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連合調べ  「フリーランスとして仕事上で トラブルを経験したことがある」46.1%、 文化・芸能・芸術関連では58.8%  経験したトラブル 1位「不当に低い報酬額の決定」 2位「一方的な仕事の取消し」 3位「報酬の支払いの遅延」

~フリーランスの契約に関する調査2023~

日本労働組合総連合会(略称:連合、所在地:東京都千代田区、会長:芳野 友子)は、この度、フリーランスとして働く人の契約に関する意識と実態を把握するため、「フリーランスの契約に関する調査2023」を2022年12月23日~12月27日の5日間でインターネットリサーチにより実施し、全国の20歳以上の男女でフリーランス(※)として働く人1,000名の有効サンプルを集計しました(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)。

※フリーランスを本業として仕事をしている人を対象


[調査結果]

≪フリーランスとして働く人の仕事の実態について≫

フリーランスとして働き始めたきっかけ 1位「好きなことを仕事にしたかったから」2位「自分の専門性を活かすため」3位「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」

 20代では「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」が高い結果に


全国の20歳以上の男女でフリーランスとして働く人1,000名(全回答者)に、フリーランスとして行っている仕事について質問しました。


まず、全回答者(1,000名)に、フリーランスとして働き始めたきっかけを聞いたところ、「好きなことを仕事にしたかったから」(32.5%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「自分の専門性を活かすため」(29.8%)、「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」(29.4%)、「フリーランス以外に選択肢がなかったから」(16.8%)、「前職を退職したため(自己都合)」(15.3%)でした。

世代別にみると、20代では「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」(39.5%)が全体と比べて10ポイント以上高くなりました。

仕事内容別にみると、営業・販売関連と事務・ビジネス関連、クリエイティブ関連では「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」(順に33.3%、35.9%、37.7%)、IT関連では「前職を退職したため(自己都合)」(25.6%)、ものづくり・ものはこび関連では「自分の専門性を活かすため」「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」(いずれも25.3%)が1位でした。


◆フリーランスとしての働き方満足度

 「仕事全体」は56.0%、「仕事内容・質」は63.6%、「労働時間」は57.5%、「働きがい・やりがい」は66.0%、「プライベートとの両立」は68.8%が満足と回答した一方で「収入」は27.9%にとどまる

◆「フリーランスとしての働き方について、将来への展望がある」35.3%


全回答者(1,000名)に、フリーランスとしての働き方について、どのくらい満足しているか聞いたところ、【仕事全体的に】では「非常に満足している」が15.0%、「やや満足している」が41.0%で、合計した『満足している(計)』は56.0%、「全く満足していない」が5.1%、「あまり満足していない」が9.3%で、合計した『満足していない(計)』は14.4%となりました。フリーランスとして働く人の多くが、満足感を得ながら仕事をしているようです。

仕事内容別にみると、満足している人の割合は、暮らし・学び関連では77.8%となった一方、営業・販売関連では40.3%にとどまりました。仕事内容により、満足度に差が生じている実態が明らかとなりました。


【仕事内容・質】では『満足している(計)』は63.6%、【労働時間】では『満足している(計)』は57.5%と半数を超えました。他方、【収入】では『満足している(計)』は27.9%と3割未満にとどまっており、収入満足度の低さが際立つ結果となりました。


また、【働きがい・やりがい】では『満足している(計)』は66.0%、【プライベートとの両立】では『満足している(計)』は68.8%と、いずれも約7割となりました。働きがい・やりがいを感じている人や、ワークライフバランスを整えることができている人は多いようです。


さらに、フリーランスとしての働き方について、将来への展望はどのくらいあるか聞いたところ、「とてもある」が14.4%、「少しある」が20.9%で、合計した『ある(計)』は35.3%、「全くない」が10.2%、「あまりない」が16.9%で、合計した『ない(計)』は27.1%となりました。

仕事内容別にみると、将来への展望があると回答した人の割合は、理・美容関連(51.5%)とからだ・健康関連(52.2%)では半数を超えたのに対し、営業・販売関連(27.8%)やクリエイティブ関連(24.7%)、ものづくり・ものはこび関連(26.5%)では3割未満にとどまりました。


◆「フリーランスとして仕事上でトラブルを経験したことがある」46.1%、文化・芸能・芸術関連では58.8%

 経験したトラブル 1位「不当に低い報酬額の決定」2位「一方的な仕事の取消し」3位「報酬の支払いの遅延」


続いて、全回答者(1,000名)に、フリーランスとして仕事上でトラブルを経験したことはあるか聞いたところ、「トラブルの経験がある」は46.1%、「トラブルの経験はない」は53.9%となりました。フリーランスとして働く人の半数近くが、何らかの仕事上のトラブルに遭遇していることがわかりました。

仕事内容別にみると、トラブルを経験した人の割合は、文化・芸能・芸術関連(58.8%)が最も高くなり、コミュニケーション関連(54.5%)、ものづくり・ものはこび関連(54.2%)、クリエイティブ関連(51.9%)が続きました。


フリーランスとして仕事上でトラブルを経験したことがある人(461名)に、経験したトラブルの内容を聞いたところ、「不当に低い報酬額の決定」(31.0%)が最も高くなりました。報酬額の決定を巡ってトラブルに発展したケースが多いようです。次いで高くなったのは、「一方的な仕事の取消し」(28.4%)、「報酬の支払いの遅延」(25.8%)、「一方的な仕事内容の変更」(25.4%)、「報酬の不払い・過少払い」(22.8%)でした。


≪フリーランスとして仕事を行う際の契約について≫

◆「フリーランスとしての業務を受注する際、書面で契約しているかどうかに関わらず適切に報酬が支払われ、契約通りにきちんと業務内容や条件、権利等が守られていると思わない」31.0%


フリーランスとして仕事を行う際の契約について質問しました。


全回答者(1,000名)に、フリーランスとしての業務を受注する際、書面で契約しているかどうかに関わらず適切に報酬が支払われ、契約通りにきちんと業務内容や条件、権利等が守られていると思うか聞いたところ、「とてもそう思う」が20.1%、「ややそう思う」が48.9%で、合計した『そう思う(計)』は69.0%、「とてもそう思わない」が7.2%、「あまりそう思わない」が23.8%で、合計した『そう思わない(計)』は31.0%となりました。

仕事内容別にみると、『そう思わない(計)』と回答した人の割合は、IT関連(34.6%)が最も高くなり、文化・芸能・芸術関連とものづくり・ものはこび関連(いずれも33.7%)、事務・ビジネス関連(32.1%)、営業・販売関連(29.2%)が続きました。


◆フリーランスとしての業務を受注する際の発注者との確認や合意方法の実施状況

 「書面などによる契約を行っている」44.0%、「電子文書による契約を行っている」27.7%

 「メールやチャット、アプリで確認・合意を行っている」72.3%、「口約束で確認・合意を行っている」56.0%


全回答者(1,000名)に、フリーランスとしての業務を受注する際の業務内容や条件、権利・義務等の発注者との確認や合意方法についてどの程度行っているか聞いたところ、【書面などによる契約】では「いつも行っている」が28.9%、「たまに行っている」が15.1%で、合計した『行っている(計)』は44.0%、「ほとんど行っていない」が29.2%、「あまり行っていない」が26.8%で、合計した『行っていない(計)』は56.0%となりました。

仕事内容別にみると、『行っている(計)』と回答した人の割合は、IT関連(65.4%)が最も高くなり、コミュニケーション関連(63.6%)、事務・ビジネス関連(56.4%)が続きました。


【電子文書による契約(デジタル捺印)】では『行っている(計)』は27.7%、『行っていない(計)』は72.3%となりました。

仕事内容別にみると、『行っている(計)』と回答した人の割合は、【書面などによる契約】と同様にIT関連(56.4%)が最も高くなりました。


【メールやチャット、アプリ】では『行っている(計)』は72.3%、『行っていない(計)』は27.7%となりました。書面や電子文書よりもメールやチャット、アプリを用いて確認や合意を行っているケースが多いようです。

仕事内容別にみると、『行っている(計)』と回答した人の割合は、コミュニケーション関連(86.4%)が最も高くなり、文化・芸能・芸術関連(82.3%)、クリエイティブ関連(81.8%)、IT関連(80.8%)が続きました。


【口約束(電話を含む)】では『行っている(計)』は56.0%、『行っていない(計)』は44.0%となりました。

仕事内容別にみると、『行っている(計)』と回答した人の割合は、ものづくり・ものはこび関連(71.1%)が最も高くなり、理・美容関連(60.6%)、文化・芸能・芸術関連(58.8%)が続きました。


◆フリーランスとしての業務を受注する際の契約書の締結状況

 「いつも締結している」23.8%、「締結するときとしないときがある」40.2%、「締結したことはない」36.0%


業務を受注する際、どのくらいの人が契約書を締結しているのでしょうか。


フリーランスとしての業務を受注する際の契約書の締結状況をみると、「いつも契約書を締結している」は23.8%、「契約書を締結するときとしないときがある」は40.2%、「契約書を締結したことはない」は36.0%となりました。


◆業務を受注する際に契約書を締結しなかった理由 1位「日頃の信頼関係があるため」2位「書面で契約しなくても、権利や報酬が保障され、円滑な業務遂行に支障がないため」3位「発注者から提示されなかったため」4位「契約書をかわす慣例がなく、受発注側どちらにもその発想がないため」


業務を受注する際に契約書を締結しなかった経験がある人(762名)に、締結しなかった理由を聞いたところ、「日頃の信頼関係があるため」(43.8%)が突出して高くなりました。次いで高くなったのは、「書面で契約しなくても、権利や報酬が保障され、円滑な業務遂行に支障がないため」(26.8%)、「発注者から提示されなかったため」(24.4%)、「契約書をかわす慣例がなく、受発注側どちらにもその発想がないため」(23.6%)、「契約書作成の負担が大きいため」(9.4%)でした。


◆フリーランスとしての業務を受注する際の契約のタイミング

 契約書締結経験者の32.2%が「契約の締結もしくは合意はいつも業務の終了後にしている」と回答

◆「業務内容や条件、権利・義務等について理解しないで受注することがある」契約書締結経験者の37.8%

 「業務内容や条件、権利・義務等について納得しないで受注することがある」では43.0%

 理解・納得を得ないまま契約書を締結・合意した理由 1位「締結・合意しないと次の仕事をもらえないから」


業務を受注する際に契約書(電子契約を含む)を締結した経験がある人(640名)に、フリーランスとしての業務を受注する際の契約のタイミングについてあてはまるものを聞いたところ、【業務の開始前に契約を締結もしくは合意している】では「いつもそうである」は60.8%、「たまにそうである」は23.6%、「あまりそうでない」は10.8%、「そうだったことはない」は4.8%となり、【業務の終了後に契約を締結もしくは合意している】では「いつもそうである」は32.2%、「たまにそうである」は23.9%、「あまりそうでない」は15.6%、「そうだったことはない」は28.3%となりました。


また、フリーランスとしての業務を受注する際の、契約書等に記載されている業務内容や条件、権利・義務等に対する理解・納得についてあてはまるものを聞いたところ、【業務内容や条件、権利・義務等について理解していること】では「いつもそうである」は62.2%となり、「たまにそうである」が23.6%、「あまりそうでない」が12.3%、「そうだったことはない」が1.9%で、合計した『そうではないことがある(計)』は37.8%となりました。

【業務内容や条件、権利・義務等について納得していること】では「いつもそうである」は57.0%となり、「たまにそうである」が28.3%、「あまりそうでない」が12.8%、「そうだったことはない」が1.9%で、合計した『そうではないことがある(計)』は43.0%となりました。


業務を受注する際に契約内容について理解・納得を得ないまま契約書(電子契約を含む)を締結・合意した経験がある人(292名)に、理解・納得を得ないまま契約書を締結・合意した理由を聞いたところ、「締結・合意しないと次の仕事をもらえないから」(39.7%)と「十分な検討時間がなかったため、仕方なく」(38.0%)が突出して高くなりました。以降、「発注者から一方的に押しつけられたから」と「法律の知識や契約の経験がなかったため、後から不利な契約だったことに気づいた」(いずれも20.5%)が続きました。


仕事内容が文化・芸能・芸術関連の人(83名)についてみると、「締結・合意しないと次の仕事をもらえないから」は44.6%、「法律の知識や契約の経験がなかったため、後から不利な契約だったことに気づいた」は26.5%と、全体(順に39.7%、20.5%)と比べて約5ポイント高くなりました。


◆フリーランスの適切な報酬や権利を守るために、書面で契約したほうがいいと思うか?

 「そう思う」64.1%、「そう思わない」6.4%


書面で契約することの必要性について質問しました。


全回答者(1,000名)に、フリーランスの適切な報酬や権利を守るために、書面で契約(電子契約を含む)したほうがいいと思うか聞いたところ、「そう思う」は64.1%、「そう思わない」は6.4%、「わからない」は29.5%となりました。

仕事内容別にみると、「そう思う」と回答した人の割合は、コミュニケーション関連(86.4%)と事務・ビジネス関連(80.8%)が特に高くなり、暮らし・学び関連(75.9%)、からだ・健康関連(69.6%)が続きました。


書面で契約したほうがいいと思わない人(64名)に、その理由を聞いたところ、次のような回答がありました(抜粋)。

・「かえって信頼を失いそう(文化・芸能・芸術関連)」

・「柔軟性が損なわれる恐れがある(IT関連)」

・「信頼関係が成り立っている(IT関連)」

・「長年の人間関係がある(文化・芸能・芸術)」

・「信頼関係の中で成り立っているので余計な時間を作りたくない(その他)」

・「円滑に行われない場合に困る(文化・芸能・芸術関連)」

・「そこまでこだわると相手が嫌がり次の仕事を失う(事務・ビジネス関連)」

・「書面を作成してもその通りに守られることがない(クリエイティブ関連)」

・「郵送が面倒(事務・ビジネス関連)」


◆契約書の締結の普及・浸透のために必要だと思うこと

 1位「フリーランスと取引する事業者への契約書面交付義務化の法整備」2位「発注側の意識改革」3位「標準契約書のひな型の活用」


全回答者(1,000名)に、契約書の締結の普及・浸透のためにどのようなことが必要だと思うか聞いたところ、「フリーランスと取引する事業者への契約書面交付義務化の法整備(ルールを遵守させるための罰則の規程等)」(47.6%)が突出して高くなりました。受注に際し契約書の締結が促進・義務化されるような法整備の拡充が必要だと感じている人が多いようです。次いで高くなったのは、「発注側の意識改革」(30.2%)、「標準契約書のひな型の活用」(29.3%)、「契約書締結の必要性の周知や雰囲気の醸成」(27.4%)、「充実した相談体制の整備」(24.6%)でした。

世代別にみると、30代では「法令、契約締結業務等の実務に関する学習の機会」(27.5%)、50代では「発注側の意識改革」(38.0%)と「標準契約書のひな型の活用」(34.5%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。


≪発注者との関係について≫

◆どうすれば発注者との交渉力が高まると思うか? 1位「フリーランスの立場を守るための法整備」2位「フリーランスに対して無理な発注をしないという風土の醸成」3位「契約や権利、フリーランスとしての権利に関する学習」


全回答者(1,000名)に、どうすれば発注者との交渉力が高まると思うか聞いたところ、「フリーランスの立場を守るための法整備」(50.8%)が突出して高くなりました。フリーランスとしての権利や立場が守られるような環境が整えば、発注者に対する交渉力が増すと感じている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「フリーランスに対して無理な発注をしないという風土の醸成」(30.2%)、「契約や権利、フリーランスとしての権利に関する学習」(29.4%)、「フリーランス同士の情報交換」(28.7%)、「相談窓口の充実」(20.0%)でした。

世代別にみると、20代では「契約や権利、フリーランスとしての権利に関する学習」(34.5%)、30代では「フリーランス同士の情報交換」(36.5%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。


◆「発注者や事業者と対等な関係を築けず、ハラスメントや精神的・身体的暴力を受けたことがある」31.1%

 受けたことのあるハラスメントや精神的・身体的暴力 1位「契約で定めた範囲を超えた無理・無茶な要求」


全回答者(1,000名)に、発注者や事業者と対等な関係を築けず、ハラスメントや精神的・身体的暴力を受けたことがあるか聞いたところ、「受けたことがある」は31.1%、「受けたことはない」は68.9%となりました。対等でない関係性のために、発注者や事業者から理不尽な対応をされた経験がある人は少なくないようです。

仕事内容別にみると、「受けたことがある」と回答した人の割合は、理・美容関連(51.5%)が特に高くなり、半数を超えました。


発注者や事業者と対等な関係を築けず、ハラスメントや精神的・身体的暴力を受けたことがある人(311名)に、受けたことのあるハラスメントや精神的・身体的暴力の内容を聞いたところ、「契約で定めた範囲を超えた無理・無茶な要求」(25.1%)が最も高くなり、「仕事とは無関係のやりとりを過剰に行ってきて、疲弊してしまう」(22.8%)、「仕事を外される」(22.5%)、「きちんと仕事をしたにも関わらず、難癖をつけて報酬や消費税を支払ってくれない」(21.2%)、「精神的な攻撃(脅迫・中傷・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)」(20.3%)が続きました。


≪フリーランスとして働く際の環境について≫

◆「仕事上の情報交換や連携ができるフリーランスの仲間やつながりがほしいと思う」62.0%

 仲間やつながりを求める人は若年層に多い傾向


全回答者(1,000名)に、仕事上の情報交換や連携ができるフリーランスの仲間やつながりがほしいと思うか聞いたところ、「そう思う」は62.0%、「そう思わない」は38.0%となりました。フリーランスとして働く人同士で“横のつながり”を活発化させられるようなプラットフォームやコミュニティを望む人が多いのではないでしょうか。

世代別にみると、「そう思う」と回答した人の割合は、20代では64.0%、30代では69.0%と、若年層で高くなる傾向がみられました。

仕事内容別にみると、「そう思う」と回答した人の割合は、理・美容関連(72.7%)やからだ・健康関連(72.5%)、コミュニケーション関連(68.2%)、文化・芸能・芸術関連(67.9%)、IT関連(66.7%)が特に高くなりました。


◆フリーランスがより働きやすくなるために必要だと思うこと

 1位「フリーランスの立場や権利を守る法律の整備」2位「フリーランスが利用できる福利厚生」3位「所得が補償される制度・仕組み」4位「フリーランスに対する企業への理解促進」


最後に、全回答者(1,000名)に、フリーランスがより働きやすくなるために必要だと思うことを聞いたところ、「フリーランスの立場や権利を守る法律の整備」(33.7%)が最も高くなり、「フリーランスが利用できる福利厚生(健康診断や施設利用・旅行の優待サービス、税務・法務サポート、スキルアップ支援、入院見舞金等)」(32.8%)、「所得が補償される制度・仕組み(病気やケガで働けなくなった際の所得補償)」(25.9%)、「フリーランスに対する企業への理解促進」(24.1%)、「雇用保険のような制度・仕組み(失業中の生活の安定を図るための仕組み)」(21.3%)が続きました。

世代別にみると、20代と30代では「妊娠・出産・育児・介護などと仕事の両立のための制度・仕組み(給付金や休暇など)」(順に20.5%、19.0%)が5人に1人の割合となりました。


■調査概要■

調査タイトル:フリーランスの契約に関する調査2023

調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の20歳以上の男女でフリーランス(※)として働く人

※フリーランスを本業として仕事をしている人を対象

調査期間:2022年12月23日~12月27日

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:1,000サンプル

実施機関:ネットエイジア株式会社

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