ライトハウス、「可降水量データ配信サービス」の提供を開始　降水量の予報精度向上に不可欠な高精度かつ多点データを配信

2023.06.13 10:00

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衛星測位システム設計／製造／販売を手がける、ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役：前田裕昭、以下ライトハウス)は、降水量予測の精度向上や災害予報に有効な「可降水量(略称 PWV)データ」のインターネット配信サービスを開始しました。

PWVデータの画像加工例

近年、局地的な豪雨など急激に変化する気象現象による災害や被害が拡大しております。天気予報の精度や更新頻度は向上を続けており、雨雲の動きなども把握しやすくなっております。

気象予報には膨大な観測数値データによる数値予報が欠かせませんが、なかでも降雨地域や降水量の予測には、上空の水蒸気量データが有効です。またそれは多点かつ高頻度であることが望まれます。

ライトハウスの提供する可降水量データは、ライトハウスが自ら、全国約1,300ヶ所に設置されている国土地理院のGNSS連続観測点(以下「電子基準点」)における上空の可降水量データを生成したものです。利用者は日本全国の超多点の上空の水蒸気量データをインターネット経由で1分更新のリアルタイムデータで取得いただけます。このデータを利用することにより、降水予想・数値予報などに活用いただくことができます。推奨する用途は数値データを活用した気象予報ですが、気象現象や災害予測の研究にも有効に活用いただけるものです。

配信サービスは、2023年6月より開始しております。