プラス1」の取り組みを加え、 「私たちのサステナブルアクション」を宣言~
2022.10.20 12:00
株式会社近江兄弟社(本社:滋賀県近江八幡市、代表取締役社長:辻 昌宏/以下、当社)は、持続可能な地域社会の創造に貢献・奉仕するため、「近江兄弟社×SDGs宣言」を行い、自社の強みを生かした成長戦略として活動を推進してまいります。
SDGs宣言に伴い、2022年10月20日に当社のホームページも刷新しました。「製品情報」、「会社案内」、「採用情報」等に、新たに「サステナビリティ」の項目を加え、以下、(1)SDGs宣言、(2)トップメッセージ、(3)人・社会への取り組み、(4)資源・環境への取り組み、(5)サステナブルアクションの順で紹介しております。最後の<私たちのサステナブルアクション宣言>では、全社員の宣言のうち、抜粋された24名の「プラス1」の取り組みを紹介しております。
SDGsロゴ
当社ホームページ: http://www.omibh.co.jp/
当社は、1920年の設立以来、創立者のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(※1)が掲げた「愛と平和に満ちた共に生きる社会」の精神を継承し、事業を通じて社会奉仕をしていくとの経営方針のもと、医薬品・医薬部外品・化粧品の製造販売メーカーとして歩んできました。
ヴォーリズは、1964年5月に召天するまでに、当社事業である「健やかな肌づくりに貢献する製薬」をはじめ、当グループに係わる「使い手の健康を考えた快適で能率的な建物の設計」、「結核の根絶と病客の心のケアを目指す医療」、「多様な学びと豊かな育ちを保障する教育・保育」に取り組みました。その後、「快適なにおい環境の創造を目指す環境事業」、「高齢者・障がい児者のQOLの向上を支援する介護福祉事業」といった事業を加えた“近江兄弟社”という設計図は、一世紀を越えて、社会課題の解決を見据えています。
当社は、このヴォーリズの精神を継承し、隣人愛の実践活動を通じて、当社ならではのSDGsの達成に取り組んでまいります。
【近江兄弟社×SDGs宣言】
当社は、国連が掲げる持続可能な開発目標「SDGs」を企業行動につなげ、お客様や地域から信頼され、持続可能な地域社会の創造に貢献できる存在となれるよう会社づくりを目指します。自社の強みを活かし、持続可能な成長戦略として活動を推進していきます。
【近江兄弟社SDGs/サステナブルアクション宣言】
当社はこれまでにも社会奉仕活動として、全社員参加型のニコニコ活動の推進や本社・東京でチャリティバザーを開催し、その収益金を社会福祉団体、災害地などへ寄付を行ってきました。
海外においても2010年からラオス、タイ、ベトナムの国々において小学校舎の建設を支援するなどの活動を行っております。(※2)
このように当社では、すでに社員一人ひとりがSDGsに係わる活動に取り組んでおりますが、この度の近江兄弟社×SDGs宣言では、これまでの活動にもうひとつ「プラス1」の取り組みを加えた、「私たちのサステナブルアクション」を新たに宣言し、組織全体として、世の中の持続可能性を推進する動きに応えていきます。
一つひとつは小さな取り組みですが、結集していくことでより大きな力に変わっていくことを信じて、社員全員で「宣言」の具現化に取り組んでまいります。
【私たちのサステナブルアクション宣言(抜粋)】
12. つくる責任 つかう責任
◆生産本部(BHさん)
<燃えるごみを資源ごみにする>
今まで燃えるごみとして廃棄していたごみを、こまめに洗って少しでも資源ごみとしてリサイクルできるようにします。
2. 飢餓をゼロに
◆生産本部(TYさん)
<賞味期限が短い食材から購入する>
スーパー等で食材を購入する時は、奥の賞味期限の長い食材を取ることを止め、手前の賞味期限の短いものから購入します。また、見切り品を積極的に購入するなど、食材が廃棄にならないように少しでも工夫したいと思います。
10. 人や国の不平等をなくそう
◆事業推進本部(AKさん)
<不平等を無くしていく>
具体的には、多くの難病や障害を治療できる医療・医学のための研究機関への寄付、障害者支援施設へのボランティア参加などを行います。私自身の体験ですが、幼少の頃、障害や難病を持つ親族と外出の際、好奇の目にさらされていると感じることがありました。一日も早くそのようなことが無くなる日常を常に願って取り組みたいと思います。
8. 働きがいも経済成長も
◆事業推進本部(KYさん)
<ワークライフバランスを見直す>
残業を減らし、プライベートの時間と休息の時間を取ります。自分に近いこと・関心があることなので、より真剣に取り組めると考えました。
11. 住み続けられるまちづくりを
◆営業本部(YAさん)
<地域の防災について知識を深める>
近隣地区の多くが河川に面しており、稀有な水害に悩まされることが多々あります。地域を守るために、積極的に防災活動に参加していきます。
4. 質の高い教育をみんなに
◆営業本部(TRさん)
<子どもとSDGsについて学ぶ>
子どもと生活する中でSDGsについて考える機会を持ちます。なぜ活動が大切か、地球では、世界では今何が起こっているのかを若い世代の人に理解してもらいます。SDGsを意識し行動してもらうことが、社会を良くする大きな力になると思うからです。
14. 海の豊かさを守ろう
◆信頼性保証本部(KMさん)
<びわ湖湖岸の環境美化運動・環境保全活動の拡大に取り組む>
びわ湖湖岸への観光客や休日を過ごす方にも環境美化運動への参加を呼びかけ、SDGsを意識した生活の輪が広まることを期待します。
17. パートナーシップで目標を達成しよう
◆信頼性保証本部(KAさん)
<着なくなった衣料品で難民を支援する>
いくつかの他企業が実施している「着なくなった衣料品回収、難民への寄贈」の取り組みに積極的に参加し、難民への支援を行うことで、紛争地域に1日でも早い日常が訪れることを祈ります。
◆海外事業部(AGさん)
<ハンドケア促進により衛生意識の向上をはかる>
メンタームやメディカルクリームを世界に広めることで、多くの人々がハンドケアを促進し、健康的な生活を送ってもらうことを願います。ハンドケアによる衛生に対する意識向上は、ひいては感染症や伝染病を未然に防ぐ効果ももたらすと思います。
【参考資料】
(1)創業者ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
・1880年10月28日、米国生まれ(カンザス州レブンワース)。
・1905年2月、滋賀県立商業学校(現:滋賀県立八幡商業高校)の英語教師として現在の近江八幡市に着任。
・1920年12月6日に当社を設立。
・その他、日本で数多くの西洋建築を手がけた建築家、社会事業家。
(2)人と社会、資源と環境への取り組み
<人・社会への取り組み>
1. ニコニコ活動:社員にうれしいことがあると、社内に設けた「ニコニコ箱」に献金。
集められた献金は社会福祉団体や災害地などへ寄付。
2. 社会との共生に向けた取り組み:年1回、本社・東京でチャリティバザーを開催。
名刺にフェアトレード紙「バナナペーパー」を採用し、名刺1枚につき10円をニコニコ活動に用いる。
3. 子どもたちの自立支援に向けた取り組み:家族とともに暮らすことの出来ない地域の子どもたちを支える目的で、滋賀県児童福祉入所施設協議会の自立支援基金へ毎年援助。
4. 学校建設への取り組み:ニコニコ活動の一環として、2010年ラオス、2017年タイ、2021年ベトナムの小学校の校舎建設を支援。
<資源・環境への取り組み>
1. エコ素材採用への取り組み:FSC認証紙を採用。
ベジタブルオイルインキ(植物性インキ)の活用。
バイオマス(生物由来の資源)の活用。
2. CO2排出削減への取り組み:各種社内伝票をEDI化(電子データ交換)。
自社販促カタログのデジタル化。
3. 環境に関する基本方針の策定
(3)株式会社近江兄弟社 会社概要
・所在地 :滋賀県近江八幡市魚屋町元29(本社・工場)
・設立 :1920年(大正9年)12月6日
・代表者 :代表取締役社長 辻 昌宏
・資本金 :9,600万円
・従業員 :約160名
・事業内容:医薬品・医薬部外品・化粧品製造販売/
脱臭剤製造販売/不動産賃貸
・海外拠点:中国・上海近兄貿易有限公司
台湾・人生製薬股イ分有限公司(提携)
ドイツ・ローハ社(提携)
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