岡山県倉敷市で12月1日より開催、年末恒例イベント『大倉敷歳の市』がリニューアル！インパクト大なポスターモデルの正体は？

～景品のあたる抽選会やTwitterキャンペーンも同時開催～

2022.12.02 10:00

岡山県倉敷市で約50年続く年末恒例イベント『大倉敷歳の市』が、2022年12月1日(木)から12月28日(水)まで開催されます。

主催する倉敷市商店街連合会は、これまで以上に多くの人に喜んでもらうため、テーマに“SMILE CTIY KURASHIKI DAY.”を掲げイベントをリニューアル。新たにデザインされたポスターが、「こんなポスターは初めて！」「モデルは誰？」と早くも話題になっています。

■「これはいったい誰？」と話題のポスターがこちら

商店街アーケードを背景に強面の5人が並ぶ『2022大倉敷歳の市』開催中告知ポスター

【「取れるもんなら取ってみな。」】

挑発的なキャッチコピーとともにポスターに登場するのは、抽選箱や景品の家電、商店街で使えるお買物券を手に、タダモノではない雰囲気をまとった面々……。その正体は、倉敷市内の商店街にお店を構える方々です。

商店街の人々がこのように本格的なモデルとしてポスターに登場するのは、「大倉敷歳の市」の長い歴史の中で初めてのこと。毎年参加してくださるお客様を大切にしつつ、「まだ『大倉敷歳の市』を知らない・来たことがないというかたにも興味をもってほしい」「そのためには自分たちが変わらなければ！」、そんな商店街の人々の熱い想いから生まれた企画です。初めは賛否が分かれていたものの、「倉敷市商店街連合会でしかできないことをやろう！」と実現することになりました。

■『大倉敷歳の市』とは？

倉敷市内の［倉敷］［児島］［玉島］［水島］4つの地区の商店街で開催される売り出しキャンペーン。1976年(昭和51年)から約50年にわたり続いている倉敷の年末の風物詩です。商店街で買い物をすると、金額に応じて人気家電や商品券などが当たる、空くじなしの抽選に参加可能になります。2021年は、期間中に約4万人の買い物客が訪れました。

商店街の様子

■ポスター撮影裏話＆メイキング画像

今までにない撮影企画、しかもまさかの大変身となるため、撮影当日まで制作スタッフは「モデルになるみなさんは乗り気ではないかもしれない」と気にしていたそう。ところが、そんな心配は一瞬で消えることに。

【「Vシネマ好きだからこういうのは得意！」】

いざ撮影が始まると、モデルのみなさんは自らポーズを提案してくれました。提案してくれたポーズは、少々迫力がありすぎてポスターには採用されませんでしたが、予定の撮影時間をオーバーするほど大盛り上がりの撮影でした。

ポーズをキメるのは…お花屋さん

アロマブルーム店主・大倉一秀さん

特賞の景品の一つ「ケルヒャー・高圧洗浄機」を手にポーズをキメているのは……なんとお花屋さん！！倉敷センター街にあるアロマブルームの店主・大倉一秀さんです。普段はたくさんの植物に囲まれて、お祝いのフラワーアレンジメントなど手掛けています。

▼アロマブルーム https://aromabloom73036.hanatown.net/

不敵な笑みを浮かべるのは！？

倉敷民芸を営む野嶋雅弘さん

サングラスに革手袋姿、抽選箱を差し出し不敵な笑みを浮かべているのは……倉敷本通り商店街にある手仕事の店・倉敷民芸を営む野嶋雅弘さん。

▼ポスターの企画と撮影についての野嶋さんコメント

ポスターの企画は率直におもしろいと思ったよ。今までになかったことだし。町中にインパクトのあるポスターがあるのは良いし、何より商店街のみんなが「やるぞ！」となってくれる。モデルになるのも、商店街の活性のために一生懸命やっとることじゃから協力せんとおえんなぁ、と思ってやったんよ。恥ずかしいとは思わんかったね。一緒に出演した大倉さんと、「野嶋さん、正面じゃが！えんかな！」「もうすんだことじゃからええんじゃ」って話になったわ(笑)

▼野嶋さんの『大倉敷歳の市』への想い

『大倉敷歳の市』は、年の終わりの“当たり前”の行事。諸先輩方が作り上げてきたものを途切れさせたくないという思いがありますね。楽しみにしてくれている子どもたちのためにも、ハズレくじがなく末等でも必ず何か景品があるという伝統を守っています

▼倉敷民芸 http://hondori.net/kurashikimingei/index.html

■イベント開催前の告知ポスターには「三角くじ」製造のヒミツが？！

倉庫らしき場所で抽選会の「三角くじ」を準備する2人は……

倉庫らしき場所で抽選会の「三角くじ」を準備する2人は！？

【「今年も一生懸命作ってます」】

こちらは実は、玉島地区にある1720(享保5)年創業の老舗・豊島屋(てしまや)で撮影されたもの。くじを作っているのは、浅沼楽器＆リカーショップあさぬまの浅沼定信さんと和菓子屋玉井堂の別所美知加さんです。豊島屋は「タテソース」など調味料の製造・販売を行う会社。実際には、こうして商店街でくじが手作りされている…というわけではありませんが、お客さんに喜んでほしいというお店の方々の気持ちはたっぷり込められています。