最強の油「MCTオイル」 脂肪燃焼体質に導く正しい使い方とは? オススメレシピをサイトで公開
2023.08.30 17:30
MCTプラス・コンソーシアムは、MCTオイルの正しいとり入れ方に関するコラムを2023年8月30日(水)に公開しました。
巷で話題になっている「MCTオイル」。アスリートやモデルに加えて、管理栄養士やレストランのシェフなど、食のプロも愛用している拡がりをみせています。普段の食事にかけるだけで脂肪燃焼しやすいカラダになることが期待され、最強の油としても注目が高まる「MCTオイル」。一方で、「どんな風に使うのが良いの?」などの声も寄せられるようになりました。そこで、MCTオイルの特徴と正しいとり入れ方について、虎ノ門中村クリニック院長・中村康宏先生(内科医)にお話を伺いました。
脂肪燃焼を促すMCTオイルの正しい使い方を紹介
【脂肪燃焼を促すMCTオイルは、1日あたり小さじ半分(2g)から使用が正解】
■MCTオイルは、他の油と何が異なるの?
皆さんのご家庭では、普段どのような油を使用されていますか?食用油は、サラダ油やごま油、オリーブオイル、アマニ油、えごま油など種類が豊富ですが、これらの主成分である脂肪酸は全て「長鎖脂肪酸(LCT)」に分類されます。
近年、健康志向の高まりを受けて、サプリ的オイルが生活に浸透している中、注目されているのが「中鎖脂肪酸(MCT)」です。主に、ココナッツやヤシ科植物の種実に含まれるほか、母乳にも大切な栄養として含まれている成分です。MCTオイルとは、この中鎖脂肪酸100%の油のことを指しています。
過去の研究結果では、LCTとMCTをグループに分けて継続摂取した際に、MCTグループはたった2gの継続摂取においても、有意に体重減少が確認できたという報告もあります。
MCTオイルを2g継続摂取で体重が減少
■MCTオイルの三大“誤解”正しいとり入れ方は?
MCTは脂肪燃焼が期待されていますが、いくつかの誤解も散見されるようになりました。そこで、MCTにまつわる三大“誤解”について、正しいとり入れ方をご紹介します。
誤解(1)MCTは厳しい糖質制限をする時に使用するもの?
厳しい糖質制限をしなくても、MCTをとり入れることで、脂肪由来のエネルギー源「ケトン体」が増加することで脂肪燃焼が促されます。
脂肪燃焼回路のスイッチを押すMCT
誤解(2)MCTをたくさん摂ればより効果が期待できる?
どんな油も「1g=9kcal」。MCTもカロリーは変わりません。総カロリーを意識した食生活が何よりも重要です。また、一回の摂取量が多いと、お腹がゆるくなることがあるため、小さじ半分~小さじ1 程度の少量から継続的にとり入れることで、無理なく脂肪燃焼効果が期待できます。
誤解(3)MCTはオイルなので加熱しても問題ない?
MCTは一般的な油と比べて発煙点が低い(160℃)のため、加熱には不向きです。普段の食事にかけるだけで手軽なことも、実は便利なポイントです。
【普段の食事にかけるだけ 脂肪燃焼を促す最強の油「MCTオイル」のオススメレシピ】
MCTオイル入り わかめと豆腐のみそ汁
『MCTオイル入り わかめと豆腐のみそ汁』
▽材料(2人分)
絹豆腐 :50g
わかめ :5g
顆粒だし :小さじ1/3~1/2 + 水180ml
味噌 :大さじ1
MCTオイル:小さじ1/2~1
▽作り方
1. だし汁をつくる。
2. 豆腐はさいの目に切る。
3. [1]のだし汁に豆腐を入れ加熱したら、味噌を加える。
4. 食べる前にわかめを加えて再度加熱する。
5. 器に入れ、MCTオイルをかける。
▽POINT
・みそは発酵食品なので腸内環境を整えてくれる。
・みそに含まれる茶色い色素成分のメラノイジンは抗酸化作用があり、病気の予防にも繋がる。
・ビタミンやミネラル類が多く、たんぱく質がアミノ酸の形で入っており、消化しやすく胃腸への負担が少ない。
ピリ辛ドレッシング×きのことかぼちゃのグリルサラダ
『ピリ辛ドレッシング×きのことかぼちゃのグリルサラダ』
▽材料(2人分)
好みのきのこ(エリンギ、まいたけ、しいたけなど):150g
かぼちゃ :60g
オリーブ油:適量
<ピリ辛ドレッシング>
しょうゆ:大さじ2
みりん :小さじ1
酢 :大さじ1・1/2
豆板醤 :小さじ1/3~1/2
MCTオイル 大さじ1/2
▽作り方
1. エリンギは縦4等分に切り、まいたけは小房に分け、しいたけは石づきを落として半分に切る。かぼちゃはラップで包み、電子レンジで40秒加熱し、薄切りにする。
2. ボウルにピリ辛ドレッシングの材料を入れて混ぜる。
3. ホイルにオリーブ油を薄くぬり、その上に[1]を乗せ広げ、オーブントースターで約5分、焼き色がつくまで焼き、温かいうちに[2]に入れて大きくざっくりと混ぜて器にのせる。
▽POINT
・かぼちゃに含まれるビタミンEは脂溶性なので、良質な油をオンオイルすることで吸収率アップ。
・食物繊維が豊富なきのこが腸内環境を改善してくれることに加え、便通改善も期待されるMCTオイルを合わせて摂ることで腸活効果も。
【専門家プロフィール】
中村康宏先生
中村 康宏 先生
虎ノ門中村クリニック/内科医/日本抗加齢医学会専門医
内科医・消化器内科医として研鑽を積んだ後、米国医師免許試験を突破しアメリカに留学。帰国後、日本初「アメリカ抗加齢医学会」認定施設の虎の門クリニックを開業。現在、虎ノ門中村クリニックで診療中。
【「MCTプラス・コンソーシアム」について】
「MCTプラス・コンソーシアム( https://mct-plus.jp/ )」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。MCTオイルの活用レシピも多数公開中!