ニューロシューティカルズ、栄養チューブ先端位置確認システム「タムガイド(R)」を発売

2023.11.16 09:30

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医療機器ベンチャー企業の株式会社ニューロシューティカルズ (本社：東京都文京区、代表取締役：三池信也、以下「NCI」)は、「タムガイド(R)」を構成する、「タムガイド(R)光源装置」および「タムガイド(R)ファイバー」を、10月17日(火)に販売開始いたしました。

タムガイド販売開始

【開発の背景】

経口的な食事摂取が困難な患者さんにおける栄養管理では、その投与方法として、しばしば鼻から胃に栄養チューブを挿入し栄養剤を投与する経鼻胃管法が用いられます。しかしながら、栄養チューブの先端が胃ではなく気管側に挿入されていたことに気づかないまま栄養剤を注入したことによる医療事故が発生しています。これを防ぐため、医療現場では胃液の吸引や吸引液のpH値の確認、X線撮影による先端位置の確認などが行われていますが、依然として誤挿入事例が報告されています。

このような医療ニーズに対してNCIは、栄養チューブ内に挿入した光ファイバーの先端から発する生体透過光を体外から目視することにより、栄養チューブ挿入時の先端位置を確認できる医療機器を、発売元の株式会社大塚製薬工場(本社：徳島県鳴門市、代表取締役社長：小笠原信一)と共同開発いたしました。なお、開発されたタムガイドは2020年度の東京都が主催する「世界発信コンペティション」製品・技術部門にて優秀賞を獲得しています。

タムガイド製品本体

【製品概要】

NCI独自の集光技術を応用し、光源に生体透過性の高い赤色光を採用した「タムガイド光源装置」と、再利用による感染を回避する目的の検知機能を付加した滅菌済の「タムガイドファイバー」から構成されます。生体を透過しやすい波長を用い、簡便に体外から栄養チューブの先端を視認できるようにいたしました。またNCIはどのような場所でも使用できるように持ち運びができるポータブル光源を設計しました。これにより100Vのコンセントがない場所でも使用出来ます。栄養チューブの先端が光ることにより、体の外から先端位置を確認できることは、これまでになかった方法であり革新的医療機器に匹敵する製品となります。

タムガイド(R)光源装置

医療機器区分　　　　　　：一般医療機器

クラス分類　　　　　　　：クラスI

外形寸法　　　　　　　　：全長127.5mm、外径34mm

重量　　　　　　　　　　：約194g(バッテリーを含む)

メーカー希望価格(税抜き)：400,000円

医療機器区分　　　　　　：一般医療機器

クラス分類　　　　　　　：クラスI

外形寸法　　　　　　　　：外径： 1.0mm 全長1,300mm

　　　　　　　　　　　　：外径： 1.5mm 全長1,300mm

メーカー希望価格(税抜き)：23,000円／1箱(10本入)

■会社概要