養命酒製造株式会社調べ 原因不明の強い疲労感が「半年以上続いた経験」30代働き女子に高い傾向 心の夏バテ「気力がわかない」 働き女子の84%
2013.07.12 09:30
養命酒製造株式会社は、「猛暑襲来! 夏バテと胃腸不調に関する生活者タイプ別実態調査」というテーマで、インターネット調査を2013年6月27日~7月1日の5日間で行い、20代~50代ビジネスパーソンの男女計1,000名の有効回答を回収しました。
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原因不明の強い疲労感が「半年以上続いた経験」30代働き女子に高い傾向
疲れが続いている、胃腸がバテているなど、暑い季節に起こりがちな症状で悩むビジネスパーソンが増える夏、養命酒製造株式会社はビジネスパーソンの夏バテと胃腸に注目し、ビジネスパーソンの夏バテと胃腸不調の実態を明らかにしました。
◆夏は身体の疲れを感じる ビジネスパーソンの9割、「心身ともにお疲れ」4人に3人
◆働き女子の3人に1人 夏の身体の疲れの原因は「エアコンの設定温度」
◆原因不明の強い疲労感が「半年以上続いた経験」30代働き女子に高い傾向
夏は暑さによる疲労や夏バテなどの体調不良が起こりやすい季節といわれています。ビジネスパーソンの夏バテと胃腸不調の実態を明らかにするため、全国の20歳~59歳のビジネスパーソン男女1,000名に、夏に感じる身体や心の「疲れ度」について聞きました。
夏は「身体の疲れを感じる」と回答したビジネスパーソンは約9割(89.0%)となり、ほとんどのビジネスパーソンが夏に身体の疲労を感じていることがわかりました。また、夏は「身体だけでなく心の疲れも感じる」とした方は75.3%となり、ビジネスパーソンの4人に3人は、夏に心身ともに疲れを感じていることがわかりました。
また、夏に「身体の疲れを感じる」と回答した890名に、職場や就労関係での原因を聞いた(複数回答形式)ところ、1位が「仕事内容」(58.5%)、2位が「長時間労働」(42.2%)、3位が「仕事量」(41.2%)と続きました。男女別で傾向に差が見られたのは「エアコンの設定温度」で、男性で14.5%だったのに対し、女性では男性の2倍超の33.7%となり、女性の3人に1人が、夏の身体の疲れの原因のひとつが「エアコンの設定温度」であると感じていることがわかりました。
また、近年は、会社や学校に行けないほど強い疲労感に襲われる「慢性疲労症候群」も注目されていますが、「会社や学校に行けないほど強度で、日常生活に支障をきたす原因不明の疲労感」に襲われた経験があるかを、ビジネスパーソン1,000名に聞きました。そのような疲労感が「半年以上続いた経験がある」は10.6%となりました。性年代別では30代女性で高い傾向が見られ、「半年以上続いた経験がある」が20.0%となりました。
◆働き女子 夏は「胃バテ」74%、「腸バテ」68%
◆心の夏バテ「気力がわかない」 働き女子の84%
夏は暑さで疲れやすくなる季節ですが、「夏バテ」と呼ばれる食欲不振や胃腸不調、身体のだるさやめまいなどの身体の不調や、気力がわかないなどの心の不調を引き起こしやすい時期でもあります。ビジネスパーソン1,000名に、「夏バテ」症状をどの程度感じるかを聞きました。
「身体がだるい」と回答したのは89.1%となり、胃腸関連の夏バテ症状については、胃バテ(胃の不調・食欲不振)は男性で64.2%、女性で74.2%となり、腸バテ(腸の不調・下痢・便秘)は男性で58.2%、女性で67.8%となりました。
また、精神的な夏バテ症状として、「気力がわかない」については、男性で74.2%、女性で84.2%となりました。
全般的に、女性の方が男性より夏バテ症状を感じる割合が高くなっており、女性の方がより暑気あたりしやすい傾向にあることを窺わせる結果となっています。
~~ビジネスパーソンのライフスタイル別 夏バテ傾向~~
夏バテ症状は、ビジネスパーソン個人の性格やライフスタイル、体質などのタイプによって傾向が異なるのでしょうか。ビジネスパーソン1,000名に対し、ビジネスシーンにおいて自分自身に近いと思うタイプを質問した上で、回答タイプごとの夏バテ症状の差を見てみました。
【ワークスタイル別 夏バテ傾向「頑張り過ぎタイプ」VS「ほどほどタイプ」】
◆「頑張り過ぎタイプ」は「ほどほどタイプ」より夏の胃バテ率が高め
ビジネスシーンにおけるワークスタイルタイプで、夏バテ症状を比較すると、胃バテは【頑張り過ぎタイプ(590名)】で74.1%、【ほどほどタイプ(410名)】で62.2%となりました。仕事の頑張り過ぎによる疲労の蓄積が、夏バテによる胃腸不調に影響している可能性もありそうです。
【性格タイプ別 夏バテ傾向:「アドレナリンタイプ」VS「冷静沈着タイプ」】
◆「アドレナリンタイプ」は「冷静沈着タイプ」より夏の腸バテ率が高め
ビジネスパーソン個人の性格的な側面として【アドレナリンタイプ】と【冷静沈着タイプ】では、傾向の差はあるのでしょうか。腸バテは【アドレナリンタイプ(420名)】で68.1%だったのに対し、【冷静沈着タイプ(580名)】では59.3%となり、差が見られる結果となりました。
【夏の生活(食べ物編)タイプ別 夏バテ傾向:「夏はガッツリ派」VS「夏はアッサリ派」】
◆夏の食生活「アッサリ派」は「ガッツリ派」より胃腸バテを感じがち
ビジネスパーソンの夏の食生活をタイプ分けし、夏バテ症状の傾向の差を見ました。胃バテは【夏はアッサリ派(606名)】で77.4%、【夏はガッツリ派(394名)】で56.6%となり、約20ポイント差が出る結果となりました。
また、腸バテについても、【夏はアッサリ派】が69.1%に対して、【夏はガッツリ派】で53.6%となり、約15ポイント差が出ています。【夏はアッサリ派】は、夏バテの胃腸不調を緩和する為にアッサリした食事を心がけているのかもしれません。
【夏の生活(飲み物編)タイプ別 夏バテ傾向:「飲料水は常温タイプ」VS「飲料水は冷え冷えタイプ」】
◆「飲料水常温派」は3人に1人、腸バテの予防措置実行?
最近はコンビニエンスストアでも常温タイプの飲料が見られますが、飲料水の温度の好みも人それぞれです。飲料水が「常温」が好きな人と「冷え冷え」が好きな人では、夏バテ傾向に差はあるのでしょうか。
飲料水の温度の好みのタイプを聞いたところ、【常温タイプ】は32.8%、【冷え冷えタイプ】は67.2%となり、3人に1人は、飲料水は常温を好むとの結果となりました。
飲料水の温度の好みのタイプ別に夏バテ傾向を見ると、腸バテは【冷え冷えタイプ(672名)】が59.2%だったのに対し、【常温タイプ(328名)】で70.8%となりました。腸バテを感じやすい体質の人が予防の意味も込めて、冷え冷えではなく、常温の飲料水を選んでいるのかもしれません。
【夏の生活(室温)タイプ別 夏バテ傾向:「エアコン温度設定22度タイプ」VS「エアコン温度設定28度タイプ」】
◆エアコン28度派が6割で22度派よりも優勢、28度派が胃バテ率若干高め
オフィス内でも好みが分かれるエアコンの設定温度。温度設定の好みのタイプを聞いたところ、【エアコン設定温度28度タイプ】が60.2%、【エアコン設定温度22度タイプ】が39.8%となりました。夏バテ症状の傾向を見ると、胃バテは【エアコン設定温度28度タイプ(602名)】で70.8%、【エアコン設定温度22度タイプ(398名)】で66.8%となり、腸バテは【エアコン設定温度28度タイプ】で62.5%、【エアコン設定温度22度タイプ】で63.8%となっています。
【夏の生活(睡眠編)タイプ別 夏バテ傾向:「安眠快眠タイプ」VS「睡眠不足タイプ」】
◆「睡眠不足タイプ」は夏の腸バテ7割
夏バテ症状は、充分な睡眠時間を取っているかによって影響があるのでしょうか。睡眠のタイプ別に夏バテ症状の傾向を見ると、【睡眠不足タイプ】では様々な夏バテによる不調症状を感じる割合が高く、胃バテは【睡眠不足タイプ(625名)】で75.1%、【安眠快眠タイプ(375名)】で59.5%と約15ポイントの差となり、腸バテは【睡眠不足タイプ】で70.6%、【安眠快眠タイプ】で50.4%と約20ポイントもの差が開く結果となりました。睡眠不足は、夏バテによる様々な不調を引き起こす要因のひとつとなっている可能性が窺えます。
【体質別 夏バテ傾向:「冷え症タイプ」VS「冷え知らずタイプ」】
◆「冷え症タイプ」 夏の頭痛・めまい7割、胃バテ7割半、腸バテ7割弱
◆「冷え症タイプのエアコン22度派」は要注意 腸バテ率が7割強と突出
暑い季節において、「冷え症」は身体の不調の原因になっているのでしょうか。体質別に夏バテ症状の傾向を見ると、頭痛・めまい症状を感じる割合は、【冷え知らずタイプ(537名)】で53.3%であったのに対し、【冷え症タイプ(463名)】では70.0%となり、約16ポイント差が出る結果となりました。胃バテは【冷え症タイプ】で76.1%、【冷え知らずタイプ】で63.3%となり、腸バテは【冷え症タイプ】で68.5%、【冷え知らずタイプ】で58.3%となっています。夏バテ症状としての頭痛やめまい、胃腸不調を感じる割合は、【冷え症タイプ】で高い傾向が見られ、夏の胃腸不調に冷え症体質が関係していることが窺える結果となっています。また、【冷え症タイプかつエアコン設定温度22度タイプ(150名)】は腸バテの割合が7割強(72.6%)と特に高い結果となりました。
◆30代以上の働き女子 「ソーシャル疲れ」が約半数
◆50代働き女子の4人に1人「スマホゲームアプリ疲れ」
◆子どもを持つ働きママの8割強が「公共料金値上げ疲れ」を実感
◆ビジネスパーソンの8割が社会保険料負担増に心理的疲労
◆50代ビジネスパーソンの半数 「日経平均乱高下疲れ」
毎日の生活の中では、身体的な疲労以外に、心の疲労を感じることもあるのではないでしょうか。ビジネスパーソン1,000名に、生活や経済環境を背景にした心の疲労について聞いてみました。
ビジネスシーンにおいて、SNSを利用するシーンが高まりつつありますが、「ソーシャル疲れ」について聞いたところ、「感じる」割合は39.7%となりました。また、30代以上の女性で「ソーシャル疲れ」を感じる人がより多い傾向が見られ(女性30代で47.2%、40代で47.2%、50代で50.4%)、30代以上の女性の約半数が「ソーシャル疲れ」を感じている結果となりました。また、スマホゲームで気分転換をするビジネスパーソンも増えていますが、50代女性では逆に疲れを感じている割合も高い傾向で、「スマホゲームアプリ疲れ」は4人に1人(24.0%)となりました。
また、経済環境として「公共料金値上げ疲れ」について聞いたところ、「感じる」割合が7割(70.9%)となりました。特に、子どもを持つ働きママではその傾向が高く、81.7%となっています。
そして、「社会保険料負担増疲れ」については、「感じる」割合が8割(79.7%)となり、大半のビジネスパーソンが社会保険料負担増について、心理的に疲労を感じている結果になりました。また、「景気停滞疲れ」、「為替乱高下疲れ」、「日経平均乱高下疲れ」を感じている50代ビジネスパーソンの割合は高く、それぞれ82.0%、50.4%、49.6%となり、現在の経済環境に対して精神的疲労を感じている実態が窺い知れる結果となりました。
◆夏バテシーズン 20代の理想のデート「映画鑑賞」、7人に1人が選ぶ「ゲームプレイ」
◆50代の理想のデート 夏バテで胃腸バテでも5人に1人が選ぶ「ビヤガーデン」
暑さによる夏バテで胃腸もバテている時、デートスポットとしてはどのような場所が最適なのでしょうか。
ビジネスパーソン1,000名に、暑さによる夏バテで胃腸もバテている時の「理想のデートプラン」について聞いた(複数回答形式)ところ、第1位が「美術館・博物館・水族館」(46.9%)、第2位が「夜景展望スポット」(43.7%)、第3位が「映画鑑賞」(42.0%)となりました。屋内で楽しめるインドアのデートや、夜に楽しめるデートが人気となっているようです。男女別では傾向が異なり、男性1位は「夏祭り・花火鑑賞」(43.0%)となりましたが、女性1位は「美術館・博物館・水族館」(56.4%)となっています。年代別では、20代で1位は「映画鑑賞」(46.8%)、30代・40代で1位は「美術館・博物館・水族館」(30代:53.2%、40代:45.6%)、50代で1位は「夜景展望スポット」(44.4%)となりました。また、20代の特徴として、男女ともに7人に1人(14.4%)が理想のデートプランとして、「テレビゲーム・携帯ゲームプレイ」を選び、50代の特徴としては、5人に1人(20.8%)が「ビヤガーデン」を選ぶなど、年代ごとの好みのデートプランも明らかになりました。
◆夏バテ知らずの『夏オトコ』1位は「桑田佳祐さん」、女性が選ぶ1位は「坂口憲二さん」
◆蒸し暑さも忘れる『涼オトコ』1位は「向井理さん」
ビジネスパーソン1,000名に、男性有名人の中で「夏バテ知らずの『夏オトコ』のイメージに合う人」を自由回答形式で聞いたところ、トップは「桑田佳祐さん(サザンオールスターズ)」でした。以下2位は「松崎しげるさん」、3位は「伊藤英明さん」となりました。男女別でみると、男性が選ぶ1位は「松崎しげるさん」、女性が選ぶ1位は「坂口憲二さん」という結果となりました。
そして、「男性有名人の中で、蒸し暑さも忘れさせる、爽やかな『涼オトコ』のイメージに合う人」を自由回答形式で聞いたところ、トップは「向井理さん」でした。そして2位は「福山雅治さん」、3位「三浦春馬さん」と続いています。男女別でもツートップの顔ぶれに変化はありませんでしたが、3位以下は異なり、男性が選ぶ3位は「速水もこみちさん」、女性が選ぶ3位は「三浦春馬さん」となりました。
◆夏バテ知らずの働き女子 「江角マキコさん」「綾瀬はるかさん」「ローラさん」
◆夏バテも癒される働き女子 「綾瀬はるかさん」「新垣結衣さん」「石原さとみさん」
ビジネスパーソン1,000名に、「猛暑でも元気で、夏バテ知らずの働き女子」のイメージに合う人を、女性タレントの中から選んでもらったところ、1位は「江角マキコさん」、2位は「綾瀬はるかさん」、3位は「ローラさん」となりました。また、「職場にいたら、夏バテも癒される働き女子」のイメージに合う人では、1位は「綾瀬はるかさん」、2位は「新垣結衣さん」、3位は「石原さとみさん」となりました。綾瀬はるかさんは、両方のベスト3にランクインしましたが、NHK大河ドラマ「八重の桜」など多数のドラマや映画で活躍する綾瀬はるかさんの姿には、『強さ』と『優しさ』の両方を兼ね備えた女性像を強く感じている方も多いのではないでしょうか。
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