【奥入瀬渓流ホテル】「氷瀑ライトアップツアー」体験会のご報告~地元小学生が体験会に参加して環境への理解を深めました~
奥入瀬(おいらせ)渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では2023年1月29日、「氷瀑(ひょうばく)ライトアップツアー体験会」を実施しました。当体験会には十和田市にある法奥(ほうおく)小学校の4年生~6年生22名が参加し、地元の魅力を改めて発見してもらう機会として実施しています。参加した子どもたちは奥入瀬渓流を知り尽くしたネイチャーガイドの解説や、ワークシートを通じて、奥入瀬渓流エリアの自然環境について知識を広げ、地元の魅力について理解を深めました。
背景
奥入瀬渓流ホテルを運営する星野リゾートでは、これまでに「旅」を形作る上で欠かせない要素として、その土地ならでは魅力や体験の提供を大切に考えてきました。当ホテルの目の前を流れる奥入瀬渓流は、十和田(とわだ)八幡平(はちまんたい)国立公園内に属し、国の特別名勝、天然記念物、国立公園の特別保護地区に指定されています。近年、世界的に環境保全の重要性が唱えられていますが、奥入瀬渓流では1943年から約80年、自然の保護と利用が両立されてきました。後世にもこの自然を残していくためには、地元の方々が地元の魅力を理解し、自然への関心を高める取り組みが重要だと考えています。後世を担う子どもたちが自然を学び、地元への理解を深め、この先も守っていきたいという価値観を育てる機会にしたいという思いで、本取り組みに至りました。これまで、2022年の夏には渓流オープンバスツアーの体験乗車会を実施し、今年度も氷瀑ライトアップツアー体験会を実施することができました。今後も継続して子どもたちが自然に触れ、自然を考えるきっかけを提供していきます。
氷瀑ライトアップツアー開催までの経緯
奥入瀬渓流ホテルは、豊かな自然と四季折々の景色が広がる美しい場所に位置しています。しかし、冬になると厳しい寒さと大量の積雪の影響で、観光客入れ込み数は他の季節の2分の1まで減少します(*1)。これに伴い宿泊者数も大きく減少するため、当ホテルは2016年まで冬季休業していました。冬季営業を開始するため、当ホテルはあまり知られていなかった奥入瀬渓流の冬の風物詩である氷瀑(*2)に注目し、その魅力を伝えるべく様々なコンテンツを打ち出してきました。氷瀑ライトアップツアーはそのひとつで、氷瀑をライトアップし幻想的な景色を楽しむツアーです。十和田市の協力のもと、ともに構想を練り上げ、2018年にツアーを開始しました。官民連携のもと毎年実施してきた当ツアーは、今では累計参加者数が24,000人(*3)を超え、冬の奥入瀬渓流の観光の代名詞ともいえます。2021年12月には、冬季営業が5周年を迎えた節目にオープニングセレモニーを実施しました。
*1 令和3年青森県観光入込客数
*2 滝や湧水が厳しい寒さで凍りついたもの
*3 2022年12月末時点
*1 令和3年青森県観光入込客数
*2 滝や湧水が厳しい寒さで凍りついたもの
*3 2022年12月末時点
実際にライトアップされた氷瀑の絶景を楽しむ
子どもたちはバスに乗車し、氷瀑ライトアップツアーへ出発しました。子どもたちが向かったのは、湧き水が凍り付いた奥入瀬渓流の名所「馬門岩(まかどいわ)」です。当体験会では、ネイチャーガイドが奥入瀬渓流の環境や、氷瀑の成り立ちを紹介しました。この日ガイドを務めたのは、当ホテルのネイチャーガイドです。ネイチャーガイドは冬の奥入瀬渓流と氷瀑の魅力を工夫を凝らしながら子どもに伝え、子どもたちはネイチャーガイドから自然の壮大さを学びました。馬門岩にできる氷瀑の青く幻想的に照らし出された景色を目の前に、子どもたちは自然とライトが融合し、織りなされる地元の絶景に目を輝かせながら楽しみました。
ワークシートを用いて、地元の自然の知識を深め意識変化へとつなげる
子どもたちが自然を考えるきっかけになるようにと企画したこのツアーは、ただ自然を見るだけではなく、自分の得た知識を書き出すことによって、より自然への考えを深めて欲しいとの思いでワークシートを用意しました。ツアーの前後で奥入瀬渓流、氷瀑についてどういった印象を持っているかをキーワードで書き出してもらい、単語の回答数を比べて子ども自身で気づきをまとめてもらいました。これにより、ツアー前後の知識を可視化して比べることができ、意識変化へと繋げることができます。
ツアーに参加する前のワークシートでは「綺麗」や「寒い」という単語が挙げられ、単語数は平均8語でしたが、ツアー参加後のワークシートでは、新たに「来てよかった」や「ふるさと」という単語が挙がり、単語数も平均12語に増えました。さらに、「これからもこの奥入瀬渓流を守っていきたい」という言葉がワークシート内の気づきに挙がりました。このツアーの体験をワークシートで書き出すことで、子どもたちは知識が増え、環境の大切さを意識することができました。
ツアーに参加する前のワークシートでは「綺麗」や「寒い」という単語が挙げられ、単語数は平均8語でしたが、ツアー参加後のワークシートでは、新たに「来てよかった」や「ふるさと」という単語が挙がり、単語数も平均12語に増えました。さらに、「これからもこの奥入瀬渓流を守っていきたい」という言葉がワークシート内の気づきに挙がりました。このツアーの体験をワークシートで書き出すことで、子どもたちは知識が増え、環境の大切さを意識することができました。
SDGsへの貢献について
奥入瀬渓流ホテルを運営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(CSV:共通価値の創造)が重要だと考えています。SDGs(SDGs:持続可能な開発目標)をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進しています。当ホテルでの本取り組みは、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に寄与することを目指しています。
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル。渓流が目の前に広がる露天風呂や岡本太郎作の巨大暖炉が印象的なロビーが癒しの空間を醸し出します。「渓流スローライフ」をコンセプトに心から満たされる滞在を演出します。
〒034-0398 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保 231/客室数:187室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/}
〒034-0398 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保 231/客室数:187室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/}
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