中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンス...

中・高校生向け分析機器体験実習 「JAIMA サマーサイエンススクール2023」を日本科学未来館で実施

~分析機器の実習体験を通じた科学技術教育支援~

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA、所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-5-16、会長:足立 正之/株式会社堀場製作所 代表取締役社長)は、2023年7月26日(水)に日本科学未来館で開催した中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2023」の実施内容を公開いたします。



■「JAIMA サマーサイエンススクール」とは

主に首都圏の中・高校生を対象に、参加した皆様に実際に分析機器を操作体験してもらうことで、様々な産業を支える基盤となっている分析機器および技術についての理解を深め、科学技術への関心を高めてもらうことを目的としたものです。2011年5月に開催された「ICAS 2011 公開講座」をきっかけに、JAIMA技術委員会の企画として2012年より開催しています。

COVID-19影響下、2020年は開催中止、2021年はオンライン開催となり、参加校・人数も限定されたイベントになりましたが、2022年はCOVID-19対策を講じ、今年はほぼ従来と同じ形で日本科学未来館で現地開催となりました。



■開催当日の様子

JAIMA会員から構成される技術委員会の各協力企業など14社により14機種の分析機器を稼働させ、今年は46名の参加があり、参加者を2-3名の小グループに分け、グループごとに1機種の装置を1時間ずつ、計3機種の装置の概要説明、操作体験実習を行いました。実習は、参加者の皆様が主体的に考え、装置を自ら操作することに主眼を置いて進められ、対面実習で企業担当者と楽しそうに会話し、そして真剣に取り組む姿が印象的でした。

今年は3機種の装置実習に加え、45分間のフリータイムを設け、自由に各企業テーブルを訪問していただきました。時間一杯まで企業担当者と参加生徒の質疑応答も見られ、非常に好評でした。

また、実習の冒頭に米国留学中の法政大学 山崎 友紀教授より演題「中高生の皆さんへ -Silicon Valleyから -」にてご講演をいただきました。先生の自己紹介から現在のご研究内容まで、中・高校生にとって良い刺激となるとても興味深い内容でした。



■今後の展望

近年、日本国内においてもSTEAM(Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工業)/Arts(教養・創造性)/Mathematics(数学))教育が注目されています。

当工業会では科学や分析機器の面白さをお伝えすることを目的に、今後もサマーサイエンススクールをはじめとする中・高校生向けイベントの開催を検討してまいります。


実施概要、参加協力企業等は以下の通りです。


【実施団体】

主催:一般社団法人日本分析機器工業会


【実施概要】

日時  :2023年7月26日(水)12:10~17:30

場所  :日本科学未来館(7階 水星、金星、火星、土星、天王星、ロビー(1))

参加人数:46名


【協力企業名:使用装置】

アジレント・テクノロジー株式会社:フーリエ変換赤外分光光度計・

                 マイクロチップ電気泳動装置

オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社:血液型検査装置

大塚電子株式会社        :粒子径測定装置

京都電子工業株式会社      :電位差自動滴定装置

株式会社島津製作所       :蛍光X線分析装置

東亜ディーケーケー株式会社   :イオンクロマトグラフ

日東精工アナリテック株式会社  :自動滴定装置

日本電子株式会社        :卓上走査電子顕微鏡・

                 蛍光X線分析装置

日本分光株式会社        :紫外可視分光光度計

株式会社日立ハイテク      :卓上走査電子顕微鏡

株式会社日立ハイテクサイエンス :ハンドヘルド蛍光X線分析装置

株式会社堀場アドバンテスドテクノ:コンパクト水質計

株式会社堀場テクノサービス   :粒子径測定装置

株式会社リガク         :単結晶X線分析装置

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