『開催報告』リスタート・ケータイが大阪エリアで2回目となる 意見交換会をアソウ・ヒューマニーセンターと12月15日に開催 ~就労支援における通信困窮者への支援を中心に 現場での取り組みを紹介~
2022.12.19 11:15
通信困窮者を携帯レンタルサービスで支援する一般社団法人リスタート(所在地:東京都豊島区池袋、代表理事:高橋 翼)は、2022年12月15日(木)に大阪エリアの通信困窮者支援に関するオンライン意見交換会を開催しましたので報告いたします。2回目となる今回は、大阪市の委託事業である『総合就職サポート事業』において生活保護受給者・生活困窮者に対する就労支援を行っている株式会社アソウ・ヒューマニーセンターより2名が登壇。「携帯電話がないから働けない」をなくすための同社の取り組みなどを紹介しました。
当日の内容より、通信困窮者という視点からの生活保護受給者・生活困窮者支援現場の声をお届けいたします。
■アソウ・ヒューマニーセンター 友添 博介さま、山崎 美紀さま 当日のコメント抜粋
携帯電話は、求職活動において“持っていなければ求人への応募すらできない不可欠のもの”となっています。私どもの支援対象者には「料金滞納等の理由で契約ができない」「身分証明書類が整わなくて契約ができない」という理由から、携帯電話を持つことのできない方が一定数いらっしゃいますが、リスタート・ケータイは、いわゆるブラックリストに載ってしまった方でも契約することができ、また、生活保護受給者証が証明書類として使えるため、いままで携帯電話を持つことが難しかった方でも取得がほぼ可能になり、求職活動が進めやすくなったと感じています。
<大阪支店 公共事業 統括マネージャー 友添 博介>
働き始めてからも、会社からの就業場所の連絡や、会社への始業・終業時間の報告などで、携帯電話が必要な機会は多くあります。自宅に固定電話のない方がほとんどということもあって、携帯電話がないと体調不良のときに欠勤の連絡ができずに「無断欠勤」となって離職に繋がることもあります。私どもの支援においては、就労することだけが目的ではなく、仕事を続けて自立に向かうことができるようにすることも大切だと考えています。就労継続という点からも、リスタート・ケータイが利用できることには大きなメリットがあると感じています。
<大阪支店 公共事業 カウンセラーSV 山崎 美紀>
※「崎」は、立つ崎(たつさき)が正式表記
<開催概要>
■名称 :通信困窮者対策 意見交換会 in 大阪エリア
■日時 :2022年12月15日(木)15:30~17:00
■開催場所:オンラインMTGツール「Zoom」で開催
■登壇者 :株式会社アソウ・ヒューマニーセンター:友添 博介、山崎 美紀
一般社団法人リスタート:皆川 亜月
通信困窮者対策 意見交換会 in 大阪エリア
通信困窮者の支援をとりまくテーマで登壇者によるフリートークや、参加者の声も伺いながら意見交換を行いました。
●生活保護受給者と生活困窮者支援における、行政と法人の連携について
●大阪市の生活保護受給者と生活困窮者支援について
●通信困窮者支援について
■「リスタート・ケータイ」 大阪エリア初の店舗開設について
2022年9月、リスタート・ケータイは大阪市浪速区に通信困窮者支援の「リスタート・ケータイ」対面相談窓口を新たに開設しました。大阪エリアでの利用者への対面でのご相談やレンタルお申込み手続きが可能となったとともに、端末の即日受け渡しも可能となりました。これまで支援者の方々のお手を煩わせておりました携帯電話・スマートフォンのレンタル相談の負担軽減をはかり、より一層の連携を強めてまいります。
<窓口概要> ※完全予約制※予約後の来店をお願いいたします。
*所在地 :大阪府大阪市浪速区難波中1-12-5 難波室町ビル5F
*アクセス:各線「なんば駅」6番出口より徒歩1分
*営業時間:平日10:00~18:00
【予約電話番号:03-6633-1637/0120-108-808】
大阪店舗相談カウンターイメージ
<「リスタート・ケータイ」利用者の声>
●スマホを持つことができて安心しました。早く就労して安定した生活を手に入れたいです。(大阪府 40代 男性)
●携帯がないと就職活動もできないのでとても不安でした。区役所でリスタート・ケータイを教えていただき一安心。すぐに求人検索をして面接をしました。本当にありがたかったです。(大阪府 40代 女性)
●なかなか携帯電話を持つことは難しいと思っていましたが契約できてよかったです。心臓が悪いのでいざというときに電話ができるようになったのは安心感があります。(大阪府 50代 男性)
リスタート・ケータイが目指す姿
<一般社団法人リスタートについて>
自立支援のセーフティーネットを構築し地域福祉に貢献することを目指し、2019年10月に設立。生活困窮者や生活保護受給者など社会的弱者と呼ばれる人々を対象とし、個々の社会復帰そして自立に向けた就労意欲の喚起をはかる就労支援および生活支援を行っています。現在は、“携帯電話がないから働けない”を無くすため、保有する携帯電話を貸し出しするサービス「リスタート・ケータイ」を展開。約600カ所の市区町村の就労支援窓口や生活福祉課と連携し、サービス利用者は7,000人以上に。(2022年3月末現在)
※詳しくは一般社団法人リスタート ホームページ参照: https://re-start.or.jp
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