若者から中高年まで眼精疲労の相談倍増 リモート会議などで近見作業増加が背景に
電子機器が普及することにより、豊かな暮らしを得ることができた一方、眼精疲労の患者が年々増加しています。医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科(院長:松岡 俊行、所在地:大阪府吹田市)では、眼精疲労を訴える患者が、新型コロナウイルスが流行する前と比べ、2023年2月10日現在では倍以上に増えています。これは、リモート会議やスマートフォンの普及、おうち時間の増加により、手元の作業が増えたことが背景になっています。
【スマホ所持率増加 2022年のスマートフォン比率は94.0%】
近年、スマートフォンやタブレット、パーソナルコンピューター(以下 パソコン)などの電子機器が普及しており、今や日常生活では欠かせないものです。モバイル社会研究所の2010年から2022年の一般向けモバイル動向調査によると、スマートフォン、携帯電話所持者のうち94%がスマートフォンを所持しています。新型コロナウイルスの影響で、多くの会社や学校がリモートワークやリモートでの授業となり、スマートフォン、タブレット端末、パソコンといった電子機器の使用頻度が増えたことが原因ではないかと考えられます。
【コロナ禍で患者急増 リモートワークや授業で眼精疲労増加か】
当院では眼精疲労の患者が急増しており、コロナ禍前と比べて倍以上になっています。中高年の患者が増えている一方で、若者の患者も増えています。リモートワークの機会が今までより増加し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末等を使用する頻度が高くなったことにより、20代、30代の若い人たちでも「手元がみえにくく疲れる」といったことや、「夕方になると物がぼやけて見える」「かすんで見える」などといった老眼のような症状を訴える患者が増えています。これは、電子機器などの近見作業を長時間行った際に起こる「スマホ老眼」と言われる症状です。よく聞く加齢性の老眼は、加齢に伴い水晶体の弾力性が失われ硬くなり、手元が見えづらくなる症状のことで、スマホ老眼とは近くのものを見続けることにより、眼の毛様体筋といった筋肉が凝り固まってしまい、老眼のように手元が見えにくくなる症状のことです。
【今後の展開】
今後ますます電子機器の発展が予測され、学校の授業などでタブレット端末を使用する頻度が増えるかと思われます。
たかが眼精疲労と思わずに、気軽に受診して頂けるようなクリニックを作っていこうと考えています。
【会社概要】
名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科
所在地: 〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3F
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