モダンタンゴの巨匠“ピアソラ”の最高傑作!「座・高円寺2」にて 歌劇『ブエノスアイレスのマリア』が12月15日に再演
~タンゴの見た夢が劇場に溢れ出す、 死と生誕の悲しくも美しいもう一つのクリスマス~
南米音楽による演奏及び公演事業を行う株式会社Tango Querido(タンゴケリード、所在地:東京都練馬区、代表取締役:柴田 奈穂)は、2023年12月15日(金)に「座・高円寺2」(所在地:東京都杉並区高円寺)にて、歌劇『ブエノスアイレスのマリア』を再演いたします。
出演者14名、ピアソラとフェレールの金字塔で味わう特別なクリスマスをお楽しみください。
◎2021年の感動をもう一度
2021年、モダンタンゴの巨匠ピアソラの作曲した歌劇「ブエノスアイレスのマリア」を上演するために発足したタンゴケリードが、その年生誕100周年のクリスマスに、日本で初めてオペラ形式で行なった舞台は、鳴り止まない満場のスタンディングオベーションと高品質な配信も話題となり、歴史的な公演となりました。ラジオや雑誌メディアでも高い評価を得た、その音楽チームが今年再結集。
ピアソラの中にも脈々と受け継がれていた古典からのタンゴを熟知したミュージシャン/研究家が主軸になり集結した形になっているからこそ、さらに真髄に迫る、劇場型コンサートとして、「ブエノスアイレスのマリア」がかえってきます。
◎「ブエノスアイレスのマリア」とは
1968年にスランプに陥っていたピアソラが詩人のオラシオ・フェレールと組んで発表し、スランプから見事に脱却したことで知られるオペリータ(小オペラ)です。インストゥルメンタル3曲、歌と朗読入り12曲からなる組曲となっています。この演目が初演時点でのピアソラの集大成であり、現在でもこの組曲から取り出されて演奏されることも多い「フーガと神秘」などを含んでいたことからもわかるように、ピアソラの人生を語る上でも非常に重要な作品です。全編にわたり、場末感と悲しみが空気を覆っていますが、救いのように光るピアソライズムが感じられます。非常に抽象的なストーリーではありますが、その人気は世界的にも衰えていません。この作品があまり日本で演奏されてこなかった理由に、楽譜の入手困難、版権のことに加えて、大編成ゆえに費用がかかることがあげられます。今回のタンゴケリード公演は、本作でドゥエンデを演じる西村秀人による新訳を投影すると共に、照明の効果を交えてお届けする劇場型コンサートです。
◎あらすじ
神様が泥酔した日に生まれたマリアは、田舎から都会に出てきてバンドネオンに堕落させられ死んでしまいます。しかし、その魂は影となって街をさまよい、最後には処女でありながら身ごもり、新しい命(女の子)をクリスマスに出産します。彼女の人生は終わったのか、それともこれから全てが始まるのか…
◎この物語のポイント
主人公のマリアは、タンゴそのものを擬人化した存在であり、キリストの受難や復活になぞらえて、キリストではなくそれをマリアに置き換え、タンゴの背負った運命を表しています。このメタファーと音楽、歌手2名、朗読1名、器楽奏者11名と群読、そしてこだわりの字幕があなたを場末のブエノスアイレスへ案内します。発表された1968年当時は、テレビの普及、ビートルズの台頭など、タンゴにとっては存続をかけた受難の時代でした。それを聖書の創世記・受難と復活・生誕の物語とリンクさせながら、語り部のドゥエンデ(作者初演時は作詞のオラシオ・フェレール本人が担当)が紡いでゆきます。「男の子ではなく、女の子が生まれたから」と言って泣いて帰る天使、飼い葉桶(馬小屋で生まれたキリストがベッドがわりに寝かされました)さえ用意されていない屋上での出産などなど、神に愛されたキリストとの対比が度々登場し、場末感と悲哀を強調しているのが面白いところです。
◎「ブエノスアイレスのマリア」継続プロジェクトクラウドファンディングへご支援のお願い
タンゴケリードでは、この作品の魅力を広げたい気持ちで、今年赤字覚悟の開催を決めました。将来的にはベートーヴェンの第九のように季節恒例のコンサートとして、多くの音楽ファンのみなさまに親しんでいただける演目に育てることが目標です。今回の上演資金の確保、東京以外の場所での上演を実現するため、クラウドファンディングを開始しました。本プロジェクトは12月13日23:59まで実施しています。
上演チケット・配信チケットをはじめ、さまざまなリターンを心を込めてご用意させていただきました。この最高傑作の魅力を広げたい。ぜひあなたのあたたかなご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
●歌劇「ブエノスアイレスのマリア」特設サイト
http://tango-querido.co.jp/maria/index.html
●歌劇「ブエノスアイレスのマリア」継続プロジェクト クラウドファンディングサイト
https://camp-fire.jp/projects/view/710381?list=projects_popular_page2
【公演概要】
歌劇「ブエノスアイレスのマリア」
アストル・ピアソラ作曲 オラシオ・フェレール作詞
コンサート形式:スペイン語上演/日本語字幕付き
開催日時 :2023年12月15日(金) 18:30 開演(18:00 開場)
会場 :座・高円寺2
所在地 :東京都杉並区高円寺北2-1-2
(JR中央線「高円寺駅」北口より徒歩5分)
●チケット:6,600円(前売)/7,000円(当日)
※全席自由
※料金は税込です。
※アーカイブ1ヶ月の配信あり。(Vimeoによる高音質高画質配信)
【出演】
小島りち子(マリア・影のマリア/歌手)
KaZZma(カントール・五役/歌手)
西村秀人(ドゥエンデ/朗読)
早川純(バンドネオン)
柴田奈穂(バイオリン)
会田桃子(バイオリン)
田中景子(ビオラ)
橋本歩(チェロ)
赤木りえ(フルート)
田中庸介(ギター)
相川瞳(ビブラフォン・シロフォンetc)
宮沢由美(ピアノ)
田辺和弘(コントラバス)
海沼正利(パーカッション)
コンサート形式です。ダンサーは出演いたしませんのでご注意ください。
プロデュース:柴田奈穂
日本語字幕 :西村秀人
主催 :株式会社Tango Querido
後援 :アルゼンチン共和国大使館
【チケット】
●チケットぴあ Pコード:253761
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2335640&rlsCd=001
●パスマーケット(スマホチケット)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02cjj9nw7za31.html
下記MAILに株式会社Tango Queridoまで、お名前、ご住所、お電話番号、枚数をお知らせください。
MAIL: tangoquerido0608@gmail.com
【公演に関しての総合お問い合わせ】
歌劇「ブエノスアイレスのマリア」公演事務局(スネークミュージック)
TEL : 03-3260-8535(平日11:00-18:00)
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