カセットこんろ・カセットボンベ、 使わないで置いているだけになってない? 10月7日を「カセットこんろとボンベの日」に制定
「防災鍋」を作ることで防災備蓄ボンベの使用期限の確認運動を推進します
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会(東京都千代田区、以下「日本ガス石油機器工業会」)は、カセットこんろの買い替え検討目安の10年、カセットボンベの使用期限の7年にあわせて10月7日を「カセットこんろとボンベの日」に制定し、一般社団法人 日本記念日協会に認定されました。
日本ガス石油機器工業会では、この度、より多くの皆様にカセットこんろの買い替え検討目安と、使用期限について知っていただくため、カセットこんろの買い替え検討目安の10年とカセットボンベの使用期限7年に合わせて10月7日を「カセットこんろとボンベの日」に制定いたしました。
当工業会はこの記念日制定によって、特に防災備蓄用に購入されたカセットこんろ・カセットボンベを、日常から使って使い方に慣れると共に使用期限の確認をしていただくよう、各種の啓発・告知の契機としたい考えです。具体的には、10月7日に非常時を想定して「防災鍋」を作ってみるという習慣を広く提案していく活動を行います。
また、記念日の制定に合わせて9月30日には、防災専門のYouTubeチャンネル「そなえるTV」とタイアップした動画を「そなえるTV」のYouTubeチャンネルにて公開いたしました。
9月に実施した当工業会のインターネット調査では、「カセットこんろ・カセットボンベを持っているが日常ではまったく使っていない」と回答した人が33.6%あり、3人に1人という割合でした。当工業会の各メーカーは2011年の東日本大震災時に「こんろとボンベがあるが使えない・使い方がわからない」「1995年の阪神淡路大震災時に買ったボンベは使えるか」といった問合せを多数受けた経験があり、日常から備えておくことと使用期限の確認の重要性の啓発にいっそう注力してまいります。
■カセットこんろとボンベの日について
秋・冬のお鍋シーズンに向けてカセットこんろとカセットボンベの使用期限を確認して頂くタイミングとして、またいつ起こるか予測できない災害時に適切に使用できるように準備いただくため、カセットこんろの買い替え検討目安の10年とカセットボンベの使用期限7年に合わせて10月7日を「カセットこんろとボンベの日」に制定いたしました。
カセットこんろとカセットボンベには、ガス漏れが生じないようにゴム部品が使われています。ゴム部品は年数が経って古くなっていくにつれ劣化していくため、ガス漏れが生じる危険性が発生してきます。新たに制定した「カセットこんろとボンベの日」をカセットこんろ、カセットボンベを使用・確認するタイミングとして是非ご活用いただき、10月7日にはカセットこんろとカセットボンベを使用して、その時に家にある食品・材料で「防災鍋」を作り、使い方、使用期限について今一度ご確認いただくことを推奨します。
・「防災鍋」とは
電気・ガス・水道がストップした前提で「その時にある材料・停電した冷蔵庫の材料で食事を作る」、「湯煎で調理をする」、「お米を炊く」など、カセットこんろ、カセットボンベを使って食事をつくることを「防災鍋」と位置づけ、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」に防災鍋を作り、カセットこんろ、カセットボンベの使い方や使用期限を確認することを推奨します。
・「カセットこんろとボンベの日特設サイト」
https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_cassette/kinenbi/index.html
■YouTubeチャンネル「そなえるTV」タイアップ動画
「そなえるTV」は、「個人と家庭の備えと防災」を大テーマに、自然災害で、命を守った後に必要な備えのノウハウを防災アドバイザーの高荷智也さんが解説するYouTubeチャンネルです。
タイアップ動画では、「カセットこんろとボンベの活用」をテーマにカセットこんろ、カセットボンベの正しい使用方法、使用期限、備蓄方法、活用方法から関連した法律まで、カセットこんろ、カセットボンベの役立つ知識を、防災アドバイザーの鋭い目線で解説します。
・高荷智也さんコメント
災害や停電に対する「インフラ停止対策」は大切な備えであり、その最重要アイテムのひとつが「カセットこんろ」と「カセットボンベ」です。これが存在するだけで非常時の生活水準が大きく向上する、必ず用意したいアイテムです。しかし、正しい使い方を知らないと、非常時にうまく活用することはできません。今回の「カセットこんろとボンベの日」動画を通じて、平時にも非常時にも大活躍するカセットこんろとカセットボンベ活用のポイントを、ぜひ学んでください!
・タイアップ動画概要
チャンネル名: そなえるTV
動画タイトル: 10月7日は「カセットこんろとボンベの日」平時にも防災用にも重要な備えを!
URL : https://youtu.be/IjhLgU0CnSU
■「カセットこんろ」使用実態調査
2023年9月に日本ガス石油機器工業会が実施した「カセットこんろの実態調査」では、「無目的または防災備蓄目的でこんろボンベは持っているが日常ではまったく使わない」と答えた人が合計で33.6%存在し、多くの人がカセットこんろの使用に慣れていないであろうことが推測されました。カセットボンベをどの程度持っているかの質問では「1~3本(63.6%)」の回答が突出しており、政府が推奨する備蓄水準(※)には不足していました。保管場所については、「キッチン・ダイニング・リビング周り」以外の日常生活で簡単に取り出せない場所に保管されている人が約4割でした。このように多くの人々の生活で、いざ被災したときにすぐに役立てられるかどうかわからない実態が浮かび上がっています。
また、「カセットこんろもボンベも、古くなったら交換が必要だと認識している(44.7%)」人が半数に届いておらず、日本ガス石油機器工業会では「カセットこんろとボンベの日」を通して、より多くの皆様にカセットこんろ、カセットボンベの正しい使用方法、使用期限について知っていただけるよう、今後も継続した情報発信を実施していきます。
※出典:政府広報オンライン「いつもの食品で、もしもの備えに!食品備蓄のコツとは?」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html
<調査概要>
・調査内容:「カセットこんろ」使用実態調査2023
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2023年9月7日~8日
・調査対象:25歳以上の全国のカセットこんろ所有者360名
※全国地域8エリア、
年代(25-34歳、35-44歳、45-54歳、55-64歳、65歳以上)均等割付
・トピックス
(1) カセットこんろを持っている目的・用途では、「防災備蓄として持っているだけで日常では全く使わない(18.6%)」、「目的・用途はなく単にあるというだけで日常ではまったく使わない(15.0%)」との回答が合わせて33.6%となっている。
(2) カセットボンベを何本持っているかでは、「1~3本(63.6%)」が高く、政府推奨の「一人一週間6本」(※)には及ばない方が多い
(3) カセットボンベの保管場所では、押入、物置(屋外)、ガレージ・納屋など存在を忘れがちになりやすい場所に保管されているケースがある。
(4) カセットこんろ・ボンベの製造年の確認については、「カセットこんろもカセットボンベも確認していない(57.2%)」が高いが、「カセットこんろもカセットボンベも確認している(22.5%)」も次いで高い。
(5) 交換の必要性については、「カセットこんろもボンベも、古くなったら交換が必要だと認識している(44.7%)」と交換の必要性を認識しているとの回答が最も高く。次いで、「カセットボンベは、古くなったら交換が必要だと認識していたが、カセットこんろは認識していなかった(25.6%)」とカセットボンベのみ認識していたとの回答が高い。
【一般社団法人 日本ガス石油機器工業会について】
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会では、ガス機器・石油機器産業の健全な発展をはかり、もって国民生活文化の向上と我が国産業の発展に寄与することを目的とした取り組みをおこなっています。
・商号 : 一般社団法人 日本ガス石油機器工業会
・所在地 : 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-5-12 北大手町スクエア3階
・設立 : 1961年
・事業内容: ガス・石油機器の製品安全事業・需要促進事業・省エネ環境事業
・URL : https://www.jgka.or.jp
【カセットこんろ・カセットボンベの取り扱いについて】
製造から10年以上経過しているカセットこんろ、製造から7年以上経過しているカセットボンベは、経年劣化により古くなっていくにつれて、ガス漏れなどの事故が発生するリスクがでてきます。カセットこんろの買い替え検討の目安は10年、カセットボンベの使用期限の目安は7年です。ご使用の前に、それぞれの製造年をチェックしましょう。(カセットこんろは本体側面に貼られている銘板シールで、カセットボンベは缶底の数字で製造年が確認できます)
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