大学の英語授業に機械翻訳とChatGPT を組み合わせたサービスを試験導入
生命科学部・薬学部の学生を対象に英語によるアウトプット精度の向上を目指す
立命館大学は、OpenAI 社の人工知能チャットボット「ChatGPT」と機械翻訳を組み合わせた英語学習ツール「Transable」(※1)を、生命科学部・薬学部で展開する「プロジェクト発信型英語プログラム(PEP)」(※2)の英語授業の一部において、2023 年春学期より試験導入いたします。
本取り組みは、機械翻訳をベースに、その解説をAI チャットボットに担わせる環境を大学の英語授業に提供することで、AI 技術の活用による教育効果の向上を図ると共に、学習成果や学生の心理面などにどのような変化が生じるかを検証し、新しい時代の大学英語教育のありかたを探究します。「発信型」を旨に実社会で使える英語教育を志向する教育プログラムPEP において、AI 技術の積極活用によって英語を深く理解できる指導環境を用意し、英語によるアウトプット精度の向上、社会で使える英語スキルを、学生自身が能動的に体得することを目指します。
今回試験導入するサービスは、機械翻訳とAI チャット(ChatGPT)サービスを組み合わせた英語学習ツール「Transable」です。このサービス自体は立命館大学グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)第4 期拠点形成型R-GIRO 研究プログラム「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」のリサーチアシスタントである杉山滉平さん(立命館大学大学院理工学研究科博士課程)がスタディメーター株式会社の支援を受けて開発したものです。昨今、注目を集めるChatGPT(OpenAI 社)のAPI を導入し、既存の機械翻訳の出力結果にAIチャットボットによる英語指導が受けられる環境を用意したことにより実現しています(※3)。本ツールでは、利用者が発信したい日本語文章を、AI チャットボットが適切な英語文章で提案するほか、その文章が適切と判断する理由を解説します。
Web サービス「Transable」について
試験導入期間:2023 年4 月6 日(木)~2023 年9 月30 日(土)
利用想定人数:約150 人
対 象:「プロジェクト発信型英語プログラム」を受講する学生 (生命科学部、薬学部)
利用想定人数:約150 人
対 象:「プロジェクト発信型英語プログラム」を受講する学生 (生命科学部、薬学部)
(※1)スタディメーター株式会社(東京都千代田区、代表取締役:箕輪旭)の学生スタッフだった杉山滉平さんのアイデアから誕生した英文作成サービス。 https://transable.net/
(※2) 「プロジェクト発信型英語プログラム(PEP)」HP http://pep-rg.jp/
(※3)本取り組みは、立命館大学グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)第4 期拠点形成型RGIRO研究プログラム「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」の研究活動の一環としても位置づけられています。AI 技術の教育活用においてはプロジェクトリーダーであるAI 研究者谷口忠大教授(情報理工学部)がアドバイザーを務め、また、教育活用の研究に関しては同プロジェクト内でマルチモーダル言語教育グループ(グループリーダー山中司教授(生命科学部))が担います。
(※2) 「プロジェクト発信型英語プログラム(PEP)」HP http://pep-rg.jp/
(※3)本取り組みは、立命館大学グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)第4 期拠点形成型RGIRO研究プログラム「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」の研究活動の一環としても位置づけられています。AI 技術の教育活用においてはプロジェクトリーダーであるAI 研究者谷口忠大教授(情報理工学部)がアドバイザーを務め、また、教育活用の研究に関しては同プロジェクト内でマルチモーダル言語教育グループ(グループリーダー山中司教授(生命科学部))が担います。
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