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[生活トレンド研究所レポート] 「住宅」に関する調査を実施

~45歳以上の約3割が今の持ち家は将来「リフォームしたい」と回答~ ~これからの暮らしは、 男性「配偶者と楽しみたい」、女性は「同年代と交流したい」~

調査・報告
2013年5月15日 16:00
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株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:江幡 哲也)が運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」は、第七弾のレポートとして、All About『家づくりトレンド情報』ガイドの河名 紀子氏を研究員ガイドに迎え、「住宅」に関するアンケート調査を実施しました。
グラフ1、表2
調査協力は、株式会社マクロミル。調査期間は2013年3月5日(火)~2013年3月6日(水)、1都3県で戸建て住宅に住む45~64歳の男女800名から有効回答を得ました。

■「生活トレンド研究所」のURL: http://allabout.co.jp/trend_lab/


【調査結果のポイント】
1) “リフォームニーズ”が浮き彫りに?今の家は将来「リフォームしたい」が33.3%
リフォームをしたい理由は、「当初よりだいぶ古くなったため」(64.3%)が1位

2) 男性は女性よりも「二世帯住宅願望」が強かった?
現在の持ち家を子や孫に住み継いでもらいたい理由は、「子世帯と一緒に住むため」男性が54.4%、女性は30.8%

3) “シェアハウス”に対する興味関心は女性のほうが高い
「住んでみたい」男性は12.8%、女性は21.1%

4) これからの暮らし、女性よりも男性のほうが「配偶者との生活を楽しみたい」
女性は「ソーシャルと個をバランスよく」、「同年代との交流を深めたい」と回答


■「家づくりトレンド情報」ガイド 河名 紀子氏のコメント
現在の持ち家から住み替えたい(売却・賃貸として出す)という人は少なく、リフォームをしてでも住み続けたい人が多いことから、住宅業界で期待されているリフォーム需要は潜在的にあることがわかります。また男女ともに40代から「老朽化や耐震性」を気にしてリフォームを考え始めており、特に男性がその部分を気にかける傾向が強い。ここでも潜在的なリフォーム需要はありそうです。

一方、「二世帯住宅で子や孫と住みたい」と思っているのは女性より男性のほうが強く、「ソーシャルと個をバランスよく」「同世代の友人との交流を深めたい」「シェアハウスへの共感」では女性のほうが強く出ました。

最近の市場調査でも指摘されていた「男性は妻や家族のほうを向き、女性は社会や友人のほうに向いている」構図が再確認された形ですが、こうしたミドル・シニアの男女差を意識した新しい住み方の提案が、日本の金融資産を動かし内需経済を活性化させるカギになるかもしれません。


1) “リフォームニーズ”が浮き彫りに?今の家は将来「リフォームしたい」が33.3%
  理由は「当初よりだいぶ古くなったため」

今回の調査で、対象者全員に「現在の持ち家を将来どうしたいか」と聞いたところ、「リフォームしてそこに住み続けたい」(33.3%)と回答した人が一番多いという結果になりました。その理由としては、「当初よりだいぶ古くなったため」(64.3%)が最も多く、次に「老後を考え、バリアフリーの家に住みたいため」(24.4%)、「今の家は耐震性に不安があるため」(12.0%)といった回答が続きました。
[グラフ1][表2] http://www.atpress.ne.jp/releases/35602/a_1.jpg

さらに、「リフォーム」を選んだ理由について性・年代別にみたところ、特に男性に関しては年代が高くなるにつれて「当初よりだいぶ古くなったため」と回答した人が増加傾向にあることが明らかになりました。また、40代後半の男女ともに、半数以上が自宅の老朽化を感じていることもわかりました。
[グラフ3] http://www.atpress.ne.jp/releases/35602/b_2.jpg


2) 男性は女性よりも「二世帯住宅願望」が強かった?
  現在の持ち家を子や孫に住み継いでもらいたい理由は「子世帯と一緒に住むため」男性が54.4%、女性が30.8%

グラフ1のデータを性別にみたところ、「子や孫に住み継いでもらいたい」という回答で男性のほうが女性よりも5ポイント高いことがわかりました。その理由も、「子世帯と一緒に住むため」が男女で20ポイント以上も差が開いていることから、女性よりも男性のほうが、“二世帯住宅願望”強いことがわかります。
[グラフ4][グラフ5] http://www.atpress.ne.jp/releases/35602/c_3.jpg


3) “シェアハウス”に対する興味関心は女性のほうが高い?「住んでみたい」男性は12.8%、女性は21.1%

最近若い世代で広がっている“シェアハウス”についても聞いたところ、男性(12.8%)よりも女性(21.1%)のほうが「住んでみたい」と回答した人が多いという結果となりました。
[グラフ6] http://www.atpress.ne.jp/releases/35602/d_4.jpg


4) これからの暮らし、女性よりも男性のほうが「配偶者との生活を楽しみたい」
  女性は「ソーシャルと個をバランスよく」、「同年代との交流を深めたい」と回答

さらにこれからの暮らし方について聞いたところ、一番多かったのは男女とも「今後は自分の好きなことをしていきたい」でしたが、「配偶者との生活を楽しんでいきたい」が男性が53.8%、女性が42.5%と男性のほうが多く、また、「ソーシャルと個をバランスよく生きたい」「同年代との交流を深めたい」といった項目については女性のほうが男性よりも多いという傾向が明らかになりました。


■調査概要
・調査期間:2013年3月5日(火)~2013年3月6日(水)
・調査対象:1都3県在住で戸建て住宅に住む45歳以上64歳未満の男女(マクロミルモニタ会員)
      各年代(5歳刻み)、性別ごとに200名/計800名
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査機関:マクロミル


【「生活トレンド研究所」について http://allabout.co.jp/trend_lab/
「生活者のトレンドと未来をひも解くマーケティング・チャネル」であることをミッションに掲げ、総合情報サイト「All About」で活躍する住宅、マネー、健康、グルメ、一般消費財など、様々な領域における専門家(=ガイド)が研究員となって、企業と生活者がより良い関係性を構築するための調査、市場分析を行なっていきます。その分野における高い専門性はもちろんのこと、生活者・実務家としての考えや想いも兼ね備えた「All Aboutガイド」ならではの分析・考察を重ねることで、表面的な定量データでは捉えられない新たな潮流や課題を浮き彫りにしていきます。

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