生活者一人ひとりにあった地域の情報やサービスを届ける スマートシティポータルアプリ「EYE-Portal(TM)」を提供開始
~地域活性化に加え、災害時のフェーズフリー※の活用に仙台市へ提供予定~
株式会社NTTデータ東北は、株式会社NTTデータ関西が2023年10月から提供を開始しているスマートシティポータルアプリ「EYE-Portal(TM)」を活用したサービスを、宮城県仙台市へ2024年3月から提供することが決定しました。
「EYE-Portal」は、防災をはじめとしたスマートシティに関するサービスに加え、地域の企業や団体が提供する情報やサービスを連携し、生活者一人ひとりの興味関心、ヘルスケア志向に見合った情報やサービスを提供できる総合ポータルアプリ(スーパーアプリ)です。近年、内閣府が推進しているデジタル田園都市国家構想の施策の一環として、スマートシティモデルの構築に活用することができます。
近年、多種多様なサービスが増え、生活が便利で豊かになる一方、情報過多や様々なサービスが行き交い、市民や来街者が自分に必要な情報やサービスにアクセスしづらいという課題があります。
本サービスを通して、自治体・地域企業・生活者間をシームレスにつなげることで、スマートシティ関連のサービスや地域企業のサービスが融合された多くの情報の中から、利用者は自分に有益な情報のみをスムーズに受け取ることができます。これにより、ユーザーによるサービスの利用が活性化し、生活者は「生活の質の向上」、自治体・地域企業は「地域経済の活性化」といった付加価値を享受することができます。また、日常生活に必要な情報発信に留まらず、防災・減災の備えの情報を織り込みながら、日常と災害時等の非日常を「フェーズフリー※」につなぎ、安心して豊かに暮らせる社会の実現に寄与します。
今後、NTTデータ東北およびNTTデータ関西は、本サービスの提供を通して「より住民の視点を取り入れたITによる社会課題の解決」と「生活者のWell-Being向上」に貢献できるようスマートシティモデル構築のサービスの充実を図ります。
【スマートシティポータルソリューション「EYE-Portal」 概要】
URL: https://www.nttdata-kansai.co.jp/eye-portal/
「EYE-Portal」は、様々な情報やサービスを融合し、一人ひとりの生活に密着したサービスを提供できる、生活者と自治体・地域企業をつなぐスマートシティポータルアプリです。
生活者は、本アプリをインストールし、ユーザー属性の設定やスケジュールの登録を行うことで、地域のサービスや個人にパーソナライズされたおすすめ情報を一元的に利活用できます。
地域活性化を目指す事業者は、本アプリのユーザーの利用頻度や傾向をもとに、一人ひとりに合わせた最適な情報やサービスを提供できます。
■主なメリット
(1) スマートシティの取り組みの第一歩として簡単に導入可能
総合ポータルアプリのパッケージとして、地域活性化を目指す事業者は各種設定を行うだけで利用を開始することができます。モビリティ・ヘルスケアなどのスマートシティで取り組んでいる実証実験の窓口とすることで、生活者は一つひとつのサービスを別々にインストールすることなく本アプリ一つで完結して利用できます。
(2) 生活者にとって身近なサービス
iOSとAndroidでのアプリ提供により、リアルタイムな情報をプッシュ通知で情報発信することができます。また、登録された各種情報に基づき、利用者一人ひとりに合わせた販促活動やボランティア、防犯、福祉など様々なサービス提供に利活用できます。
(3) 企業との連携による地域経済の活発化
地域のお祭りや特売といった情報を必要としている生活者に提供し、その情報が生活者のカレンダーへ登録されることで行動予測から企業サービスへの連携につなげることが可能になります。これにより、生活者の認知度向上や行動変容による地域経済への活性化を促進することで、持続的なスマートシティサービスを実現します。
※フェーズフリー・・・日常と災害時等の非日常の区切りをなくし、日常で活用できるものを災害時にも役立てようとするもの。
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