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腹腔鏡日帰り手術を行う 複数の専門クリニックが合同でグループを発足! 「日帰り手術センター 東京外科グループ」

~日帰り手術のプロフェッショナルが集い、より良い医療の普及を目指す~

2022.12.20 11:00

東京外科クリニック(所在地:東京・御茶ノ水、院長:大橋 直樹)は、日帰り腹腔鏡手術を専門としたクリニックと合同で「東京外科グループ」を発足したと同時に、グループ全体として3,885例(対象期間:2015年11月~2022年12月)の日帰り手術の症例を達成したことを報告させていただきます。


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■そけいヘルニア日帰り手術の歴史

東京外科クリニックは、「脱腸(そけいヘルニア)」(※1)を腹腔鏡でかつ日帰りで治療する専門クリニックとして日本で初めて(※2)開院いたしました。


腹腔鏡は従来の切開法よりもはるかにキズが小さく済むためメリットがありますが、入院が当たり前とされており、日帰りでの手術は普及しておりませんでした。


当院は2015年の開院以来、腹腔鏡によるそけいヘルニア日帰り手術を日本に広める事を使命と心得、普及活動・開院支援を行って参りました。

徐々に取り組む医療機関が増えてきましたが、それと同時に課題も見えてきました。


※1:脱腸は太腿の付け根が膨れる病気です。一般的には「脱腸」と呼ばれていますが、医学的な病名は「鼠径ヘルニア」です。(本稿ではひらがなで表記。)手術以外の治療法はなく、下腹部を補強するメッシュを入れる術式が普及していますが、これを腹腔鏡による小さいキズで行う方法が最近注目されています。発症しただけでは、生命にかかわることはありませんが、「かんとん」という緊急事態に陥ると激しい痛みを訴え、時として緊急手術を要すこともあるため早めの治療が勧められます。


※2:当法人調べ。保険診療機関として届出されている診療所で、日帰りの腹腔鏡下そけいヘルニア修復術(TAPP)を主たる術式として行う施設は日本初となります。



■普及とともに見えてきた課題

腹腔鏡によるそけいヘルニア日帰り手術を安全に行うためには、外科医、麻酔科医、看護師の一定水準以上の技術が必要であり、安全に患者様を日常にお返しするために、妥協は許されません。


しかしながら、この手術を行う医院が増えていく中で、質の担保という課題が見えてきました。


我々の責務は自院のみならず、日本全体の医療レベルの向上です。

この課題に対し、我々だけで出来ることは限られています。

そのため、同じ想いで日帰り手術を行っているクリニックに協力を要請し共にグループを発足いたしました。



■東京外科グループのミッション

より安全で精度の高い日帰り手術を広く普及することがグループの目標です。

そのため、今回のグループ化は分院展開やフランチャイズ展開とは異なり、同じ志をもった医院が合同でグループを立ち上げております。

今後、同じ志を持つ仲間をさらに増やして、発信力を強めていければと思っています。



■東京外科グループの概要

東京外科グループは、関東圏の日帰り手術を行うクリニックである、東京外科クリニック( https://www.tokyogeka.com )、埼玉外科クリニック( https://saitamageka.com/ )、茨城ヘルニアクリニック・太田医院( https://otaiin.com/ )の3院で構成されています。

グループ全体の症例としては、2015年11月~2022年12月で3,885例、また日帰り手術の成功率は99.9%となっています。


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■グループ化による連携強化

グループ化によるメリットとして、そけいヘルニア、虫垂切除、胆嚢摘出、乳腺、小児外科等の症例に対し、技術連携・情報共有をすることで、患者様により高品質な医療を提供できるようになります。


研究活動としても、2020年には当グループにおける手術実績をもとに、腹腔鏡による日帰り手術について1,000例以上の大規模データで示した日本語文献初の報告(腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)による日帰り手術の短期成績, 日本臨床外科学会雑誌, 2020, 81巻, 9号)を執筆するなど、提供する医療の質向上、ならびに日本全体の技術発展のために貢献していきます。


さらに、日帰り手術研究会での情報発信、開院支援なども行っております。



■東京外科グループ 代表 大橋 直樹のコメント

そけいヘルニア等の疾患は人生でそう何度も罹患する病気ではありません。

一度きりの手術だからこそ、患者様には後悔のない選択をしていただきたいと考えています。

そして、そのために最も大切なのは医療の質、外科医・麻酔科医・看護師の力であると考えます。そけいヘルニアをはじめとした疾患でお悩みの方を一人でも多く救えるよう、グループとしてたゆまぬ努力を重ねてまいります。



■運営サイト・論文のリンク

東京外科グループ グループサイト

https://www.tokyogeka.com/group/


東京外科クリニック公式サイト

https://www.tokyogeka.com


医療法人社団博施会公式サイト

https://www.hakushi-kai.or.jp/


論文のリンク

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/81/9/81_1703/_pdf/-char/ja

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