「吉本興業を退職して俳優になりました」脱サラ俳優山下征志が6...

「吉本興業を退職して俳優になりました」 脱サラ俳優山下征志が6度目の一人芝居に挑む!

自身の年齢「40歳」に紐づけた公演タイトルは「Forty」

インフィニア株式会社所属で「元吉本興業社員」という異色の肩書きを持つ注目の俳優山下征志の自身6度目となる一人芝居公演を、2022年12月23日から東京下北沢の劇場「ステージカフェ下北沢亭」にて上演します。


山下征志(1)

山下征志1人芝居第6回公演「Forty」(1)


山下は2007年早稲田大学を卒業後に吉本興業に入社。社内の映像制作部署に配置され「あらびき団」や「リンカーン」等のバラエティー番組の制作に携わってきました。

順風満帆なサラリーマン生活の中、2011年に突然山下は俳優を志し吉本を退職し周囲を驚かせました。


「本当にやりたかったことが見つかったんです」当時を振り返り山下はこう語っています。


以来11年、舞台での活動を中心にテレビドラマや映画にも度々登場。2022年12月現在はWOWOWにて放送中の話題のドラマ「両刃の斧」に刑事役としてレギュラー出演をしています。


プライベートでは2人の子供の父親でもあり、俳優業と子育てを両立しています。

「子供たちが成長するのは何よりも嬉しいこと。でも、子供が成長するよりも早く自身も役者としてもっと大きく成長して、子供たちに自分の仕事を見てもらいたい」そう語る山下はドラマや舞台の仕事と同じように「何よりも自分が成長できる場所」と位置付ける一人芝居公演に度々挑んできました。


コロナ禍で少し期間が空いてしまい、今回約3年半ぶりとなる6度目の一人芝居に挑みます。

「自分で作品を作り、自分で演出をし、自分で演じる。誰も助けてくれない孤独な空間。でも、誰にも縛られない自由な空間。一つの言い訳も許されない、素の自分との戦いです。しんどいですけど、役者としてこれほど面白い仕事はありません。」(山下)


山下にとって一人芝居はまさに自分が役者を志した原点であり、自身の理想を追い続ける戦いの場でもあります。



役者としての転換点は2019年。

小林賢太郎氏が率いるコント公演「カジャラ」に黒子として抜擢され、小林氏やなだぎ武氏を始めとする6名の公演レギュラーメンバーと共に全国10都市を回りました。

「制作段階から全てにおいてプロフェッショナル。一分も妥協なく自分が求める舞台を追求していく賢太郎さんの姿は、芝居をしていく上での理想形だと思いました。自分に照らし合わせた時に僕はあれほど自分を追い込めているのか?どこかで妥協していたんじゃないのか?と、それまでの自分を振り返って強く反省しました。」(山下)


小林賢太郎氏から学んだことはあまりに多く、とても話しきれないといいます。

そんな中でも特に印象的だったエピソードが一つあるという。


「千秋楽当日、出演者全員で写真を撮ったんです。普段、自分は黒子としてステージに上がっているので黒い布で顔を隠しているのですが、その写真では布を上げて顔を出して出演者の皆さんと写真を撮りました。皆さんと顔を出して並べたことが凄く嬉しかったのですが、その直後に賢太郎さんからの指示で顔を隠したバージョンでも写真を撮り、公式のSNSに使われたのは顔を隠している写真の方だったんですよね。少し寂しかったです(笑)。でもその後に他のスタッフさんから「それは、小林さんからのメッセージだと思うよ。「山下、いつか自分の力で同じ舞台まで上がってこいよ。その時こそ顔を出して一緒に写真撮ろうな」という山下くんへの激励なんじゃない?」と。実は賢太郎さんは舞台袖から自分の前説中の写真も撮ってくださっていて、それが凄く良い写真で、黒子の自分に一本のスポットライトが当たっているんですけど、、なんかこう、賢太郎さんはもしかして自分の今後に期待してくれているのかなとも思っていたので、写真のメッセージももしかしたら、、、と考えると凄く嬉しかったですね。でも賢太郎さんに聞いたら「特に意味ないよ」とサラっと言われてしまう気もします(笑)。」(山下)


小林氏との出会いを経て山下には大きな役者としての変化が起きたという。

それは小手先の技術で原作や作中の登場人物をただ追いかけてコピーして演じるのではなく、自分という存在を通して、作品を昇華していくこと。

今回、公演タイトルに冠した「Forty」は自身の年齢、40歳にインスピレーションを受けたものだといいます。「これまでの人生の集大成を見せたい。自分が生きてきて感じたこと、賢太郎さんも勿論ですが、役者の先輩やサラリーマン時代の同僚、家族、全ての周りの皆さんへの感謝や尊敬、僕自身が感じた人間の持つ力や本質を“山下”というフィルターを通して発信したいと思う」役者山下征志の渾身の舞台が12月の下北沢で幕を開ける。


公演時間は約1時間、6本の演目を上演予定となっています。

最後に上演されるのは公演タイトルにもなっている「Forty」です。

1人の俳優の40年間が凝縮された60分を存分に楽しみたいと思います。


山下征志1人芝居第6回公演「Forty」(2)


【公演概要】

山下征志1人芝居第6回公演「Forty」


2022年12月23日(金)(1)15:00~/(2)19:00~

2022年12月24日(土)(1)14:00~/(2)19:00~

2022年12月25日(日)(1)15:00~


・料金:前売り・当日ともに3,000円(税込)

※ご来場当日に受付にてご精算させていただきます。

※別途ドリンク代500円がかかります。

※全席自由。未就学児はご入場いただけません。ご了承ください。


・場所:ステージカフェ下北沢亭 世田谷区代沢5-29-9 2F

https://shimokitazawatei.com/


・チケット予約フォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd8cmovcaeVJjoueJZfihrpOzEexZx54IgGzbgyjUGS2l19qw/viewform?usp=sf_link



【山下征志】


山下征志(2)


千葉県松戸市出身。早稲田大学卒業後、2007年4月吉本興業に入社。「リンカーン」「あらびき団」等の番組制作に携わった後、俳優を志して2011年に自主退職。

俳優・橋爪功さんが代表を務める円・演劇研究所に入所し36期生として2年間俳優としての修行を積み、2013年より俳優として活動を開始。

人柄から滲み出る人間味ある「普通の人」的な演技が持ち味で舞台やテレビで活動中。2019年には小林賢太郎氏が脚本・演出を手がけるコント公演「カジャラ #4怪獣たちの宴」全国10都市39公演にてクロコを務めるなど評価を高めている。インフィニア株式会社所属。

現在、2児の父親として子育てにも奮闘中。



【公式HP】

http://ande.jp/lp/yamashita/

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