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ロンドン発のアクセシビリティ×モビリティーテック企業 TransreportとRainmakingが日本の障がい者・高齢者の 鉄道移動の革新に向けて協業を決定 - 全ての人に対する円滑な移動の実現を目指す

Rainmaking Expandは、ロンドン発の交通アクセシビリティ・アプリを提供するTransreportと共に、障がい者や高齢者の円滑な鉄道などの交通移動を支援するサービスを日本市場に展開する協業を発表しました。Transreportは日本の大手鉄道会社との実証実験に成功し、今後は日本からアジア太平洋地域において新たなイノベーション創出および事業拡大に投資します。



Transreportは、英国においてあらゆる障がい者(身体・精神)や高齢者が円滑に鉄道で移動するために、移動に係る介助リクエストのマッチング・予約・駅係員とのタイムリーなコミュニケーションが図れる唯一無二の交通アクセシビリティ・アプリを提供しております。2020年に本サービスをローンチ後、現在英国では全ての鉄道事業者が採用し、20万以上の乗客ユーザーが利用しております。


Transreportは、Rainmaking Expandが運営するStartupbootcamp Scale Osakaプログラムを通じて、2021年から2022年にかけて大阪を中心に日本の大手鉄道会社と2つの実証実験を実施しました。本実証実験を通じて、日本市場におけるTransreportのサービス需要を検証し、大きな需要があることを確認しました。


Transreportは、今後日本における全ての障がい者や高齢者が円滑で快適な移動ができる社会を目指し、鉄道を始め、あらゆる交通機関との協業を通じて同社のアクセシビリティ支援プラットフォームの全国普及を目指します。


現在、日本には500万人以上の障がい者(総人口の4.3%[1])と3,600万人以上の高齢者(総人口の29.1%[2])がいると推定されており、Transreportのサービスを通じて、多様なるニーズに沿った移動のサポートを提供します。


Transreportは英国の全ての鉄道会社への導入に成功した後、継続的にサービスを改善し、障がい者や高齢者等を中心に世界中の人々が円滑に移動できる社会を実現したいと考えてきました[3]。世界でもトップレベルを誇る「日本の鉄道」インフラと、日本における障がい者支援のニーズの高まりに触発され[4]、Transreportはサービスの改善と同時にビジネスの拡大を目指し、日本市場にアプローチしました。日本における実証実験を成功させ、良好な結果を得られたことから、Transreportは日本における障がい者や高齢者が直面する移動の重要な課題を解決し、急速に事業拡大するためにRainmakingと引き続き協業することを決定しました。



<Rainmaking Expand プログラム責任者 ブライアン・リムからのコメント>

Rainmaking Expandプログラムは、私たちが提携するレイターステージスタートアップやより広いコミュニティに価値をもたらし、世界中の創業者の成長願望を実現するための新規市場参入支援プログラム(Market Expansion Program)です。

私たちは、大企業やスタートアップが事業をスケールさせるアントレプレナーシップを実現するためには、急速に事業拡大のための商機を創出し、最適な市場参入戦略を構築する必要があると認識しています。TransreportはStartupbootcamp Scale Osakaのプログラムを参画した素晴らしい企業の一社であり、私たちを信頼し、日本市場参入に向けた次のステップのサポートを任されたことを嬉しく思います。本協業を通じて、Rainmakingの起業家DNA・カルチャー・実績を活用しながら、日本の企業と密接に協力しながら日本における障がい者や高齢者が直面する移動の課題を解決し、Transreportの日本進出の成功を実現します。


<Transreport マネージング・ディレクター ジェイ・シェンからのコメント>

日本は間違いなく世界で最も優れた鉄道システムの一つですが、日本の鉄道会社は、世界中の多くの鉄道会社と同様、障がい者等に対する支援・アクセシビリティサービスの提供において数多くの課題に直面しています。日本の鉄道会社との実証実験では、当社のテクノロジーが鉄道会社の業務効率の向上、コスト削減、収益の向上、そして最も重要な顧客満足度の向上に貢献することが証明されたと考えております。Rainmakingは、日本における実証実験の成功において極めて重要な役割を果たしました。彼らの日本市場におけるアプローチと知見、ビジネス文化に対する深い理解およびプロフェッショナリズムに大変感銘を受けました。



Transreportは日本市場進出の加速に向けて、様々な交通機関や関連業界のキープレイヤーとの協業や戦略的パートナーシップなどの開拓を進め、日本における障がい者や高齢者が直面する移動の重要な課題を解決し、全ての人が円滑で快適に移動できる社会の実現を目指します。


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■ Rainmaking Innovationについて

Rainmakingは、2007年にデンマークのコペンハーゲンで、世界で最も早い時期に設立されたベンチャースタジオの1つです。2015年に設立されたアジア太平洋地域の本部であるシンガポールを中心に、APAC、MENA、ヨーロッパ、北米の35都市以上にグローバルに展開しています。これまでに1,000社以上のテック系スタートアップを創業・育成・投資をしており、RainmakingのアクセラレータープログラムであるStartupbootcampとRainmaking Expandは商業実績に拘りを持って、スタートアップの規模拡大と新規市場参入を支援しています。

Rainmaking Expandプログラムでは、企業の成熟度や産業分野に問わず、カスタマイズされたサポートと市場エキスパート等のネットワークアクセスを通じ、Rainmakingがこれまで培った市場参入に関するベストプラクティスの知見を活用することができます。

またRainmakingのベンチャースタジオ・モデルでは、スタートアップの創業者を支援し、大手企業や投資家と協力し、商業的かつ社会的に大きなインパクトをもたらすことが可能にするよう画期的な新事業構築を実現します。

ウェブサイト: https://expand.rainmaking.io/



■ Transreportについて

Transreportは、「交通移動を民主化」するというシンプルなビジョンを持ちながら、2016年に設立されました。スマート・テクノロジーを通じて、障がいを持つ乗客を中心に多様なる課題を鉄道事業者に提示し、乗客が「より良い移動」を実現するため、最新のテクノロジーを活用しています。Transreportでは変化をもたらすためにすべての乗客の意見が重要であることを重視し、「交通移動を民主化」することに向け、取り組みを進めています。



[1] 出処: https://www.dinf.ne.jp/doc/english/asia/resource/z00ap/003/z00ap00309.html

[2] 出処: https://www.nippon.com/en/japan-data/h01446/

[3] 出処: https://www.forbes.com/sites/gusalexiou/2021/06/24/transreport-rail-assistance-app-alleviates-travel-misery-for-disabled-passengers/

[4] 出処: https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001001554.pdf

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