USシェールガスイノベーションコンテスト 日本のベンチャーがファイナリストに!
2013.06.06 12:30
リアルタイム・超微量物質検出ソリューションを提供するアトナープ株式会社(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:佐藤 友美)は、当社のリアルタイム・ガスエネルギー測定装置が、USで開催されたシェールガスイノベーションコンテストで、最終選考に残ったことを発表いたします。
【シェールガスイノベーションコンテスト】
http://www.sgicc.org/75000-shale-gas-innovation-contest.html
■天然ガス取引の課題
近年増加の一途を辿るシェールガスを含めた天然ガスの取引は、従来の体積ベースではなく、エネルギー量ベースに移行しつつあります。しかしながら従来の方法はガスクロマトグラフィーを用いるため、リアルタイム性に欠け、刻々と変動する熱量変化に追随できないため、特に欧米の先進諸国でリアルタイム測定技術の開発が加速しております。
■シェールガスイノベーションコンテストのファイナリストに選出
このコンテストは、シェールガス開発のメッカであるペンシルヴァニア州で毎年開催され、年々応募者が増えているものです。主催は、USシェールガス・イノベーション・コマーシャライゼーションセンターとベン・フランクリン・テクノロジーパートナーの共催で100社近い会社が応募しました。
当社のソリューションは、半導体技術を用いた超小型のリアルタイム質量分析器と独自開発の解析ソフトを組み合わせて、シェールガスを含む天然ガスのエネルギー量をリアルタイムで測定するものです。世界初のリアルタイム装置となることが高く評価され、ファイナリストに選出されました。日本からは当社のみがファイナリストに選ばれました。
ファイナリストによる最終プレゼンテーションは5月7日にピッツバーグで開催され、当社は惜しくも優勝は逃しました。しかし、その技術優位性は参加した世界的企業から高く評価され、複数の商談に発展しております。
■アトナープ株式会社の事業について
半導体技術と頭脳型データ解析を応用した超微量化学物質のリアルタイム分析技術とソリューションを提供。今まで検出できなかった低濃度のガスや微量金属にも対応。天然ガスのリアルタイム組成分析、ガンや糖尿の非侵襲型検出などへ応用したソリューションを展開中。
更にこれらソリューションを将来的にスマートフォンへ搭載可能なように開発中です。実現すれば、ユーザーが通話中に自動的に呼気から疾病診断や健康管理するといったアプリケーションにつながります。またテロの際に秘匿されている爆発物の非接触での検出や硫化水素などの危険化学物質の検出が可能となるといった、より安全で安心な世界の実現を目指しています。
■アトナープ株式会社概要
1.商号 :アトナープ株式会社( http://www.atonarp.com/ )
2.代表者 :代表取締役社長 佐藤 友美
3.本店所在地 :〒192-0074 東京都八王子市天神16-1
4.設立年月日 :2009年10月28日
5.主な事業内容:リアルタイム・超微量物質検出ソリューションを
エネルギー業界、ヘルスケア、水処理、食品検査、
分析装置市場に提供