福岡県大牟田市出身の中川豪優(なかがわ ごうゆう)選手(15歳)は、3月26日(日)に行われたHonda Motorcycle Thailandが主催する「タイ・タレントカップ(Honda Thailand Talent Cup2023)」において、唯一日本人として出場し、開幕戦を優勝で飾りました。

表彰台での様子(真ん中)

■ 豪優選手について

豪優選手は、5人兄弟の3番目(長男)として誕生し、小学2年生の頃から元レーサーの父の影響でモトクロスを始め、小学4年生の頃に九州選手権で2位に輝き、小学5年生からロードレースに転向。日本では、宇川徹さん、加藤大治郎さん、玉田誠さんを輩出した『チームRSC』に所属し、数々のレースで賞を獲得。その後、世界のトップライダーになる為、若干11歳という年齢で親元を離れ、トレーナーと2人でタイへ移住。このコロナ禍で1度も帰国することなくバイクレースに集中する生活を送っています。

Honda Thailand Talent Cupには2021年から出場し、去年の2022年では、5月のレースで初優勝もあり表彰台に立つことも多かったが年間4位でフィニッシュ。今シーズンは、優勝候補ナンバー1と注目されています。

レース中の様子

■ Honda Thailand Talent Cup2023について

二輪の最高峰MotoGPの登竜門となるモーターサイクル・ロードレース選手権で、開幕戦は、タイ王国の誇るブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットにて、IDEMITSU FIM Asia Road Racing Championshipと同時開催されています。

今シーズンは3月～12月にかけて、合計6回戦を行うスケジュールとなっている。

第1戦：3月24日～26日　豪優選手優勝

第2戦：4月7日～9日

第3戦：6月2日～4日

第4戦：7月28日～30日

第5戦：9月21日～24日

第6戦：12月1日～3日

レース開始前の撮影の様子

Honda Thailand Talent Cup

URL： https://www.facebook.com/HondaThailandTalentCup

■ レースの状況

日本人で唯一出場の豪優選手が「優勝候補ナンバー1」との呼び声の通り、公式練習走行はいずれもトップタイムでフィニッシュ。好調の中臨んだ2日目午前の予選レースは2位。同日午後のレースでは、「Goyu Nakagawa」と何度も実況の声が聞こえる抜きつ抜かれつ混戦のトップ争いの末、3位。表彰台ではさえない表情を浮かべていました。その悔しさを胸に臨んだ翌日の最終レースは、トップ集団で虎視眈々と獲物を狙うかのような冷静なハンターのような走りでした。トップで迎えたファイナルラップ、またもや混戦の中彼の狙い通り、最終コーナーは美しいコース取りで、開幕戦優勝を勝ち取りました。2位との差は、わずか0.07秒。20センチほどの僅差でした。レース直後、現地のスタッフに思わず抱きつかれ少し照れくさそうにヘルメットを脱ぐ彼の後ろで、彼と二人三脚で歩み続けるコーチの笑顔が、とても優しく印象的でした。表彰式では、豪優選手は日本とタイの国旗をつなぎあわせた旗を掲げ、国歌「君が代」を斉唱しました。

開幕戦を優勝で飾った彼の名前の通り、豪快に優勝を重ねてもらい、その後も彼が世界に羽ばたいていく日が楽しみです。

レース映像　　＃15　Goyu Nakagawa

URL： https://www.youtube.com/live/xyW4DlN3cO0?feature=share

レース終了後の豪優選手

MOVIN株式会社は、中川豪優選手を応援しています。

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