淡路島初!マリオット×積水ハウスによる道の駅隣接型の 「地域経済活性化ホテル」が南あわじ市に開業
積水ハウス株式会社とマリオット・インターナショナルは、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」の旅の拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良」を12月16日(金)に開業いたしました。また、開業を記念し、オープ二ングセレモニーおよび内覧会を実施いたしました。当ホテルで、9道府県21か所目、淡路島では初の開業となります。
淡路島は近年、島外から年間1,000万人近くが訪れ、国内における島リゾートの代表格になっています。また、島内外の企業により積極的な観光投資が行われており、貸別荘が5年で倍増するなど宿泊施設や飲食店が相次ぎ開業し、大阪・関西万博に向けてさらなる賑わいが期待されています。
島内には、海外でも人気の高いアニメや映画など「クールジャパン」をテーマにした施設が続々オープンし、国内外の観光客が楽しめるコンテンツが充実。加えて、世界的にブームとなっている「アドベンチャーツーリズム*1」のニーズに対応できる、淡路島一周のサイクリングを楽しむ「アワイチ」や世界最大のうずしおが見られる「うずしおクルーズ」などにより、淡路島の課題であった訪日外国人観光客の誘致と宿泊者の増加についても期待が集まっています。
なお、ホテルはインバウンドの宿泊客が島内3市で最も多い南あわじ市に位置。積水ハウスとマリオットによる「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」の特徴として、館内にレストランはなく宿泊特化型のため、食事やお土産などは道の駅をはじめ地域のお店を利用していただくことで、地域経済活性化を狙います。また、世界1億7,000万人以上のマリオット・ボンヴォイ会員に淡路島の魅力をアピールし、国内外からの誘客を目指します。当日は、積水ハウス株式会社の仲井 嘉浩、マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン、兵庫県齋藤知事らが登壇し、プロジェクトやホテル開業の経緯や今後の展望などについて語りました。
*1 「自然」、「アクティビティ」、「文化体験」の3要素のうち2つ以上で構成される旅行を指します。ウィズ・コロナ時代において、観光においても密集を回避した旅行形態の変化が求められる中で、世界的ブームとなっていることから、国内外の観光客の消費額増加や満足度向上に繋がることが期待されています。
【登壇者ご挨拶】
■積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩(なかい よしひろ)
本プロジェクトのコンセプトは、「未知なるニッポンをクエストしよう」です。ディープな日本を、“渡り歩く”旅をしながら、その地域の魅力を味わい、偶然の出会いを楽しみながら旅をする。それがTRIP BASE STYLEです。このような旅をしていただくために、3つのポイントを考えました。
1つ目は、地域の重要な拠点である「道の駅」の隣接地に、世界最大のホテルオペレーターであるマリオット様と組んで、宿泊特化型のホテルをつくることです。多くのインバウンド客に来ていただき、日本人でさえ気付かなかった地域の魅力を発見してもらうとともに、新たな宿泊需要を創出することを目指しています。
2つ目は、地元やパートナーの皆様との連携です。ここ福良は、国内における島リゾートの代表格となっている淡路島で初めてのホテルです。世界最大のうずしおが見られる「うずしおクルーズ」、国指定の重要無形民俗文化財である「淡路人形座」、淡路島をサイクリングで1周する「アワイチ」など、素晴らしいコンテンツを織り交ぜたオリジナルツアーを地域の方々と連携して企画していきます。
また、当プロジェクトはすでに51社のパートナー企業と連携しており、多くの企業や団体の方々が当プロジェクトの考え方に賛同いただいております。
3つ目は、情報発信です。その手段の1つがWEBサイトです。ホテル予約はもちろん、ホテル周辺の季節毎の旅情報やイベント情報、グルメ情報を世界に1億7,000万人以上いるMarriott Bonvoy会員にも発信しています。また、約1,900人の国内外の応募者の中から選ばれたアンバサダーが、SNSを通じて地域魅力や体験を旅人目線で発信しています。
2025年までには26道府県、約3,000室へ規模を広げ、未知なるニッポンを渡り歩く旅、未知なるニッポンを創造する挑戦を続けてまいります。是非、今後も当プロジェクトにご期待ください。
■マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当 エリアヴァイスプレジデント カール・ハドソン
フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルは、2020年に岐阜県で1軒目を開業して以来、9道府県で20軒のホテルを開業し、急速な展開拡大を続けてまいりました。そして、本日開業する兵庫淡路島福良は21軒目のフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルとなります。
淡路島には、全国から年間1,000万人近い観光客が訪れ、バケーションレンタルの需要はこの5年間で倍増しています。淡路島には絶景のサイクリングコースや風光明媚なビーチ、世界で2番目に長い吊り橋など、さまざまな魅力があり、日々旅行者が訪れています。また、とても興味深いことに、ヨーロッパや北米をはじめとする9ヵ国のアドベンチャーツーリズム旅行者が今後行きたい国を選んだ際に、7ヵ国で日本が1位に選ばれています。今後、インバウンド観光の水準は、パンデミック前のピーク時へとすぐにでも戻っていくと確信しています。海外から訪れるMarriott Bonvoy会員の皆様を再びお迎えすることができ、大変嬉しく思います。
Marriott Bonvoyの会員数は全世界で1億7,000万人以上おり、日本全国を旅行される国内外の旅行者の皆様に、限定オファーや特典を提供できることを楽しみにしています。
■兵庫県知事 齋藤 元彦(さいとう もとひこ)様
マリオット様とのプロジェクトは、11月の兵庫県内で1軒目の兵庫神鍋高原のオープンを皮切りに、本日の淡路島福良に続き、養父、淡路島東浦と展開されます。これは本当に大きなチャンスと捉えており、2025年の大阪・関西万博、それ以降も含め新しい観光の姿を作っていくと考えています。
今回のプロジェクトで、長期滞在型の観光客に対し、地域の食やアクティビティで貢献したい。そして、全世界のマリオットの会員様にインバウンドという形で兵庫に多く訪れていただくきっかけになればと思っています。そこで、兵庫県では、ホテルを拠点に地域に提供されるものをしっかりつなげていく「地域連携モデル」を提案いたします。ポイントは、「食」「アクティビティ」「交通」の3つです。淡路島3年とらふぐ、玉ねぎのように兵庫県には豊かな食がありますし、サイクルツーリズムを代表するアクティビティもあります。それらをホテルを中心につなげることが、「地域連携モデル」のポイントとなります。
今回、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルのある4つの地域で、地元の自治体、観光関係者、方々などで地域貢献を検討するワーキンググループを作る予定です。ワーキンググループの意見を、トップミーティングとして兵庫県知事、積水ハウス様、マリオット様をはじめ色んな方と話をしながら、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルを基軸にどのように地域活性化していくか、楽しんでいただけるかという枠組みづくりを兵庫県で初めて実施したいと思っています。現在、兵庫県では再来年までテロワールをテーマにした「ディスティネーションキャンペーン」や、2025年の大阪・関西万博で「ひょうごフィールドパビリオン」を出展するなど兵庫県の魅力を発信してまいります。そのためにも、今回の連携の枠組みづくりが重要となってきますし、必ず成功に導いていくことをコミットさせていただきます。
■南あわじ市長 兼 道の駅「福良」駅長 守本 憲弘(もりもと かずひろ)様
2016年に兵庫県を通じまして、このホテル建築のお話をいただき、地元の皆様と共に場所の選定など様々な調整を進めてまいりました。おかげさまで、地域の方々に本当に喜んでいただけるような形で、オープニングを迎えられたことを私どもも大変喜んでおります。
10月11日に入国制限が緩和されたことでインバウンド需要の増加や、2025年の大阪・関西万博に向け、国内外の観光客の皆様に対し淡路島の受け入れ体制を整えつつあります。また兵庫県知事より、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルと地域の連携の仕組みについてお話しいただいたように、ディープな日本、ディープな南あわじを楽しんでいただけるような形をぜひ作っていきたいと思っています。
現在、南あわじ市では、多言語のツアーガイドの養成や、淡路そうめん工場や淡路島3年とらふぐの養殖場を訪れる「福良の街歩き」なども始めております。南あわじの観光面の大きなテーマとして、「人が人を呼ぶ」を掲げております。「地域の人の魅力」を体感されたお客様を通じて、新たなお客様が淡路島に訪れたいと思ってもらえる地域づくりを進めたいと考えております。このホテルから地域の魅力と相まって新しいシナジーが起こってくることを期待しています。我々もホテルの取り組みを具体的にバックアップしたいと思っています。
【フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良 概要】
フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良は、淡路島の南部、福良湾に隣接しています。フィットネス好きな方は、島内をサイクリングすることも可能です。島の南部にある鳴門の渦潮は、世界最大級の渦潮となり、明石海峡大橋を渡って、渦潮を見学するクルージングが楽しめます。また、500年の歴史を持つ淡路人形浄瑠璃を鑑賞できる「南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館」も見どころのひとつです。
https://www.marriott.co.jp/osafi/
・客室 全100部屋
キング:35室(アクセシブルルーム:1室)
ツイン:65室
・宿泊費 1室14,520円~(2名様利用、税金、サービス料込)
・客室平米数 25m2
・階数 4階
・所在地 兵庫県南あわじ市福良甲512番154
・支配人 柳田 和茂
・マーケットプレイス
1階には、道の駅や近辺のお店などで購入した食材を食べることができ、ワーケーションなどで使用できる電源が設置されている「共用スペース」、ドリンクやお土産の購入が可能な「マーケットプレイス」、その土地にちなんだ工芸品や書物を展示する「ライブラリー」を設置しております。
・朝食ボックス
当ホテルは、宿泊特化型ホテルです。食事やお土産などは道の駅をはじめとする地域のお店を利用していただくことで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっています。朝食は、地域の特産品や名物料理を使用した「朝食ボックス」をご用意しております。
土にも海にも恵まれた淡路島のブランド牛「淡路牛」や、「いかなご」「シラス」などの特産品を、地元の新鮮な野菜で彩りました。塩麹や醤油麹、甘酒など、体に優しい発酵調味料をメインに使用した食材は、麹の優しい香りをお楽しみ頂けます。淡路島の豊かな自然が育んだ食材と、腸の働きを整え、体の免疫を高めると言われる発酵食材。食べて頂いたお客様が、一日を健やかに過ごして頂けるよう、願いを込めてお作りしています。
【「Trip Base 道の駅プロジェクト」について】
・積水ハウスとマリオット・インターナショナルが「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済活性化を目指す地方創生事業です。
・「道の駅」を拠点に、「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」の提案を通して、地方創生の一助となることを目指しています。
・これまで“旅の通過点”だった「道の駅」を、隣接したエリアにホテルをつくり、地域の観光資源をネットワーク化することで、地域の魅力を渡り歩く「旅の拠点」に変えていきます。
・そのために、地域や自治体、パートナー企業と連携し、地域の知られざる魅力の発掘をはじめ、道の駅発のアクティビティ開発や地域の雇用、新しい人の流れの創出など、各地域が抱える社会課題の解決や観光活性化に向けた様々な取り組みを進めていきます。
・「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、シンプルにゆったりとくつろぐことのできる宿泊特化型のホテルです。食事やお土産などは道の駅をはじめ地域のお店を利用していただくことで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっています。
参考情報
『TRIP BASE STYLE』 地域の魅力を渡り歩く旅のヒントを集めた「Trip Base 道の駅プロジェクト」公式HP
TRIP BASE STYLE トリップベーススタイル【公式Twitter】
https://twitter.com/TRIPBASESTYLE
TRIP BASE STYLE トリップベーススタイル【公式Instagram】
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