プロの音楽家が聴覚ケアの一歩を踏み出したエピソードを綴る ドキュメンタリーショートムービー 『きこえる喜びを、もう一度。』を 3月3日「耳の日」、WHO「世界耳の日」に配信
110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:齋藤 徹、以下 オーティコン)は、3月3日の「耳の日」、WHO「世界耳の日」に合わせ、難聴者であるプロの音楽家が、聴覚ケアの一歩を踏み出したエピソードを綴るドキュメンタリーショートムービーを制作しました。一度は聴覚ケアを諦めてしまった経験を持つユーザーとその家族の声をお届けします。当動画『きこえる喜びを、もう一度。』は2023年3月3日よりYouTubeにて公開します。
<動画URL: https://youtu.be/BSI_CEpqZL8 >
■世界の水準を大きく下回る日本の聴覚ケアの現状
オーティコン補聴器の本社がある、デンマークを含むヨーロッパ諸国は補聴器大国とも言われ、欧州で難聴を自覚している人(自己申告による難聴者率10.6%)のうち約8割が耳鼻科医やかかりつけ医に相談、最終的に約5割が補聴器を装用していることが報告*1されています。前回の2018年に続き、新たに発表された、日本における難聴者と補聴器の実情についての大規模市場調査であるジャパントラック2022によると、国内で難聴を自覚している人の割合は10.0%と、欧州と大差ないにもかかわらず、補聴器を実際に手に取る率はわずか15.2%と、ヨーロッパ諸国に比べ、依然として低い数値となっています。また日本では難聴を自覚しつつも耳鼻科医の受診など、難聴に何らかの対処をしたという人々は約4割にとどまり、6割以上が難聴を放置しているのが現状です。
加えて同調査*2によると、難聴を自覚してから補聴器を購入するまでに約半数47%の人が4年以上、その内19%が6年以上、難聴を放置していることが分かります。一方で補聴器装用者のうち半数以上の51%が「もっと早く補聴器を使用していればよかった」と答え、その理由に「より快適な社会生活がおくれたのではないか」と回答した人が全体の85%にも上っています。
今回動画に出演した音楽家の吉田 豊氏は、難聴を自覚した5年前に一度補聴器を試すも、補聴器の聞こえに抵抗を感じ購入を断念しています。しかし、聞こえづらい状況がさらに悪化したことを受けて、今回改めて補聴器を試し装用をスタートしたリアルユーザーです。動画では、難聴を自覚してからの思いや、一度断念した理由など聴覚ケアをスタートするまでの一連の様子を本人と家族が語っています。オーティコンは、こうした声を届けることで、今なお同じように悩んでいる難聴者へ聴覚ケアの一歩を踏み出すきっかけになればと本動画を制作しました。この動画は3月3日の世界耳の日に合わせ、オーティコンHP、公式YouTubeにて配信します。さらに、オーティコンHPの「みんなの聞こえブログ」では動画の内容をさらに詳しく掲載しています。
オーティコン補聴器プレジデント、齋藤 徹は次のように述べています。「オーティコンは『聴覚ケアはヘルスケア』と考えています。聞こえは大切なものでありながら、聴覚ケアは見過ごされがちです。難聴を放置することなく、聞こえをケアすることは、生活の質(QOL)の向上だけでなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態とされる、Well-beingにもつながるものです。3月3日の世界耳の日に合わせ、この動画が聴覚ケアの一歩を踏み出す後押になれればと願っています。」
*1 EuroTrak (ユーロトラック)Denmark 2022、EuroTrak France 2022, EuroTrak Germany,2022, EuroTrak Italy 2022, EuroTrak UK 2022
*2 JapanTrak(ジャパントラック)2022
■動画概要
<タイトル> きこえる喜びを、もう一度。
<配信開始日時> 2023年3月3日(金)
<URL> https://youtu.be/BSI_CEpqZL8
内容 :難聴を自覚してから聴覚ケアをスタートするまでの様子を
綴ったドキュメンタリーショートムービー。
出演者:吉田 豊氏。喜寿を迎えた現在も現役で活動するプロの打楽器奏者。
ブラジル音楽の普及に尽力し、国内外のアーティストとの
レコーディングやライブに数多く参加している。
■3月3日「耳の日・世界耳の日」について
日本では、難聴や言語障害を持つ人々の悩みを少しでも解決したいという社会福祉への願いを込めて、昭和31年日本耳鼻咽喉科学会の提案により、毎年3月3日は「耳の日」と制定されました。この3月3日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界耳の日(World Hearing Day)」でもあり、難聴予防と聴覚ケアの重要性を唱える啓蒙活動が世界各地で行われています。
WHOは騒音や高齢化社会が原因となって、2050年までに約25億人が何らかの難聴の影響を受けると予測*3しています。そこでWHOは、本年2023年の世界耳の日のテーマを“Ear and hearing care for all! Let’s make it a reality*4 (すべての人に耳と聞こえのケアを実現させよう!)”と掲げ、早期の聴覚ケアの重要性を提唱しています。
*3 https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/deafness-and-hearing-loss
▼本リリース掲載サイト
https://www.oticon.co.jp/about/press/center/press-releases/2023/20230303
▼オーティコン公式HP みんなの聞こえブログ
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/blog/2023/20230303
▼オーティコン公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@OticonJapan/featured
▼オーティコンの耳あな型補聴器商品ページ
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/hearing-aids/lineup/own
▼オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル:0120-113321
営業時間 :9:30~17:30(土、日、祝日を除く)
◆その他、詳細は当社ホームページhttps://www.oticon.co.jp/ をご覧ください。
■オーティコン補聴器について
オーティコン(Oticon)は、1904年にデンマークで創設された補聴器業界におけるパイオニアです。企業理念として「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」を掲げ、難聴による制限のない世界の実現を目指し、製品開発と聴覚ケアの普及に取り組んでいます。オーティコンは補聴器業界で唯一、聞こえと脳に関する基礎研究所を擁するメーカーであり、そこに在籍する聴覚学、脳神経科学、電子工学など様々な分野の研究者と、13,000人以上のテストユーザーによって、常に先進的で革新的な補聴器テクノロジーが生み出されています。オーティコン製品の最大の特徴は、脳から聞こえを考える「BrainHearing(ブレインヒアリング)」というアプローチです。「耳に音をどう届けるか」だけではなく、「脳が理解しやすい音を届けるにはどうするか」に着目した製品群は、第三者機関による確かなエビデンスに支えられ、世界100ヵ国以上で使用されています。日本でも1973年より補聴器の製造・販売を行っています。
■デマントグループについて
デマントは、1904年にデンマークのオーデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、世界130か国以上でビジネスを展開しています。デマントは2つの点で世界唯一の企業です。第一に聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーしていること、第二に慈善財団(ウィリアム・デマント財団)が所有する聴覚ヘルスケア企業であることです。全デマントグループ18,000人強の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。
プレスリリース動画
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