運用を重視したジョブ型人事制度を最短で導入するクラウドサービス「hitofusa JobGrade」2023年7月19日より提供開始

～SaaSでスタートアップやベンチャー企業のマネジメント力を強化～

2023.07.19 11:00

企業における効果的なPeople Managementの実現に取り組むaltrust株式会社(所在地：東京都中央区、代表取締役：澤上和弘)は、従来コンサルタントやフリーランスに依頼していた人事制度設計をシステム化することで短期間での設計を実現し、移行シミュレーション・導入・運用までを一気通貫でサポートするクラウドサービス「hitofusa JobGrade」の提供を2023年7月19日(水)より開始しました。

事業の成長に伴い、従業員が増加するスタートアップ企業やベンチャー企業において、マネジメント力の強化は喫緊の課題であり、人事制度の導入や再設計を検討する企業が多く見られます。「hitofusa JobGrade」は、より短期かつ安価にユーザー自身で人事制度を運用できるようにすることで、この課題解決へ貢献していきます。

■ 背景

コロナ禍を経て、マネジメントの負荷はより高まるようになりました。様々な価値観やワークスタイルを持つメンバーのパフォーマンスと、エンゲージメントの双方を高めることが非常に難しくなってきています。特に急激に従業員数が増えたスタートアップ企業やベンチャー企業においては、マネジメントの育成が追いついておらず、結果的に従業員の不満や退職が増加する傾向が見られます。

まずは、会社・マネジメント・メンバーが会社として求められる役割や仕事をお互いに理解し合い、適切な目標設定・フィードバックへとつなげていくことが重要になると考えています。その基盤となるものが人事制度ですが、複雑に設計しすぎてしまい運用されずに形骸化しているケースも見られているのが現状です。マネジメントが自ら運用できる人事制度を目指し、「hitofusa JobGrade」はHRのためだけではなく、マネジメントを支えるクラウドサービスとして継続的にエンハンス(機能強化)していきます。

■ hitofusa JobGradeの特徴

従来、コンサルタントやフリーランス人事に依頼してきた人事制度設計・導入をクラウドサービス上で進められます。コンサルタントやフリーランス人事から納品される電子ファイルの成果物を基に、ユーザーが手探りで人事制度を運用する従来の手作業を中心とした業務をより生産性高く変革することが可能になります。

● 設計フェーズ「最短経路でグレード・報酬制度を設計」

標準化されたパラメーターに基づき、人事制度の骨格となるグレードについてその構造、数、定義などをシステムのガイドに沿って設定していきます。役割等級制度・ジョブ型人事制度に対応しており、職務価値を評価するパラメーターについてもユーザー毎に設定することができます。グレードに応じた報酬設定についても給与テーブルの設定を固定・変動の比率など基本的な設定を行いながらユーザー毎に設定し、移行シミュレーション用の調整ロジックなども組み込むため、人事制度導入に伴う総額人件費の影響などを把握する準備も行えます。

● 導入フェーズ「移行シミュレーションを自動化」

設計フェーズで構築した制度のロジックを基に組織人事のシミュレーションを行いながら、グレードと報酬のシミュレーションを組織単位で行うことで総額人件費の増減、従業員毎の給与改定、異動者・グレード改定者の抽出を自動的に行うことができます。また、導入フェーズから各組織のマネジメント自身でシミュレーションを行えるため、メンバーに期待する役割や仕事とグレードの乖離がない状態で新グレードに移行することで適切な目標設定へ繋げられます。

● 運用フェーズ「人事制度の運用を通じてマネジメントを育成」

導入した人事制度を実際に運用し、定期的な組織人事に合わせたグレード改定を行なっていくことができます。また、スタートアップ企業やベンチャー企業では新たな従業員が多く入社することもあり、入社時の期待値調整やオンボーディングの一環としても活用できるため入社後のギャップを抑制することにも繋がります。

＜図表 hitofusa JobGrade画面イメージ＞