「日本ワインコンクール2023」が審査結果を発表!4年ぶりに...

「日本ワインコンクール2023」が審査結果を発表! 4年ぶりに招へいした外国人審査員から高い評価を得る

「Japan Wine Competition」(日本ワインコンクール)は、7月28日(金)に山梨県庁で開催された記者会見にて本年のコンクール審査結果を発表しました。今年は過去最多となる全国123のワイナリーから709本が出品し、「北米系等品種 白」部門で、初めて金賞が選出されました。受賞数の多い都道府県(醸造地別)は、山梨県のワインが94銘柄、長野県が66銘柄、山形県が28銘柄、北海道が24銘柄…の順となり、大阪府と京都府のワイナリーが初めて金賞を受賞しました。日本ワインの振興、認知度向上が全国各地で図られていることがうかがえる結果となりました。


2023年の金賞受賞ワイン28銘柄


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▲2023年の金賞受賞ワイン28銘柄


7月に山梨県内で開催された審査会には、フランスのボルドー大学ワイン醸造学部のジル・ド・ルベル名誉学部長など、4年ぶりにフランスやイギリスなど4か国から大学教授や外国人の専門家を招へいし、高い評価を得られました。


本コンクールは国際的な評価も高まっている国産ぶどうだけを100%使用した「日本ワイン」を対象とした国内唯一のコンクール。全国のワイナリーから出品されたワインを公平かつ厳正に審査しており、今年で19回目を迎えます。「甲州」や「欧州系品種」、「スパークリング」など12の部門から、部門ごとに部門最高賞10銘柄、金賞28銘柄、銀賞71銘柄、銅賞119銘柄、奨励賞65銘柄、コストパフォーマンス賞(※)4銘柄が選出されました。

※コストパフォーマンス賞とは、2,000円未満で銀賞以上の受賞銘柄のうち最高点のもの


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▲ジル・ド・ルベル審査員(フランス、大学教授 兼 ボルドー大学 ワイン醸造学部 名誉学部長、Gilles de Revel)

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▲サラ・ジェーン・エバンス審査員(イギリス、マスター・オブ・ワイン協会、Sarah Jane Evans)

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▲デニス・ギャスティン審査員(オーストラリア、ワインジャーナリスト、Denis Gastin)

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▲ダーク・チェン審査員(香港、ソムリエ、Dirk Chen)


日本ワインコンクール実行委員会 審査委員長 恩田 匠氏は会見にて、「非常に良いクオリティ。ここ数年での技術の向上、ワインの品質向上が印象的。不良ワインがほとんどなかった。品質は安定している。国際的な舞台で戦える素晴らしいものがあった。外国人審査員からも高い評価を得ることができてきている」とコメントしました。


本コンクールの表彰式、および「一般消費者向け金賞等受賞ワインテイスティングセミナー」は9月2日(土)に山梨県内で開催される予定です。

詳細はこちら: http://greencreate.boo.jp/tastingseminar.pdf


●「一般消費者向け金賞等受賞ワインテイスティングセミナー」概要

日時:9月2日(土)14:00~16:30(予定) 場所:ホテル談露館(甲府市丸の内1-19-16)

参加費:6,500円(税込予定) 販売方法:eチケットにて8月上旬頃から販売



【金賞受賞ワイン28銘柄一覧】

金賞は官能検査で100満点のうち85.0点以上を標準とするもので、各部門エントリー数の3~5%に相当します。まさに日本を代表する各部門のトップクラスと言えます。中でも部門最高賞は各部門で銀賞以上を受賞した中で最高点のもの。

*全受賞リストはこちら: http://greencreate.boo.jp/awardwine2023.pdf


■部門:欧州系品種 赤(7種)

部門最高賞「ソラリス ラ・クロワ」(2019年 マンズワイン株式会社 長野県)

「シャトー・メルシャン 桔梗ケ原メルロー シグナチャー」(2018年 メルシャン株式会社 長野県)

「ソラリス 東山 メルロー」(2018年 マンズワイン株式会社 長野県)

「エステートゴイチ シラー 2021」(2021年 株式会社林農園 長野県)

「グランポレール安曇野池田シラー」(2018年 サッポロビール株式会社 山梨県)

「シャトー・メルシャン 桔梗ケ原メルロー」(2018年 メルシャン株式会社 長野県)

「ソラリス 千曲川 カベルネ・ソーヴィニヨン」(2018年 マンズワイン株式会社 長野県)


■部門:欧州系品種 白(8種)

部門最高賞「久住シャルドネCatwalk Nightharvest 2021」(2021年 有限会社久住ワイナリー 大分県)

「Aroma Chardonnay from Takayama Village 2022」(2022年 トレボー株式会社 富山県)

「ソラリス 千曲川 シャルドネ」(2022年 マンズワイン株式会社 長野県)

「久住シャルドネCatwalk 2021」(2021年 有限会社久住ワイナリー 大分県)

「シャトー・メルシャン 北信右岸シャルドネ リヴァリス2020」(2020年 メルシャン株式会社 山梨県)

「ソラリス 千曲川 ソーヴィニヨン・ブラン」(2022年 マンズワイン株式会社 長野県)

「鶴沼 ケルナー 2021」(2021年 北海道ワイン株式会社 北海道)

「おたる ゲヴュルツトラミネール2019」(2019年 北海道ワイン株式会社 北海道)


■部門:国内改良等品種 赤(1種)

部門最高賞「SUNTORY FROM FARM 塩尻マスカット・ベーリーA 2019」(2019年 サントリー株式会社 長野県)


■部門:甲州(6種)

部門最高賞、コストパフォーマンス賞「甲州ドライ」(2022年 シャトー酒折ワイナリー株式会社 山梨県)

「大久保 J.S 2022」(2022年、勝沼醸造株式会社、山梨県)

「シャンモリ 柑橘香 勝沼甲州 2022」(2022年 盛田甲州ワイナリー 株式会社 山梨県)

「シャトーマルス 穂坂甲州樽発酵 2022」(2022年 本坊酒造株式会社マルス山梨ワイナリー 山梨県)

「シャトーソウリュウ日川渓谷 甲州樽発酵 2022」(2022年 蒼龍葡萄酒株式会社 山梨県)

「ロリアン 甲州樽発酵」(2022年 白百合醸造株式会社 山梨県)


■部門:北米系等品種 白(2種)

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部門最高賞「TOMOE デラウェア 2022」(2022年 株式会社広島三次ワイナリー 広島県)

「ナイヤガラ やや甘口」(2022年 天橋立ワイン株式会社 京都府)


■部門:極甘口(2種)

部門最高賞「北島ヴィンヤード ノーブルロット ケルナー 2019」(2019年 北海道ワイン株式会社 北海道)

「アイススウィートスチューベン2018」(2018年 有限会社 大浦葡萄酒 山形県)


■部門:スパークリングワイン(2種)

部門最高賞「SUNTORY FROM FARM 津軽シャルドネ&ピノ・ノワールスパークリング 2020 グリーンエティケット」(2020年 サントリー株式会社 長野県)

「飛鳥 スパークリングシャルドネ 2020」(2020年 飛鳥ワイン株式会社 大阪府)


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▲初めて金賞を受賞した関西のワイナリーの2銘柄

 左:京都府の天橋立ワインの「ナイヤガラ やや甘口」

 右:大阪府の飛鳥ワインの「飛鳥スパークリングシャルドネ 2020」


【日本ワインコンクールとは】

日本ワインコンクールは、国産ぶどうを100%使用した「日本ワイン」を対象としたコンクールで2003年から開催。全国各地でバラエティに富んだ「日本ワイン」が造られており、その品質が年々向上し、消費者に高く評価されるようになっています。毎回、受賞ワインのリストを外務省に提供しており、これまで延べ6万9千本を超える受賞ワインが、各国の在外公館の公式行事などで世界の要人の方々に提供されてきました。この審査結果が日本ワインの品質を牽引し、国内外でそのすばらしさや価値がさらに認知され、消費が拡大することを期待しております。

●日本ワインコンクール公式ホームページ: https://www.pref.yamanashi.jp/jwine/


日本ワインコンクール実行委員会構成:日本ワイナリー協会、一般社団法人日本ソムリエ協会、一般社団法人葡萄酒技術研究会、道産ワイン懇談会、山形県ワイン酒造組合、長野県ワイン協会、山梨県ワイン酒造組合、山梨大学大学院総合研究部附属ワイン科学研究センター、山梨県


後援:外務省、国税庁、独立行政法人酒類総合研究所、日本ブドウ・ワイン学会(ASEV JAPAN)、北海道、山形県、長野県、北海道新聞社、山形新聞・山形放送、信濃毎日新聞社、山梨日日新聞社・山梨放送、時事通信社甲府支局、共同通信社甲府支局、読売新聞社甲府支局、朝日新聞社甲府総局、毎日新聞社甲府支局、日本経済新聞社甲府支局、産経新聞社甲府支局、テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、エフエム富士

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