山万グループの学童保育所「ユーカリ優都ぴあ」が 学童保育施設内のWi-Fi環境を佐倉市に先駆けて導入
2023.03.28 10:00
山万株式会社(本社:東京都中央区日本橋小網町6番1号、代表取締役:嶋田 哲夫、以下「山万」)が千葉県佐倉市ユーカリが丘(1)で開発を行うニュータウンにおいて、山万グループの社会福祉法人ユーカリ優都会(理事長:嶋田 哲夫、以下「ユーカリ優都会」)は、運営する学童保育併設型グループホーム「ユーカリ優都ぴあ」に2023年3月より、市内の学童保育所に先駆けて、施設内にWi-Fi設備を整備し、学童保育所に通う子どもが利用できるようにいたしました。
約3000坪のケアガーデンよりユーカリ優都ぴあを望む
山万は共働きの進展に伴い、子どもが小学校に進学するタイミングで仕事と家庭の両立が難しくなる社会的な課題である「小1の壁」を、ユーカリが丘でいち早く解消し、親世代が安心して働き続けることのできる環境を整備するために、「ユーカリ優都ぴあ」を開設すると共に、山万グループ各社と連携してニュータウン内の学童保育所の指定管理者と運営を行っております。
「ユーカリ優都ぴあ」は山万グループが開発する「福祉の街(2)」に2007年8月、首都圏初の学童保育・グループホーム併設型施設として開所しました。近年は核家族化の進展に伴い世代間交流の機会が減少しております。そこで「ユーカリ優都ぴあ」においては、祖父母世代には大家族的に子どもと交流する空間を設け、明日が待ち遠しくなるような生き甲斐を創出すること、さらに子世代には健全に心身が成長する場を設けるだけでなく、超高齢社会において年長者との生活を経験した人材として成長することをコンセプトに、学童保育所に通う子どもとグループホームに入所する高齢者がひとつ屋根の下で共に生活することのできる学童保育・グループホーム併設型施設としました。
グループホーム入居者と児童がふれあう様子
普段の学童の様子
また「ユーカリ優都ぴあ」内の学童保育施設では自主性を重んじており、大人が見守る環境の中で子どもたちは自分でその時間をどう過ごすかを決め、必要があれば子ども同士で話し合いルールを作ります。季節ごとの花が咲く約3,000坪のケアガーデン「みんなの庭」(3)で遊び、グループホームの入所者と触れ合う子どもや、段ボール工作に取り組む子どもなど、優都ぴあに通う子どもたちにとっての「第2の家」となっています。
2019年に開始された「GIGAスクール構想」により、小学校におけるICT教育が一般的となり、児童一人ひとりにタブレットが配布され、タブレットを使ってインターネット通信を利用した学習が始まっております。そうした時流の中、学童保育所へ通う児童にとっての「第2の家」として、より自由な自主学習を後押しするため「ユーカリ優都ぴあ」は佐倉市の学童保育所に先駆けてWi-Fi環境を導入しました。
学童利用児童の中で、以前よりIT分野へ興味を持っていた児童が、卒業制作として自分がこれまで過ごした「ユーカリ優都ぴあ」の紹介動画を作成することを希望していました。そこでWi-Fi通信環境を整備したことで、タブレットやパソコン、スマートフォンを利用して、動画編集のやり方などを自分たちで調べ、子ども達が意見を全員で出し合いながら、施設の紹介動画を作成する光景が見られるようになりました。
今後も山万グループは、時代に合わせた施設整備と先進的なサービスを提供することで、すべての親世代が安心して働き続けることのできる地域づくりに取り組んでまいります。
1)「ユーカリが丘」
1971年に開発が開始された、千葉県佐倉市に立地する総開発面積約250ha(計画総人口約3万人)のニュータウンで、山万株式会社が開発を手掛けています。「自然と都市機能が調和した新・環境都市」を目指し、京成本線ユーカリが丘駅周辺の住宅・商業一帯の超高層立体開発と、新交通システム「山万ユーカリが丘線」の各駅徒歩10分圏内に展開される一戸建ての平面開発を行っています。(2023年2月末現在人口:18,880人、世帯数:7,891世帯)
2)「福祉の街」
ユーカリが丘北部約15haの敷地に医療・福祉機能に加え多世代交流の場を設けたエリアのこと。単なる老人村とせず、野菜・果物の収穫など利用者の持てる可能性を発見し、自らの存在感と自信を取り戻せるよう援助しながら、楽しさや幸福感の方向へ気持ちの転換を図る「ダイバージョナルセラピー」を推進しています。また、今後は広域福祉の拠点として、教育施設や在宅介護のベースとしての機能整備を図っていきます。
3)「約3000坪のケアガーデン『みんなの庭』」
約10,000m2の庭の中に「五感で楽しむ庭」「在宅復帰ケアを楽しむ庭」「みんなに開かれた庭」をコンセプトに、特定の決まった療法ではなく、意味のあるレクリエーションを一人ひとりが幸福感を持てるように導く「ダイバージョナルセラピー」を実践できるよう設計されています。四季折々の花や樹木、果実を、五感をテーマにした「キッチンガーデン(味覚)」「フィーリングガーデン(嗅覚)」「フラワーガーデン(視覚)」「プラクティスガーデン(触覚)」「コンタクトガーデン(聴覚)」へ200種類以上配置し、花壇は車いす利用者も花を植えられる高さに配置しています。福祉施設利用者にとっての在宅復帰トレーニングの場だけでなく、学童に通う子供たちや地域の皆様の憩いの場、学びの場として親しまれています。
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