2ヵ月で参加者の7割超が口腔機能の改善を実感! 自宅でできる口腔機能のチェック&トレーニングプログラム 『ORAL FIT(オーラルフィット)』の実証実験結果について
ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、日本歯科大学 菊谷 武教授(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長)と共同で、自宅で口腔機能のチェックと口腔機能の維持・改善に向けた口周りの筋力トレーニングを実施できるプログラム『ORAL FIT(オーラルフィット)」を開発し、その有効性を検証しました。
本実証実験では口腔機能の衰えに関する自覚症状のある55歳以上75歳未満の27名の方に『ORAL FIT』を約2ヵ月間体験してもらい、体験者の口腔機能のチェック結果の変化や改善実感の有無について調査しました。その結果、『ORAL FIT』が体験者の口腔機能を改善したことが示唆されました。
■研究の背景
現在50代以上の多くの人が口腔機能の低下による咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)障害など、日常生活に様々な課題を抱えています。むせる・話しづらい・噛みづらい、といった「お口の機能」の衰えは、心身の機能低下にまでつながる可能性が指摘されており、早期からの対策が求められています※。
そこで当社は、ご自身のスマートフォンで手軽に口腔機能をチェックし、そのチェック結果に基づいてトレーニングを行うことができるお口のフィットネスサービス『ORAL FIT(オーラルフィット)』を開発しました。開発にあたっては、当社が保有する口腔機能に関する知見を活用し、日本歯科大学 菊谷 武教授にプログラムの監修をいただきました。
※ 出典:「歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版」公益社団法人 日本歯科医師会
日本歯科大学 菊谷 武教授(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長)
https://www.atpress.ne.jp/releases/335508/img_335508_1.jpg
【略歴】
1988年 日本歯科大学 卒業 博士(歯学)
日本歯科大学の教授として、研究、教育を行いながら、2012年、同クリニックの開設とともに、院長を務める。地域の高齢者の介護予防の実践、食べること、しゃべることが困難になった患者さんの外来診療、訪問診療を行う。全国多くの大学の講師として、教鞭も執る。
■研究方法
本実証実験では『ORAL FIT』の有効性検証を目的として、口腔機能の衰えに関する自覚症状のある55歳以上75歳未満の27名の方に『ORAL FIT』を約2ヵ月間体験してもらい、口腔機能のチェック結果の変化や改善実感の有無について調査しました。
対象者:口腔機能の衰えに関する自覚症状のある55~74歳の男女27名
時期 :2022年1月~4月調査項目:『ORAL FIT』体験前の口腔機能の衰え実感、
『ORAL FIT』体験前後の口腔機能の変化、
『ORAL FIT』体験中および体験後の口腔機能の改善実感
■研究結果
1) 口腔機能の衰え実感(体験前)
事前アンケートの結果、口腔機能の衰えに関する自覚症状のうち、特に「口の渇きが気になることがある」「滑舌が悪くなったと感じることがある」と回答した方が多く、それぞれ22人(81.5%)、20人(74.1%)でした。
https://www.atpress.ne.jp/releases/335508/img_335508_2.png
図1 お口の状態
2) 口腔機能のチェック結果(体験前後の変化)
『ORAL FIT』体験開始前と開始2ヶ月後の口腔機能の自己チェック結果を比較しました。その結果、「唾液を出すチカラ」としてチェックした「5分間の安静時唾液分泌量」について、「3mL以上」と回答した方が、10人(37.0%)から16人(59.3%)と1.6倍に増加しました。また「舌のチカラ」としてチェックした「10秒間連続して「カ」と発音する速度」については、「7回/秒以上」と回答した方が15人(55.6%)から24人(88.9%)と1.6倍に増加していました。
<評価項目>
唾液を出すチカラ:5分間の安静時唾液分泌量
舌のチカラ :10秒間連続して「カ」と発音する速度(滑舌を評価)
図2 唾液を出すチカラ
**p<0.01
https://www.atpress.ne.jp/releases/335508/img_335508_4.png
図3 舌のチカラ
*p<0.05
3) 口腔機能の改善実感(体験後)
体験後のアンケートで、『ORAL FIT』体験によりお口の状態が良くなった実感があるか調べたところ、21人(77.8%)が「非常に感じる」「やや感じる」のいずれかを回答していました。また、体験期間中の口腔機能の改善実感を調べたところ、20人(74.1%)が「唾液が出るようになった気がする」と回答し、19人(70.4%)が「滑舌が良くなったような気がする」と回答していました。
https://www.atpress.ne.jp/releases/335508/img_335508_5.png
図4 体験中および体験後アンケート結果
■今後について
今回の検証から、開発したお口のフィットネスサービス(『ORAL FIT』)が、体験者の口腔機能を改善したことが示唆されました。当社は、今後も健康に寄与するより良い生活習慣の提案に向けて、研究を続けてまいります。
【関連情報】
・50歳を過ぎたらおすすめ!お口に、フィットネスの新習慣
1日10分。モニターの8割が効果を実感したプログラムを開発
~自宅で口腔機能チェック・口腔機能のトレーニング~
2022年9月7日発表済み
https://www.lion.co.jp/ja/news/2022/4004
・お口のフィットネスサービス『ORAL FIT』を2022年11月29日(火)から販売開始
2022年11月24日発表
- カテゴリ:
- 企業動向
- ジャンル:
- 健康・ヘルスケア その他ライフスタイル 経済(国内)
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)