円珠院所蔵「人魚のミイラ」研究プロジェクト最終報告会のお知らせ
2023.01.31 18:30
1.概要
倉敷芸術科学大学(所在地:岡山県倉敷市連島町西之浦2640)は、2022 年 2 月 2 日から岡山県浅口市にある円珠院が所蔵している「人魚のミイラ」を、宗教法人円珠院の協力の下、倉敷市立自然史博物館、岡山民俗学会理事木下浩氏と合同で、科学的に分析するプロジェクトを実施していています。このたび、その最終報告結果がまとまりましたので、以下の通り発表することをお知らせします。
2.最終報告会
①日時 2023年2月7日(火) 17:00~
②場所 倉敷芸術科学大学 3号館3階 会議室(予定)
③内容 円珠院所蔵の人魚のミイラについて、X線CTによる内部構造の調査結果、皮膚の化学分析とDNA解析、ウロコの放射性炭素年代測定等についての結果および、人魚のミイラの民俗学的な考察等について、報告を行います。
②場所 倉敷芸術科学大学 3号館3階 会議室(予定)
③内容 円珠院所蔵の人魚のミイラについて、X線CTによる内部構造の調査結果、皮膚の化学分析とDNA解析、ウロコの放射性炭素年代測定等についての結果および、人魚のミイラの民俗学的な考察等について、報告を行います。
3.過去のニュースにて振り返り
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=JaWvmK81Gko
4.当プロジェクトの詳細と沿革
仏像や宗教絵画を含め、信仰や伝統・文化は芸術と不可分な関係として歴史的にも長く存在してきました。本学はアート(感性)&サイエンス(理性)教育を新ビジョンに定め、知性と感性を兼ね備えた創造力豊かな人材の育成を進めています。この度、県内に唯一その存在が確認されている人魚のミイラについて、ミイラを所蔵している宗教法人円珠院のご協力の下、倉敷市立自然史博物館、岡山民俗学会理事木下浩氏とともに、当大学の専門教員たちが、X 線CT 撮影や遺伝子分析など、それぞれの専門分野から徹底的に科学的分析を行います。化石哺乳類の専門家である加藤敬史教授が上半身、魚類学を専門とする山野ひとみ准教授が魚体部の形態分析を、分子生物学を専門とする武光浩史准教授が剥離物のDNA 分析等を行うとともに、木下浩氏が民俗学の視点から調査・分析を担当しておりました。
5.倉敷芸術科学大学について
「アート(芸術)」と「サイエンス(科学)」を冠する日本で唯一の大学として、21 世紀型の教育として世界的に注目されるSTEAM 教育を早くから実践する大学です。「知性と感性を兼ね備えた創造力豊かな人材の育成」をミッションとして、現在、全学的に独自の「アート&サイエンス教育(A&S 教育)」への転換を図っています。これまでの知識習得型学習からPBL(プロジェクト∕プロブレム・ベースト・ラーニング)に重点を移し、デザイン思考やアート思考、教科横断型の授業や、見る、聞く、触れるなどの五感を使いながら、発見・実感を得る学びなどを導入し、機能性や論理性だけでなく感性や直感も重視した教育を行います。
ウェブサイト https://www.kusa.ac.jp/
ウェブサイト https://www.kusa.ac.jp/
6.お問い合わせ先
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