4社共同開発≪コスモボックス Esperanza≫、販売開始及びデモンストレーションのご案内

報道関係者各位
プレスリリース                浜松メトリックス株式会社
                     有限会社リヴィールラボラトリ
                   株式会社カレッジ・マスターハンズ
                       株式会社ウェーブフロント
                            2005年11月17日
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国産の超高速流体シミュレータ≪コスモボックス Esperanza≫4社共同開発
    来春販売開始のご報告 及び デモンストレーションのご案内
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有限会社リヴィールラボラトリ(代表取締役COO:田中 泰生、東京都文京区)、
株式会社カレッジ・マスターハンズ(代表取締役:竹田 一雄、神奈川県座間市)、
浜松メトリックス株式会社(代表取締役社長:一藤 克己、静岡県浜松市)及び
株式会社ウェーブフロント(代表取締役:柴田 一美、神奈川県横浜市)は、4社
共同で、専用超高速計算機GRAPE-6を利用した国産の流体シミュレータ
≪コスモボックス Esperanza(エスペランザ)≫を開発しました。

シミュレータ イメージ図
シミュレータ イメージ図

東京大学大学院理学系研究科天文学専攻:牧野助教授らが開発した≪GRAPE-6≫、
横浜国立大学大学院工学研究院機械システム工学コース:亀本喬司教授が開発
した流れ解析アルゴリズムである≪渦法≫といった大学発の技術を結集する事
で圧倒的なパフォーマンスが可能となりました。
今後は、高速なシミュレーションが要求される自動車業界(使用例:自動車設
計の際の空力シミュレーション)を主なターゲットとして、販売して参ります。

■≪コスモボックス Esperanza≫の特徴
従来、複雑な非定常流の解析に適した渦法による流れのシミュレーションでは、
多大な計算時間がボトルネックとなっていました。今回≪GRAPE-6≫を採用す
ることで、そのボトルネックを解消することに成功、既存の流体シミュレータ
と比較して、最終的には計算時間を数十倍短縮する事を目指しています。
≪GRAPE-6≫を搭載したパーソナルコンピュータベースのクラスタシステムと
一体化し、≪コスモボックス Esperanza≫として、2006年4月頃、
株式会社ウェーブフロントより販売を予定しております。

また、第3回渦流れ・渦モデル国際会議(日程:2005年11月21~23日、横浜シ
ンポジア)会場内にてデモンストレーションを実施する予定です。
URL: http://www.fluid.me.ynu.ac.jp/icvfm2005


■各社の役割分担について
≪GRAPE-6≫ハードウェア製造         浜松メトリックス株式会社
ミドルウェア相当部分の開発
(ハードウェアとアルゴリズムを繋ぐソフトウェア部分)
                     有限会社リヴィールラボラトリ
流体解析のアルゴリズム担当      株式会社カレッジ・マスターハンズ
販売およびサポートを担当           株式会社ウェーブフロント


■≪GRAPE-6≫および浜松メトリックスについて
URL: http://www.metrix.co.jp/
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の牧野助教授らが開発した専用計算機。
重力多体問題の計算では世界最速を誇ります。≪GRAPE-6 BL4≫と呼ばれる、
パーソナルコンピュータ拡張ボード型のシステムは、1ボード当たり最大130ギガ
フロップスの性能を有します。浜松メトリックスは、GRAPE6 BL4のハードウェア
製造を担当しております。

■有限会社リヴィールラボラトリについて
URL: http://www.reveal-lab.com/
2002年4月、東京大学理学部天文学系の学生らによって創業されたソフトウェ
ア会社。サイエンスの現場で誕生した要素技術につき、産業分野やエンター
テインメント分野における応用用途を発見し、ユニークなプロダクトを生み出
しております。現在はGRAPE-6を用いたハイパフォーマンスコンピューティン
グ用ソフトウェア、ロボット向けソフトウェア・エンターテインメントソフト
ウェア(ゲーム)を開発しております。

■≪渦法≫およびカレッジ・マスターハンズについて
URL: http://www.cmhands.com/
横浜国立大学大学院工学研究院機械システム工学コースの亀本 喬司教授らが
( http://www.me.ynu.ac.jp/faculty/thermo/kamemoto/kamemoto.html )開発
した流れ解析法で、流体中の渦度の分布を微小な渦要素で表し、その運動を追
跡することで、速度場や圧力場を計算するラグランジュ的手法。
オイラー的手法の差分法や有限要素法とは異なり、空間に格子を形成する必要
がない、数値積分主体の計算手法のため安定性が良い、乱流モデルの導入が不
要などの利点があります。この技術の応用を目指して、大学発ベンチャー企業
として株式会社カレッジ・マスターハンズは設立されました。

■株式会社ウェーブフロントについて
URL: http://www.wavefront.co.jp/
1990年3月、エンジニアによるエンジニアのための組織づくりを目標として創設。
以来、技術力の向上に全力を注ぎ、科学技術・エンジニアリングシミュレーション
のソフトウェア開発・販売からコンサルティングまで幅広く手がける精鋭集団
として活躍しています。

■本プレスリリースに関するお問い合わせ================

有限会社リヴィールラボラトリ 担当: 田中 泰生
E-MAIL: info@reveal-lab.com
TEL  : 03-5840-9601
FAX  : 03-5840-9677

カテゴリ:
技術・開発
タグ:
技術・テクノロジー
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