四天王寺大学でグローバルWAコンペを実施 大阪・関西万博に向けてグローバル人材の育成を加速
四天王寺大学(大阪府羽曳野市)グローバル教育センターi-Talkでは、2025年に開催が迫った大阪・関西万博に向けて、自身や自国について自分たちの言葉で発信できる人材育成を目指しています。その一つの取り組みとして、自身の海外経験や自国の社会課題などをプレゼンする「グローバルWAコンペ」を令和5年1月17日(火)に開催しました。
参加学生は22人。オンライン上で学生がそれぞれプレゼンテーションを行いました。
日本の若者の政治への関心の低さに問題意識を持った国際キャリア学科の学生は、選挙投票率の高いオーストラリアで実態調査を行った経験を語りました。現地で若者の政治に対する意識をインタビューし、現地の多くの若者が政治を「自分たちの未来を考えること」としてとらえ、積極的に参加していることを紹介。日本の若者も政治を「自分事として考えるべきだ」と話しました。
また、途上国での教育に関心があったという教育学部の学生2人はルワンダでのインターンシップに参加した経験を語りました。
現地で行われている知識の詰め込み教育ではなく、自己表現を重視した情操教育の大切さを伝えたいとの思いから、絵の展覧会の開催や、けん玉づくりなどを行いました。しかし、「生活に絵なんて必要ない。」「すぐに仕事に結びつく知識や技術を教えてほしい。」貧困世帯の親からはこう訴えられ苦労したといいます。2人は、「お金やモノの支援だけではなく、教育支援の重要性を改めて感じた。」「一時的でなく継続して支援していくことが大事です。」と話しました。
このほかにも、「Haiku Project to the world」と題してフィンランドの子供たちに俳句を教えた経験や、大阪を訪れる外国人向けに英語で大阪環状線の駅ごとの観光地紹介など、様々なプレゼンテーションが披露されました。
今回のコンペのグランプリ受賞者は、「私の留学経験(カナダ)について」というトピックでプレゼンテーションをした、国際キャリア学科3年生の森 知春さんです。「留学先で参加したチャリティーイベントについての発表がこのような形で賞をもらうことができて本当によかった。」とコメントしました。
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