全国常連の強豪校 粘り強いプレーの秘訣はMCTオイル!? 疲れ知らずなカラダづくりのコツを コンディショニングのプロが解説
2023.09.22 10:00
今、スポーツ分野で注目を集める「MCTオイル」。全国大会の常連校である三重県立四日市商業高等学校女子ハンドボール部では、カラダづくりのために日頃からMCTオイルを取り入れています。この食事指導をしているのが、コンディショニングのプロである寺田 健太郎先生です。
この度、MCTプラス・コンソーシアムでは寺田先生に“なぜMCTオイルは注目されているのか”について解説いただいた内容を公開いたしました。
公開先URL: https://mct-plus.jp/column/659/
寺田 健太郎先生
■金メダリストのカラダづくりを指導
寺田 健太郎先生
日本体育大学大学院卒。柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト、健康運動指導士。高校ハンドボールチーム、大学柔道部、水球やカーリングの日本代表選手などのトレーナーを経て、阿部一二三・詩兄妹のトレーニング指導を担当。東京2020柔道競技における両選手の金メダル獲得に貢献する。自身も、ボディビル大会で入賞の経験を有す。
■スポーツの世界で勝負を左右するのは「負けないカラダづくり」
スポーツでは、トップレベルになればなるほど0.01秒や1点の僅かな差が勝負を決めることになります。選手個人が強くなるためには、技術力・マインド・判断力など様々なトレーニングが欠かせません。選手指導は、このカラダづくりの基本からはじまります。どんな環境や調子でも、その時の自己ベストを発揮するためには、普段から、エネルギーを上手に使えるカラダづくりが重要です。アスリートのみならず、健康な生活に欠かせない「エネルギー」の基本をご紹介します。
寺田先生による指導の様子
【指導内容を公開!エネルギーの基本と上手な使い方】
1. エネルギーはどこから生まれるのか?
私たちは、三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)からエネルギーをつくります。食事からの栄養素が消化・吸収されると「エネルギーの工場」とも呼ばれる、ミトコンドリアに運ばれて、ATP(アデノシン三リン酸)という成分をつくります。ATPは、全ての生命活動の源であることから、なくてはならない存在として、「エネルギーの通貨」とも呼ばれるほど、カラダを動かすために必要なものです。
2. 脂質エネルギーが疲れ知らずのカギ?
さらに、上手にエネルギーを使うためのポイントになるのが、エネルギーの種類です。実は、普段何気なく使用しているエネルギーは、どの栄養素からつくられたのかによって、エネルギーの効果や特徴が異なります。たとえば、「糖質」からつくられたエネルギーは、瞬発力を発揮することに長けています。ただ、体内に貯蔵できる量には制限があり約2,000kcalと言われています。そこで、持久力を発揮する際に大切なのが「脂質」からつくられるエネルギーです。脂質の体内貯蔵エネルギーは約110,000kcalと膨大。このエネルギー源を上手く活用できると、持久力のある、疲れにくい体になることが期待できます。
糖質・脂質エネルギーで発揮する力
3. MCTオイルが貯蔵された脂質エネルギーの活用を促進
私たちのカラダは、糖質を優先して消費します。その上で、糖質エネルギーでは足りない分を、脂質エネルギーで補強していきます。このように、糖質をあえて不足させ、脂質エネルギーの使用を促すのが「糖質制限ダイエット」です。カラダへの負担は大きく、オススメできません。一方で、脂質エネルギーも使われなければ、脂肪として体内に蓄積しカラダは太ってしまいます。
そこで、蓄積した脂肪をエネルギーとして使えるカラダづくりになるためにオススメしているのが、中鎖脂肪酸100%の油であるMCTオイルです。MCTが消化・吸収されることで、蓄積した脂肪からエネルギーをつくりだそうとする働きが加速します。そのため、脂質エネルギーが活用でき、疲れにくい体になることが期待されているのです。MCTオイルが「良質なエネルギー源」として注目されているのはこのためです。
MCTを取り入れることで蓄積した脂肪をエネルギーとして活用できる
■強豪女子ハンドボール部も実践!MCTオイルの活用術
実際に、MCTオイルを摂取した選手からは、「試合の終盤まで体力が持つようになった」、「集中力が増した」という体感を寄せる声が多く、脂質エネルギーがしっかり使われていることを実感します。ただ、MCTオイルも油ゆえに、1g=9kcalあるため、使い方・摂取量は注意が必要です。そこで、MCTオイルの活用術をご紹介します。
1. 1日の摂取量は2g(小さじ半分)から始めるのがおすすめ
過剰摂取は逆に肥満のもと。また、一度に大量に摂取をするとお腹をゆるくしてしまうことがあるため注意が必要です。まずは、小さじ半分程度(2g)からはじめることをオススメします。
2. 揚げ物や炒め物には使用せず、料理にかけて使用する。
MCTオイルの発煙点は140℃~150℃と一般的な食用油と比べて低く、加熱調理には不向きなため料理にかけて使用しましょう。四日市商業高等学校女子ハンドボール部では、朝食時にサラダやコーヒー、ヨーグルトにかけるのが人気でした。MCTオイルは無味無臭のため、普段の食事を変えなくて良いのも嬉しいポイントです。オススメの食べ合わせを見つけ、脂肪をエネルギーとして燃焼できるカラダづくりを目指しましょう。
コーヒー
サラダ
ヨーグルト
■「MCTプラス・コンソーシアム」とは
「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。
MCTプラス・コンソーシアム ホームページ: https://mct-plus.jp/