12~20世紀の東アジアで描かれた、多彩な犬と猫の絵画が勢ぞろい! 「特別展 いぬねこ彩彩―東アジアの犬と猫の絵画―」を開催します
~重要文化財5件、重要美術品1件を含む計63件を展示~
2023.10.04 16:00
近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2023年10月7日(土)から11月12日(日)まで、「特別展 いぬねこ彩彩―東アジアの犬と猫の絵画―」を開催いたします。
人間の親愛なる友として、今も昔も愛されてきた犬と猫は、東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しました。それらは、心和む愛らしい姿だけを求められて生まれたのではなく、日々の幸福への祈りや異国への憧れ、権威の象徴、社会風刺など、人間の様々な思いを託されることで、しばしば描かれてきたのです。
本展観では、中国、朝鮮半島、日本における、12~20世紀に制作された犬図・猫図を一堂に展示します。重要文化財5件、重要美術品1件を含む、計63件を通して、東アジアで花開いた豊かな動物画の展開をお楽しみください。
詳細は別紙の通りです。
【図1】
老圃秋容図 沈南蘋筆
中国・清時代
静嘉堂文庫美術館蔵(画像提供:〔公財〕静嘉堂/DNPartcom)
【図2】
花下遊狗図 李巌筆
朝鮮・朝鮮王朝時代
日本民藝館蔵
【図3】
時雨狗子図 円山応挙筆
日本・江戸時代
府中市美術館蔵
別紙
<1> 展覧会詳細について
1.名称 特別展 いぬねこ彩彩―東アジアの犬と猫の絵画―
2.会期 2023年10月7日(土)~11月12日(日)
※会期中、展示替えあり。
前期:10月7日(土)~10月22日(日)
後期:10月24日(火)~11月12日(日)
3.休館日 毎週月曜日
(ただし10月9日〈月・祝〉は開館し、翌10日〈火〉が休館)
4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
5.入館料 一般 950円 高校・大学生 730円 小学・中学生 無料
6.共催 毎日新聞社
7.出陳品数 63件
*主な展示作品
◎=重要文化財 ○=重要美術品
【中国の犬と猫の絵画】
◎蜀葵遊猫図・萱草遊狗図 伝毛益筆 南宋時代(12世紀) 大和文華館蔵
・犬図 李迪筆 南宋時代(13世紀) 個人蔵【前期展示】
○春苑遊狗図 紀鎮筆 明時代(15~16世紀) 黒川古文化研究所蔵
◎猫児図(「安晩帖」第9図) 八大山人筆 清・康熙33年(1694) 泉屋博古館蔵
・老圃秋容図 沈南蘋筆 清・雍正9年(1731) 静嘉堂文庫美術館蔵
【朝鮮半島の犬と猫の絵画】
・花下遊狗図 李巌筆 朝鮮・朝鮮王朝時代(16世紀半ば) 日本民藝館蔵
・猫図 朝鮮・朝鮮王朝時代(18世紀) 高麗美術館蔵
【日本の犬と猫の絵画】
・「李迪犬図」模本 狩野探幽模 日本・江戸時代(17世紀) 個人蔵【後期展示】
・倣李迪狗子図(「和漢流書手鑑」より)狩野常信筆 江戸・宝永元年~6年(1704~09)頃 個人蔵
・百流之絵鑑 狩野昌運筆 日本・江戸時代(17~18世紀) 福岡市美術館蔵
・松下麝香猫図屏風 伝狩野之信筆 日本・室町時代(16世紀) サントリー美術館蔵
・犬図 俵屋宗達筆 日本・江戸時代(17世紀) 西新井大師總持寺蔵
・狗子図 与謝蕪村筆 日本・江戸時代(18世紀) 個人蔵
・時雨狗子図 円山応挙筆 江戸・明和4年(1767) 府中市美術館蔵
・親子犬図 張月樵・長沢蘆雪筆 日本・江戸時代(18世紀後半) 個人蔵
・厖児戯箒図 伊藤若冲筆 日本・江戸時代(18世紀) 鹿苑寺蔵
<2> 会期中のイベントについて
1.講演会「かわいいだけじゃない―いぬねこの本流 日本の犬猫表現の展開における狩野派の役割」
(1)日時・場所 11月5日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 神戸大学大学院 人文学研究科 専任講師 野田 麻美氏
2.日曜美術講座「中国と朝鮮半島の犬図・猫図について」
(1)日時・場所 10月15日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館 学芸員 都甲さやか
3.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日 午後2時から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部
4.無料招待デー 10月31日(火)大和文華館開館記念日
※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の定員は100名です。(当日先着順。予約不要)
以 上
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