伊勢志摩の低利用魚を使ったカレーをカフェサミエールで販売!
2023.05.29 14:00
株式会社近鉄リテーリングでは、三重県で水揚げされた低利用魚を使用した「伊勢志摩ウツボカレー」と「伊勢志摩地魚カレー」を、近鉄賢島駅構内「カフェサミエール」において、6月1日(木)から発売します。
ウツボは、伊勢志摩の海で増加傾向にあり、特産品である伊勢エビを捕食するため、駆除の目的で水揚げされています。また、アイゴは海藻を好んで食べるため、海の砂漠化と呼ばれる「磯焼け」を起こす原因のひとつとなっていることや、食用のための処理に手間がかかることから、市場に出ることはほとんどありません。ウツボやアイゴのように、知名度が低く売れない、見た目が悪いなど様々な理由で、食用出来るにも関わらず、利用されにくい魚を低利用魚といいます。これらの低利用魚を利用することにより、伊勢志摩の海の生態系維持と、フードロスの削減に貢献したいという思いで、商品の開発に至りました。
また今回利用する低利用魚は、東北大学が進めている「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野・本格型の『美食地政学に基づくグリーンジョブマーケットの醸成共創拠点』」に参画されている「有限会社伊勢志摩冷凍」より仕入れたものです。
「伊勢志摩ウツボカレー」にはウツボのパテをフライにし、トッピングしています。味はあっさりとしていて、しっかりとした身の食感をお楽しみいただけます。「伊勢志摩地魚カレー」にはアイゴ、またはニベのフライをトッピング。クセの少ないふんわりとした白身が、当社オリジナルの欧風カレーによく合うように仕上げています。
商品詳細については以下のとおりです。
【伊勢志摩ウツボカレー】
【伊勢志摩地魚(アイゴ)カレー】
1.商品について
(1)商品名 :伊勢志摩ウツボカレー
伊勢志摩地魚カレー(魚の種類は仕入れ状況により異なります。)
(2)価格 :伊勢志摩ウツボカレー 1,400円(税込)
伊勢志摩地魚カレー 1,200円(税込)
(3)発売日 :2023年6月1日(木)
(4)商品特徴:
カレーのルーは、マンゴーとココナッツミルクの甘み、数種類のスパイスに
よる辛さが特徴の当社オリジナルの欧風カレー。伊勢志摩ウツボカレーには
ウツボのパテをフライにし、トッピングしています。味はあっさりとしてい
て、しっかりとした身の食感をお楽しみいただけます。伊勢志摩地魚カレー
にはアイゴ、またはニベのフライをトッピング。クセの少ないふんわりとし
た白身がカレーによく合います。
2.販売店舗について
(1)店舗名 :カフェサミエール
(2)住所 :〒517-0502
志摩市阿児町神明747-17 近鉄賢島駅2階
(3)営業時間 :10時~16時
(4)店舗概要 :
伊勢志摩サミット記念館「サミエール」に隣接し、松阪牛カレー、
伊勢うどんなど三重県の名物メニューや喫茶メニューなどを提供しています。
3.その他
ウツボに関しては、カフェサミエールおよび近鉄鳥羽駅構内「かもめテラス鳥羽」において、「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野・本格型の『美食地政学に基づくグリーンジョブマーケットの醸成共創拠点』」に参画している、三重県立宇治山田商業高校の生徒が考案した「ウツボバーガー(商品名:TSGバーガー)」も販売しています。
《ご参考》
「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野・本格型の『美食地政学に基づくグリーンジョブマーケットの醸成共創拠点』」について 2021年11月からスタートした、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「共創の場形成支援プログラム」(COI-NEXT)の令和3年度採択プロジェクトです。本プロジェクトで新たに提唱した「美食地政学」は、食に関わる多様な知と力を集結し、持続可能な食と、それを支える経済・社会を実現するための概念です。食の起点となる自然生態系の知識・理解を深め、生態系の管理・保全技術を構築し、食に係る産業サプライチェーンのグリーン化に取り組みます。また、消費者にもこの概念を伝えることで価値観の転換を促し、環境に配慮した消費者活動を実現し、さらに地域の若い世代にとって魅力あるグリーンジョブマーケットが醸成された持続可能な社会の実現を目指します。
参考URL http://gastro-geopoli.com/gastro/