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G7広島サミットにて化石燃料を使用しない 農業用の二酸化炭素施用に関する新技術を展示

国立大学法人広島大学、国立大学法人九州大学、公益財団法人名古屋産業科学研究所・中部TLOは、現在開発を進めている農業用の二酸化炭素施用技術をG7サミット 国際メディアセンターにおける広報展示で出展いたします。


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■出展内容:

「ネガティブカーボンエミッション」とは、大気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する技術のことで、地球温暖化対策に不可欠とされています。現在、農業分野では、作物の生産性を向上させるために、灯油やガスの燃焼ガスによるCO2施用が行われています。しかし、この方法には、化石燃料の消費や地球温暖化の抑制などの観点から改善が求められています。

九州大学で開発した世界最高レベルのCO2透過速度を有するCO2分離ナノ膜を用いた小型CO2供給装置と、広島大学で開発された植物育成評価システムを組み合わせることで、膜分離による大気中の二酸化炭素の直接回収(m-DAC(TM))によるCO2施用を検討しました。その結果、一段階の膜分離だけで十分なCO2施用が可能であると判明しました。設置場所を選ばないm-DAC(TM)によるCO2施用は、我が国における零細分散する農地の現状とも親和性が高く、有効な手段となることから、同技術コンセプトをARCS(TM)(Air CO2 Separator)と名付け、現在、中部TLOで社会実装に向けた支援を行っています。

G7広島サミット国際メディアセンター内における広報展示ブースでは、ミニチュア模型によるデモと動画による技術紹介を展示しています。



■展示概要:

・期間: 5月18日(木)~5月22日(月)

・時間: 10:00~19:00 ※最終日は正午まで

・会場: G7広島サミット国際メディアセンター(IMC)/広島県立総合体育館

・場所: 屋外展示会場

・URL : https://g7imc.jp/exhibition/077/index.html



■公益財団法人 名古屋産業科学研究所 中部TLO:

中部TLOは、広域型TLOで大学・研究機関で生み出された研究成果について、特許による技術移転だけに留まることなく、将来の産業創出に向けた技術育成や研究活動支援活動を進めています。

http://www.nisri.jp/ctlo/



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