全国の障害者支援事業所から福祉生産品を募集開始 ECサイト『パラガチャショップ』6月7日オープン!
~カプセルトイで障がい者就労支援の活性化を目指す~
パラビジネスプロデュース事業を行う一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P(所在地:千葉県柏市/代表理事:奥岳 洋子/以下 当法人)は、2023年6月7日、これまで事業運営してきた『おりづるガチャ』をはじめ、福祉生産品のカプセルトイ(玉のみ)を販売するECサイト【パラガチャショップ】をオープンしました。オープンに伴い、全国の障害者支援事業所から福祉生産品を募集開始します。
パラビジネス(R)ガチャ専門通信販売店『パラガチャショップ』
自社のみで今以上の商品開発や販路開拓が難しい福祉事業所を対象に共同企画・開発を行い、商品化したものを当法人で買い取り、『パラビジネス(R)ガチャ商品』として全国区で通信販売を行い、カプセルトイで障がい者就労支援の活性化を目指します。
■『パラビジネス(R)ガチャ専門通信販売店』をオープンさせた背景■
*支援現場で優先するべきものは何か
一般社会では新型コロナウイルス感染症収束のムードが高まっていますが、障害福祉の現場ではまだまだ日々の感染症対策に追われています。感染症対策を優先しなければならない状況等により、人員不足の福祉事業所では自社での商品開発も販路開拓の営業活動も行えないケースも見受けられます。
*販売機会が激減してしまった福祉生産品の雑貨類
福祉事業所の生産活動は少しずつ再開されるも、新型コロナウイルス感染症による既存取引先の閉店や、感染症を機に既存取引先からの打ち切りなど販売機会が減少しています。
*第4次ガチャブームにより目立ち始めた「売り切れマシーン」
ガチャブーム到来により一般客にはマシーンの入手が困難な状況が続いています。さらに「マシーンはあっても中身がない」という売り切れマシーンも増えています。
これらの状況を踏まえ、計画を前倒しして『パラビジネス(R)ガチャ専門通信販売店』をオープンしました。
■買取ガチャモデルの開発■
計画の前倒しを行ったため現在商品数が足りていませんが「より多くの福祉事業所が参加できる良い機会である」と考え、買取ガチャモデルを開発しました。従来の複数の福祉事業所が協力して1つの商品を作るタイプを【Aタイプ】、新しい買取ガチャモデルを【Bタイプ】として販売します。今回は【Bタイプ】の商品を募集します。
■Bタイプの商品事例
<商品例の共同開発から商品になるまで>
【以前の商品の課題】
水引の紙の剥がれや曲線の凸凹が非常に気になる状態だった。
【解決策と共同開発】
・中国産水引を国産の水引に変更。当法人が滑りにくく作りやすい種類の水引を選定。
・水引は1色ごとに購入すると仕入原価が高くなるため、100本カラーアソートタイプを使用。
・カラーアソートの難しいところは、使用しにくい色も含まれていることだが、何が出てくるか分からないカプセルトイの特性を活かして予め「種類∞」と記載することでロスなく全てのカラーを使い切ることができる。
・販売価格200円(税込)から400円(税込)の2倍にUP↑
・夏祭りや正月など女性がオシャレを行うイベントでの売れ行きが好調。(16玉販売/日)
【福祉生産品の全体的な課題】
・安い素材を仕入れて、安く売るという価格戦略の福祉事業所が多い。
→使用する素材や、仕入方法を工夫することで、仕入原価を抑えて付加価値を高めることが可能。
■募集条件■
(1)共同企画・開発が可能であること(窓口担当者1名必須)
(2)食品以外の雑貨類に限る
(3)カプセルの中に入る大きさ(目安5cm程度)
(4)個体差が少なく1ロット100個単位で作ることができる
(5)オリジナリティ等、他の福祉生産品と差別化できる何かがある
(6)パッケージのない本体のみを1個250円(税込)以下で販売することができる
(カプセルトイの販売価格によって金額が異なります。最大で1個あたり250円(税込)です。)
※カプセル封入作業は重い障がい者を積極的に受け入れている福祉事業所に行っていただきます。
※ガチャの台紙及びリーフレットは当法人で制作いたします。
■募集期間■
随時募集
■応募方法■
福祉生産品の実物を確認したいため当法人宛にサンプルを郵送で送ってください。少人数体制で事業運営を行っているため、お電話でのお問合せは十分な回答が行えません。ご郵送いただいた事業所へは必ず当法人より順次連絡をさせていただきます。原則、送っていただいものは返却できませんので、高価なものやサンプル以上のものは同封なさらないでください。
■おりづるガチャについて
*障害福祉の課題
障がい者の収入の地域格差・事業所格差が健在化しています。障害福祉業界では県や、国からの助成金・補助金など交付されても収益化できる事業を持てるか否かで閉鎖に追い込まれる事業所も多く、行き場を失う障がい者も多くなっています。
*障がい者の就労支援が置き去りにされていたコロナ禍
大半の事業所の収益源は「内職作業」です。時給計算すると時給18円の事業所も存在します。さらに新型コロナウイルス感染症の長引く影響により、頼みの綱であった内職作業も激減しました。
これらの現状を打開するため、今回の新型コロナウイルス感染症を教訓に、障がい者や福祉事業所が自分たちの力で、地域と共に、収益を生み出せるビジネスモデルとして『おりづるガチャプロジェクト』を立案しました。2021年10月よりマシーンの稼働を開始させ、現在18台(常設用8台、レンタル用10台)のガチャマシーンを運用しています。
■パラビジネスとは
障がい者がスポーツで生きがいを感じるパラ(もう一つの)スポーツがあるならば、障がい者が働くことで生きがいを感じるパラ(もう一つの)ビジネスがあっても良いと考え、当法人では「パラビジネス」を提唱しています。当法人では障がい者の【働きがいも 経済成長も】を両立させる「障がい者の持続可能な就労支援」を開発しています。
2021年1月に開催された「第6回ちば起業家ビジネスプラン・コンペティション」において、障害者福祉事業所が法人の垣根を越えて、力を合わせて障がい者の収入の底上げを目指す取り組みが評価され、千葉県知事賞(優秀賞)を受賞しました。
■今後の展開
魅力的な福祉生産品を福祉事業所と共に開発いたします。福祉生産品を福祉生産品としての価値だけで終わらせるのではなく、付加価値を高めて福祉生産品のあらゆる可能性を見出してまいります。また、福祉事業所の収益を増やすことが障がい者の収入の向上につながるため、取り扱い店舗や協賛企業などの連携先も併せて募集いたします。
■パラビジネス(R)ガチャ専門通信販売店『パラガチャショップ』
■法人概要
法人名 : 一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P
代表者 : 代表理事 奥岳 洋子
所在地 : 〒277-0033 千葉県柏市増尾7丁目19番34号
設立 : 2020年4月
事業内容: パラビジネスプロデュース事業
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