デジタル色彩による幼児の成長支援! 感覚に頼らない“幼児と色の科学”の応用の時代 「子どもと色の関係を科学する」公開講座の開催
これまでの色彩システムからの脱却し、 科学的に色を用いて幼児の能力を育成の最新研究を解説 2023年10月11日17時30分 オンライン配信
先端色彩研究所(本部:東京都渋谷区神宮前、所長:南雲治嘉)は、2023年10月11日(水)にオンラインにて「幼児と色の科学~子どもの成長を色で支える~講座」を開催いたします。南雲をはじめ先端色彩研究所の研究員が個別のテーマで解説します。感覚で処理されてきた幼児の色彩環境を科学的な視点から見直し、今後の教育や遊具の製造に役立てていただきます。オンライン開催で参加費無料、予約が必要です。
本研究所が継続して研究している幼児と色に関する公開講座を開催します。2022年まで、デジタルハリウッド大学南雲治嘉研究室として研究を続けてきましたが、南雲の退官を機に先端色彩研究所(一般社団法人国際カラーイメージ協会付属)として研究を継承し主にデジタル色彩の分析と構築を行なっています。その第2回目の公開講座になります。
【イベント予約フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/1AA6W_bRFdGRVVaaSsB1yKI94DkXcqGd2naL2FBY6RGc/edit
■使える色彩システムの構築を目指す先端色彩研究所について
先端色彩研究所の前身は、デジタルハリウッド大学教授の南雲治嘉が中心となり、2006年デジタルハリウッド専門スクールとデジタルハリウッド大学の卒業生と在学生による基礎デザイン研究会として発足しました。2008年デジタルハリウッド大学院に南雲研究室が設立したのを機に同研究会を吸収し基礎研究をスタート。
当初は視覚心理研究と先端色彩研究の2チームに分けて研究を展開していました。年に2回の公開講座を主催し、研究内容の深化を推進しました。2016年より先端色彩であるデジタル色彩の理論的な裏付けを進め、同時にそのための調査や研究を展開してきました。一般社団法人日本カラーイメージ協会と組んで、デジタル色彩の普及活動にも力を入れ、デジタル色彩の教育のための活動も行なってきました。
2022年南雲がデジタルハリウッド大学院退官を期に、南雲研究室を一般社団法人日本カラーイメージ協会付属先端色彩研究所として広く研究員を迎え入れる体制を整え、色彩による社会的な貢献を目標に研究活動を行っています。一般社団法人国際カラーイメージ協会の研究部門を兼ねています。
■デジタル色彩について(これまでの色彩システムと違い)
これまでの色彩システムは絵具の色を基に構築されてきました。そのシステムに基づく配色には人に与える影響を解きあかす根拠がありません。色の三属性(明度、彩度、色相)の根拠や色相環など多くの矛盾をはらんでいながら、辻褄合わせのような形で体系化してきました。色の物理的な研究と脳科学の発展によって色が持つ本質的なことが解明されてきたことを受け、色彩システムの見直し行い「デジタル色彩」としての理論化を進めてきました。「色は光であり、電磁波である」ことが全てで、それから外れることのないデジタル色彩システムを体系化することに専念してきた。特に電磁波がもたらす色彩生理学の確立と、色とイメージの関係を基本とした配色手法の開発を進めています。色は単なる知識ではなく仕事で誰もが使えるスキルであり、より生活に生かせる手法が望まれます。そこにセンスや感覚が入り込む余地はありません。デジタル色彩は、感覚だけに頼らず科学的な根拠を持つ、しかも確実な効果をもたらす色彩システムとして、デザインだけでなく広いジャンルで応用されるよう研究開発を進めています。
■デジタル色彩士検定について(知識としての色彩ではなくスキルとしての色彩)
https://www.atpress.ne.jp/releases/370939/att_370939_1.pdf
■公開講座「幼児と色の科学」のお知らせ
先端色彩研究所では色と人との関係を紐解き、色の効果的な応用法を探求してきました。色と人との関わりを分析するにはその原点である幼児の誕生から成長の過程を観察することが重要です。今回は特に幼児に対する色の与え方、あるいは学び方についての調査と分析を発表いたします。
幼児と色の接触、色による成長へのサポートを提案いたします。特に正しい色の知識をいかに伝えていくかに重点を置いて研究してきました。色のとらえ方を刷新し、従来の幼児のための色彩とは全く異なる科学的な色の活用を提案いたします。先端色彩を基本にした色の成長への関わり、色の玩具や教材、色の教育法、幼児の絵の読み方などを具体的な形で提案となります。
<開催概要>
イベント名:「子どもと色の関係を科学する~子どもの成長を色で支える~講座」
開催日時 :2023年10月11日(水)19:30~21:30
開催形式 :オンラインセミナー(teams Live配信)
※予約を入れるとURLが返信されます
参加費 :無料
定員 :200名
主催 :一般社団法人日本カラーイメージ協会先端色彩研究所・
デジタルハリウッド大学色彩論
後援 :一般社団法人国際カラーイメージ協会
<プログラム>
19:20 開場
19:30~19:40 オープニング
19:50~ テーマ発表スタート
テーマ発表順
順番 個別テーマ 担当研究員
1 子供の成長に影響する色 徳田阿希
2 子供が好きになる色の意味 小川仁美
3 子供が色で伝えたいもの ドウ蘭
4 子供の色彩能力を伸ばす色材 小川仁美
5 子供の配色スキルの教育法 岩間祥泰
6 子供の色による感情の変化 山口紗也加
7 子供の色のスケッチ(色彩模写)の技法開発 南雲治嘉
21:00~ 質疑応答
21:20 クロージング
※プログラムの内容は予告なく変更となる可能性がございます。
<お申し込み方法>
1 イベント予約フォーム( https://forms.gle/ZwrXxStr9GAzjN7B6 )より必要事項を記入しお申し込みください。
2 お申し込み時にご登録いただいたメールアドレス宛に自動返信にてURLをお送りします。
■テーマ発表登壇者
<子どもの成長を色で支えるために>
1 子供の成長に影響する色 ・発表担当研究員 徳田阿希
・発表テーマ
・概要
子供の成長過程でどのように色が関与しているのか。色の認識、心・体・知への影響を検証する。また、成長に必要なものの中に色と深い関係の生理的刺激にどのようなものがあるのか。子供の成長に合わせた色の提供をプログラムできるのか。
・担当者メッセージ
日本のクリエイティブを世界にのもと、伝統工芸・小規模のファッションブランドとパーソナルスタイリストを結ぶプラットフォームを構築しているaboveu(アバーヴ)のAkkiと申します。あなたに必要な色やスタイリングは人生を変えます。
2 子供が好きになる色の意味 ・発表担当研究員 小川仁美
・発表テーマ
・概要
その人にとって必要な色がある。コロナ社会を経験した現在の子供たちの好きな色を調査し、その理由と傾向を調べた。集めたアンケートの結果から、性差や年齢による変化について、子供はどのようにして好きな色を作っていくのか、そのメカニズムを分析する。
・担当者メッセージ
私はデジタル色彩の講師として活動しています。私は基本情報など多くのIT資格を持っています。人が何かを作るとき、色彩とITの知識は強力な武器になります。私はこれらの教育が、人々の創造力や表現力を高めるとともに、社会にもよい影響を与えると信じています。
3 子供が色で伝えたいもの ・発表担当研究員 ドウ蘭(ドウラン)
・発表テーマ
・概要
子供の色の選択は、彼らの無意識の心理状態を反映しており、感情や経験、文化的な背景などの要素に関連しています。これを深く理解することで、彼らの心をより良く理解し、適切なサポートやガイダンスを提供できます。子供が色で何を伝えようとしているのか実際の作品を分析しながら解きあかします。
・担当者メッセージ
先端色彩研究所で研究員として働きながら、子供たちの美術と手工芸の教育を行っているドウ蘭と申します。メディア企業での運営とデザインの経験があります。現在は学び続け、子供たちの教育とデジタル色彩研究に専念しており、皆さんとの交流とお互いのサポートを楽しみにしています。
4 子供の色彩能力を伸ばす色材 ・発表担当研究員 小川仁美
・発表テーマ
・概要
子供の色彩能力を育成するための教材、遊具などの製作は色育のためには最重要と考えられる。色がついていればいいのではなく、「色に触れる」「色を目的のために使える」「色を楽しむ」などができる教材が望ましい。色育の教材とは、もちろん色材である。具体的な色育のための教材を提案する。
・担当者メッセージ
子供は絵を描くのが大好きな子が多いです。その好奇心をどうしたらもっと受け入れられるようになるのか、2人の子育てを通じて感じたこともヒントにして、楽しく遊ぶ(子供の遊びは最大の学びです)色材を考えました。
5 子供の配色スキルの教育法 ・発表担当研究員 岩間祥泰
・発表テーマ
・概要
イメージ力は成人してからも需要な能力の一つ。色による直感力や想像力を育成するための配色スキルを体得するためのカリキュラムの試作を提案する。イメージを表現するのに色が役立つことを学習する。ぬり絵等を使うトレーニングでる配色スキルを学び描画に応用する。
・担当者メッセージ
色の人に対する生理反応に着目した「デジタル色彩」をどのように社会実装できるか。写真・映像を通しその可能性を探っています。またこの教育法を実施することを計画しています。
6 子供の色による感情の変化 ・発表担当研究員 山口紗也加
・発表テーマ
・概要
子供の感情の変化に色がどのように関わっているか。この謎を解くことは子供の豊かな完成を育てるのに応用できると考えられます。この研究によって、子どもの情操や知性を育てる事に役立ちます。子供が見る絵本やアニメで色の変化によって子供の感性に働きかけることができます。楽しくなる色、泣き止む色などの傾向が分かるようになります。色の効果を応用する事で、自然に情操や知性を育て、健やかな成長や教育に生かす事ができます。
・担当者メッセージ
先端色彩研究所で色の研究をしながら、配色知識を活かして医療系と神社系のデザイナーをしている山口紗也加と申します。現在は海外個展に向けて作品を作っています。作品を載せています。フォローいただけたらうれしいです。
@miko_artdesign
7 子供の色のスケッチ(色彩模写)の技法開発 ・発表担当研究員 南雲治嘉
・発表テーマ
・概要
色のスケッチは色を見る能力、色を再現する能力(色の分析力)、色を混色する能力、等の能力を必要とする。それ以外にも観察力などの能力が身につく。単なる模写ではなく、色を抽出する力が要求される。同時に色とものとの関係を学習することができます。
・担当者メッセージ
色を研究して50年。先駆者から引き継いだ色彩システムをデジタル色彩として発展させた。今後仲間と共に、実際のデザインワークの中で効果を発揮する色彩システムとして成熟させたい。
<補足資料(過去のセミナー)>
・2021研究テーマ
21-1 色によるらしさの探求(6月28日公開講座開催)
自分から見た自分らしさと他人から見た自分らしさの比較
・色による自分らしさの分析法を作成
・「あなたらしさ探しチャート」の作成
21-2 色による美の作り方(11月30日公開講座)
・美的効果を生み出す配色手法
・My美の尺度調査フォームの開発
・2022研究テーマ
22-1~7 研究テーマの概要
22-1 ・子供はいつ色に気づくか 小川
22-2 ・どのようにして気づくか。 小川
22-3 ・光の気づきにはどのような意味を持っているか。 岩間
22-4 ・赤ちゃんはいつ色を認識するか。最初に記憶した色 ドウ蘭
22-5 ・色の認識にはどのような意味があるか。 小川
22-6 ・2色の弁別はいつごろからできるか。 徳田
22-7 ・色の名前が言えるようになるのはいくつぐらいか。 村上
22-8 ・色の気づきに固体差あるいは性差はあるのか? 山口
22-9 ・色とものとの関係をいつごろから認識するのか。 南雲
■先端色彩研究所の事業(サービス)について
先端色彩研究所の研究成果は種々の形で提供いたします。
1. 色彩関連の調査分析の受託
2. 色彩教育のカリキュラムの作成
3. デジタル色彩関連の研修
4. 公認デジタル色彩指導者の派遣
5. 色彩デザインおよび色彩計画の受託
6. 色彩関連の教材、玩具などの商品
7. 医療や老人介護における色彩計画の受託
※これらの事業の基礎となるのが「デジタル色彩デザイン」(グラフィック社)です。
■先端色彩研究所
先端色彩研究所は現在色彩システムの先端であるデジタル色彩の体系化と現実のデザインワークへの応用を研究しています。る適格な効果を上げる配色法こそ未来に向けた研究開発に相応しいと考えています。「AIデジタル色彩」の実現に向けて研究を転換しています。特にデジタル色彩教育はあらゆる部門に不可欠と位置づけその実績を積み重ねる努力をしています。
<研究所概要>
研究所名 : 先端色彩研究所
(一般社団法人日本カラーイメージ協会付属研究所)
本社所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-20-3 ラ・セレザ102
研究所代表: 南雲治嘉(デジタルハリウッド大学名誉教授)
研究内容 : デジタル色彩の体系化、デジタル色彩の応用法、
色彩教育のカリキュラム開発
設立 : 2022年1月6日
事業内容 : 色彩関連の調査分析、講座や研修の主催、デジタル色彩の応用
関連機関 : 一般社団法人国際カラーイメージ協会の
研究部門を兼ねています。
プレスリリース添付資料
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