<500人の働くママに聞いた「節約」に関する意識調査第2弾> 食品ロス削減のプロ 島本美由紀先生に聞いた節約の極意 電気代・食品ロスが減る『冷蔵庫7割収納』のススメ
常温で長期保存できるロングライフ紙パックを使って無理なく実現
食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーである、日本テトラパック株式会社は、子どもがいる25歳から49歳の働く女性500名を対象に節約に関する意識調査を実施いたしました。
■日常生活で節約を意識している女性は9割。
昨年から生活必需品や様々なものが値上がりを続けています。日常の生活で節約を意識しているかを聞いたところ、「常に意識している(46.4%)」「まあまあ意識している(44.6%)」で、約9割の女性が節約を意識していることがわかりました。節約をしているジャンルでは、「食料品」が82.7%で最多で、「電気代」が60.8%と続く結果になりました。
■家庭の電気代、6月から15~39%の値上げ
火力発電に使う燃料の液化天然ガス(LNG)価格の上昇を理由に、6月1日(木)より家庭向け電気料金が値上げされました。家庭向けで契約者が多い規制料金の値上げ幅の各社平均は15%~39%で、7月から請求されるようになります。値上げ幅が最も小さい東京電力でも15.9%で、1か月当たり400キロワットアワーの電力を使用した場合、約2,000円ほどの値上げとなることが予想※1されています。
※1 経済産業省による2022年11月分(値上げ申請前)と比較した試算
■パンパン冷蔵庫はNG!あなたの家の冷蔵庫はどうなってる?
電気代が気になる家電のひとつに冷蔵庫があります。資源エネルギー庁が公開している「家庭における電気製品の1日の電力消費割合」※2においても、冷蔵庫はエアコンに続いて2番目に高く、電気代が値上がりしているいま、電気代を抑えるための工夫が必要な家電となっています。
冷蔵庫内がパンパンになってしまっている人は要注意です。冷気が効率よくまわらず最適な温度を保つのが困難になるため、最適な温度にしようと余計に電力が必要になって電気代もあがってしまいます。また中身がいっぱいで何がどこに入っているか管理ができていないと、扉の開閉時間や回数が増え、冷気が外に逃げてしまいます。再度、庫内を冷やすことになるため、電気代が余計にかかります。
ついつい冷蔵庫になんでもかんでも詰め込んでしまいがちですが、実は冷蔵庫に入れる必要がないものやちょっとした工夫でスペースをつくることもできるので、電気代を抑えるためにも冷蔵庫内の食材管理の方法を意識しましょう。
※2 資源エネルギー庁 平成30年度電力需給対策広報調査事業の結果より
<島本美由紀先生(料理研究家・ラク家事アドバイザー)による解説>
ロングライフ紙パックを活用して、「冷蔵庫7割収納」も無理なく実現
冷蔵庫7割収納の工夫が節約&食品ロス削減につながります
電気や日用品などの価格高騰を実感したことで、“節約”を意識し始めた人も多いかもしれません。少しでも家計をラクにしたいと思っていたら、毎日使う冷蔵庫の収納方法を見直しましょう!
ポイントは「7割収納」です。
冷蔵室にはものを詰め込まず7割以下にしましょう。なかがよく見えるので開閉の時間が減らせて節電に。また、庫内がしっかりと冷えるので食材も長持ち。透明な容器を使ったり、カゴを使って取り出しやすくすれば、ひと目で庫内を把握できるので、自然と無駄な買い物も少なくなります。
反対に冷凍室の収納は7割以上にすること。庫内に食材がたっぷり詰まっていれば冷気が逃げにくく、節電にもつながります。空いている時間を短くするためにも、冷凍室は食材を重ねず立てて収納しましょう。
冷蔵庫の使い方を見直せば、節約はもちろん、食品ロスを防ぐことにもつながります。
ぜひ7割収納を意識して、冷蔵庫の見直しをしてみて下さい。
■島本先生おススメ「冷蔵庫7割収納」を無理なく実現するためのテクニック
<テクニック1>
・ロングライフ紙パックを活用
開封前のロングライフ紙パックは常温保存が可能なため、普段冷蔵庫で保管している牛乳や豆腐など、冷蔵保存のイメージのある食材を冷蔵庫には入れず、棚や引き出しに収納することができます。また、コンパクトで直方体なのでデッドスペースもできません。そのため、牛乳・野菜ジュースなどの飲料から、お豆腐やスープなど、毎日使う食材も冷蔵庫の空きスペースを作りながら収納棚にストックしておくことができます。冷蔵庫内がすっきりすることで食材の管理がしやすくなり、ローリングストックもしやすくなるので、フードロスの削減にもつながります。
<テクニック2>
・瓶や缶の物は開けるまで冷蔵庫に入れずに保管
ジャムなどの瓶物は冷蔵庫に入れないとすぐにダメになってしまうと思いがちですが、開封前は冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。缶飲料なども詰め込まず、定位置を決めて必要な分だけ冷蔵庫に入れるようにすれば飲みすぎ防止にも。また頻繁に使わない調味料は瓶ごと冷凍しておくと長期保存できて風味も変わらないので便利です。
<テクニック3>
・保存容器は同じ種類で同じ大きさに揃える
保存容器は何がはいっているか外から見てわかる透明なものを使いましょう。容器は同じ種類同じサイズに統一して、容器を重ねてもデッドスペースができないようにしましょう。
【料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本美由紀先生】
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。
食品ロス削減アドバイザーとしても活動し、ラク家事アドバイザー、食品保存&冷蔵庫収納アドバイザー、防災士の肩書を持つ。令和3年消費者庁主催の食品ロス削減推進大賞審査において、審査委員長賞を受賞。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。絵本「食品ロス『もったいない』をみんなで考える」の監修ほか「もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖」など著書多数。
紙パックというとチルド(冷蔵)牛乳のイメージがあるかもしれませんが、ロングライフ紙パックは、牛乳・乳飲料だけでなく、アーモンドミルクなどの植物性飲料、コーヒーや野菜・果物ジュース、茶飲料、栄養補助飲料といった飲料系から、豆腐やスイーツなどの食品、レトルト食品など、幅広いラインナップがあります。
未開封時は冷蔵不要のロングライフ紙パックの食品を棚や引き出しにストックしておけば、雨や暑さで買い物がおっくうな日の“あともう1品”の食材になります。島本先生によると、実は、豆腐は冷やしすぎないほうが大豆のうま味が引き立っておいしいというメリットもあるのだとか。食卓のもう1品としてそのまま並べることもできますが、ちょっと手を加えるだけで、何度もリピートしたくなる定番メニューのひとつにもなります。
今回はそんなロングライフ紙パックの食材(レトルト製品)のなかから、カットトマトと豆腐を使ったお手軽料理を島本先生に教えていただきました。
【料理研究家 島本美由紀先生が教える常温で長期保存ができるロングライフ紙パックの食材を使った包丁要らずのお手軽料理】
<ロングライフ紙パックの食材でつくってみた その1>
バリエーション増でもう飽きたなんて言わせない!
まぜるだけ!さっぱりだけど濃厚なめんつゆ
イタリアン風めんつゆのつけそうめん
<ロングライフ紙パックの食材でつくってみた その2>
きゅうりは切ってもたたいてもOK
まぜるだけ!簡単でヘルシー
とうふときゅうりの塩こんぶ和え和風サラダ
<ロングライフ紙パックについて>
・リサイクルにだすまで、かさばりにくい
使用後の紙容器は、折りたたんでコンパクトにまとめられます。容器のリサイクルに取り組んでいる方も多いと思いますが、リサイクルにだすまでの間、「容器がかさばって置き場に困っている」「まとめにくく見た目がよくない」と感じている方も多いようです※3。
実際に食材を使ったあとの缶と紙パックの使用後の容器のかさばりを比較してみると、その差は歴然。紙パックを上手に活用して、気持ちよくリサイクルに取り組みたいですね。
※3 出典:主婦の家事実態調査(時期:2022年4月)日本テトラパックによる調査
<ロングライフ紙パックが保存料不使用で常温・長期保存が可能な秘密>
・ロングライフ紙パック レトルト容器「テトラ・リカルト」
レトルト殺菌製造法(高温加圧殺菌)に耐えることのできる紙パック。手で開封できるミシン目入りで、誰でも簡単に開封できます。おもに、コーンやトマトなど食材系に使われています。
■世界初!レトルトできる紙パック
高温、水分に強い、世界で初めて開発されたレトルトできる紙パックです。このレトルトできる紙パックの実現により、缶に代わる容器としても採用されはじめています。
・ロングライフ紙パック アセプティック容器
アセプティック技術(無菌充填技術)を用いて液体食品を包装する容器で、紙を主原料にポリエチレンやアルミ箔が使用されています。おもに、飲料系に使われています。
■実は6層構造!アルミ箔が酸化を抑制
ロングライフ紙パックは、実は6層構造になっています。気密性の高いアルミ箔が、中身の食品・飲料の酸化の原因になる酸素と光を処断して、風味を逃しません。
<ロングライフ紙パックのラインナップ例>
《調査概要》
期間 :2023年3月13日~15日
対象・条件:子どもがいる25~49歳、有職者の女性
回答数 :500人
エリア :首都圏
手法 :インターネット調査
調査会社 :株式会社クロス・マーケティング
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- カテゴリ:
- 調査・報告
- タグ:
- その他ライフスタイル 経済(国内) フード・飲食
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